カテゴリ:Bulb/Corm/Tuber/Rhiz( 70 )

紆余曲折のアガパンサス



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2年前の大寒波で、大事にしていたアガパンサスの大株を3鉢もなくしてしまいました。
今、生き残っているのは、株の1/3がサバイブしたこのアガパンサスと、
あと小さい品種の一鉢のみです。


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このアガパンサスは一番古い株で、たぶん十数年前に植えたものだと思いますが、
大株に育って見事な花をたくさん付けてくれていたのを、
地植えにした途端に花を咲かせるのを止めてしまい、
3年後に再び鉢植えに戻して、また3年間花が咲かず、
沈黙の6年を経て、ようやく数年前からまた花を付け始めていたのに、
2年前の寒波にやられて、現在に至っています。


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昨年は生き残った株から3輪、
今年は冷夏で雨ばかりの悪天候ですが、4輪花茎を上げてくれました♪


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キッチンの外の狭い場所に置いていますので、
なかなかうまく写真が撮れないのですけれど。。。


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by lapisland2 | 2012-08-02 22:29 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(0)

小粋なクーニャンは元気です



今年もユリの季節が始まっています。
雨の降り続く中、リーガルリリーや上向きに咲くユリの仲間は咲き急いでしまい。
今はキコマユリが満開になりかけています。
小粋なクーニャンは、今年も元気いっぱいで
たくさん花を付けています。


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階段の途中の狭苦しい所では余りにも可哀想なので、
場所を移そうと思いながら、
降り続く雨で鉢を動かせないでいるうちに、
花が咲き始めてしまいました。


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キコマユリについての詳細は →■



[追記]

一番上の写真のキコマユリの後ろに写っているリーガルリリーですが、
昨年3本のうちの1本が帯化現象を起こして花がたくさん咲いたということを書きましたが、
→ 

今年は3本のうちの2本に帯化現象が出てしまいました。
昨年は24輪でしたが、今年はなんとどちらも30輪以上花を付けました。
こうなると、リーガルリリーの優雅さなんか微塵もありません。
どうやら、帯化現象を起こしてしまった株は、翌年も同様になるようです。

このままどうなるのかもう一年観察を続けようか、
それとも新しく植え直そうか、
どうしたものか迷っています。


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by lapisland2 | 2012-07-27 07:27 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(0)

雨上がりに咲くブラック・ビューティー



雨上がりの庭の奥の木陰で、なにやら怪しげな気配が・・・。
そして、このなんとも言えぬ芳しい香りは・・・。





悪天候にもかかわらず、ドラゴン・アラムが花開きました。



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花はこの世のものとは思えないほど奇怪でありながら、
妖艶な美しさがあり、雨の多い今年は特に艶々と怪しい姿を見せています。

ワインレッドのビロードのマントから、
真っ黒な長い舌が突き出ているさまは、なんともいやはや。。。
これは、いったい神の造形物なのでしょうか、
それとも悪魔の仕業でしょうか。


花が開くと、花粉の交配に必要なハエを呼び寄せるために
腐った肉のような悪臭を放ちます。
私は嗅覚が鋭い方ですが、悪臭はほんの一日ほどのことなので、
我慢できないほどでもありません。
庭の奥に植わっていることもあって、
気が付かないうちにいつの間にか花が終わってしまっていることもあります。

花期が短いので、小旅行から帰って来ると、
すでに朽ち果ててしまっていました。



切れ込みの深い波打つ葉はマーブル模様が入り、
茎にもまだら模様が入りますが、
花が終わる頃にはデレンとなって枯れてしまいます。
葉っぱ好きの私には、この奇妙な葉っぱもなかなか魅力的です。

秋には実が朱色に熟します。
根に毒がありますが、処理を施して毒性を抜いたスターチ(Arum Arrowroot)は、
飢饉の時などに小麦粉の代わりに食用にしたようです。
日本のヒガンバナの話と似ていますね。

ギリシャ、クレタ島から地中海東部、
バルカンからトルコ南西部に掛けてが自生地のようですが、
エキゾチックな見かけによらず、
ここイギリスでも南部では十分に冬越しをします。
自生地では春に花を咲かせるようですが、
イギリスでは普通6月から7月上旬頃に開花します。
自生地ではかなり巨大なプランツのようですが、
ここではそんなに驚くようなサイズにはならないようです。





学名: Dracunculus vulgaris
英名: Voodoo Lily、Dragon Lily、Dragon Arum、
    Dragonwort、 Stink Lily、Black Arum、
    Black Dragon などなど


[追記]

1.「花」と書きましたが、詳しく言うと仏炎苞と肉穂花序です。

2.下のサイトに詳しい植物図が載っていますので、参考に。
(サイトのイラストはコピーライトで保護されているために、拝借できませんので、
リンクを張っておきます。)



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by lapisland2 | 2012-07-18 18:13 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(12)

お洒落なムスカリ



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他のムスカリよりも少し遅れて咲き始めるこのムスカリは、
チューリップのように幅の広い葉なので、
花が終わった後もだらしなく寝そべったりしません。

二色使いの配色も、なかなか渋くて洒落ていますよね。

群生すると見事ですが、鉢植えにしてもすっきりしています。


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学名  Muscari latifolium
英名  Grape hyacinth
和名  ムスカリ、ブドウヒアシンス(別名)


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by lapisland2 | 2012-04-18 01:02 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(0)

4月の水仙



庭ではまだ次々と水仙が咲き続けています。
背の高い大きな花のラッパ水仙は、
風雨のきつい庭ではすぐに倒れてしまいますので、
最近はミニ水仙を植えることが多くなりました。


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小さくて可愛い'Minnow'は好きな水仙の一つです。



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Salomeは、植えた当初はもっとピンクがきつくて,
あまり好きな水仙ではなかったのですが、
年とともに淡くやさしい色になってきました。


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口をとんがらしているようなユーモラスな水仙でしょう。
「覗き屋トム」という、ちょっと意味深な名前がついています。

N.cyclamineus 'Peeping Tom'



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ミニ水仙なので、鉢植えにも向きますが、
地植えにした方がよく広がってくれます。

N.cyclamineus 'Warbler'



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これも好きなミニ水仙のひとつ、Thaliaですが、
今年はムスカリとの寄せ植えにしてみたのですが、
残念ながら水仙が先に咲いてしまいました。


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by lapisland2 | 2012-04-17 07:47 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(0)

こびとさんのアイリス

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春の訪れとともに、そっと顔を出すこの小さなアイリスも
春を告げてくれる花のひとつです。

ひと昔前、まだ日本ではこの小さな春咲きアイリスが知られていなかった頃に、
この寸詰まりの花が、ぴょこぴょこ地面から顔を出しているのを初めて見た時は、
なんとも奇妙な感じに囚われたものです。
だって、アイリスにはすっきりとした立ち姿のイメージしかなかったのですから。

今では、小さなアイリスに違和感を持つこともなく、
いつこの花がぴょこんと飛び出してくるかしらと、
楽しみに待っています。

残念なのは、なんとも花期が短いこと。
そして、うちの庭では数年で消えてしまうことが多いので、
毎年植え足す必要があります。

原産地が、コーカサス地方からトルコ、イラク北部、イラン北部・西部にかけてなので、
翌年花を咲かせるためには、夏の休眠期間中かなり乾燥気味にしなければならない
せいかもしれません。
夏が短く、8月中旬を過ぎると雨が多くなるイギリスでは、
どちらかというと、1年草扱いの球根かもしれません。

そして、花が終わるとすぐにその存在を忘れられてしまう、こんな小さな球根たちには、
周りにグリット(砂利)をばら撒いて目印にする必要がありますね。
私は、球根を植え込んだ網目状のポットを土に埋めておいて、
花が咲き終わったら、ポットを掘りあげて別の場所に移して、
乾燥気味に保つようにしています。



学名  Iris reticulata
英名  Reticulata Iris 、 Dwarf Iris、 Netted Iris.
和名   (流通名?)ミニアイリス、 小町アヤメ

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by lapisland2 | 2012-03-22 04:40 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(0)

水仙のないしょのはなしはあのねのね


今日は春分の日。
残念ながらこちらでは祝日ではありませんが、
あちらこちらで彼岸桜が満開になり、
道端のラッパ水仙も咲き始めています。

庭では'Itzim'に続いて、
咲き始めた可愛いミニ水仙 'Tête- à- Tête'が
頭を寄せ合って、内緒話を始めています。


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'Tête- à- Tête'は、1949年にAlec Grayによって作成された水仙ですが、
フランス語で Head-to-Head を意味するこの水仙は、
名前の示すように2輪が寄り添って咲くことが多いようです。

'Tête- à- Tête'などの Narcissus cyclamineusの園芸種は、
他の水仙のように数年ごとの株分けは必要ありません。
いつ植えたのか思い出せないくらいになって、
ようやく株分けをする程度でいいので、
ぐうたらな私には持って来いの水仙かもしれません。


学名  Narcissus cyclamineus 'Tête- à- Tête' (AGM)

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by lapisland2 | 2012-03-21 06:45 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(0)

あの日から一年が過ぎて・・・




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あの日からちょうど一年の3月11日。
この春最初の水仙が咲き始めました。


元気な黄色い水仙は、東北の地にもきっと、
いのちは蘇ること、
季節は必ず巡ってくることを
告げに来てくれることでしょう。



再生を心から祈りながら。。。










学名:  Narcissus cyclamineus 'Itzim'
英名:     daffodil , Cyclamineus Narcissi
和名:  ラッパ水仙 (喇叭水仙)


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by lapisland2 | 2012-03-15 09:20 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(0)

早春に咲くスノーフレーク

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スノードロップを追いかけるかのように、
スプリング・スノーフレーク Leucojum vernum が、可愛い花を咲かせています。
スノードロップとそう違わないくらい小さいので、
同時に咲いても、そんなに違和感はないのですが、
それ故に、この二つの花を混同する人も結構いるようです。

スノードロップが清楚で可憐な花だとすると、
このスノーフレークは、可愛い花の一言に尽きますね。
広げた小さなペチコートのすそに、点々と黄色かグリーンのドットが入るのが、
なんとも言えず愛嬌があります。
スノードロップとともに、春の訪れを告げてくれるうれしい花のひとつです。
小さいので、屈まないと気がつきませんが、
スミレに似た甘い香りがあります。


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ヨーロッパの西部から中部にかけてが自生地になりますが、
半日陰で、湿気の多い場所であれば、よく広がってくれます。
込み合ってきたら、5~6月に株分けをしてすぐに植え替えます。

スノーフレークと言うと、日本でもこちらでも、
夏に咲くもっと背の高い L. aestivumを指すことが多いのですが、
まだ寒さ厳しい頃に咲くこの小さなスノーフレークは、
夏のスノーフレークとはまた違った趣で、なかなかいいものです。


学名  Leucojum vernum
英名  Spring Snowflake

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[追記]

Spring Snowflake・・・ Leucojum vernum
Summer Snowflake・・・ Leucojum aestivum
Autumn Snowflake ・・・ Leucojum autumnale


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by lapisland2 | 2012-03-11 04:22 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(0)

雪の妖精・スノードロップ



寒の戻りで、また寒くなっているイギリスですが、
スノードロップたちは、まだ元気に咲き続けています。


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上の2つはふつうのスノードロップG.nivalis。
小さいけれど、一番可憐なスノードロップです。



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可愛いダブルの花 G.'Flore Pleno'は、よく増えてくれます。


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すっきりした立ち姿のG.'Atkinsii'.


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G.'Lynne'は背が高く、葉っぱも幅が広いのでよく目立ちます。

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中はこんな風。
(可憐な花に似つかわしくない誰かさんの大きな手がにょっきりで、失礼!)


これ以外にも何種類かのスノードロップを植えていますが、
なにしろ品種が多いので、名札を失くすとよほど特徴のあるものでない限り、
どれがどれやら。。。
でも、花の大きさだけではなく、
それぞれに微妙なマーキングの違いなどがあるところが、
可憐なだけでなく、面白いところでもありますね。

19世紀に、 Galanthophilia と呼ばれるスノードロップマニアの人たちが、
この花に夢中になったのもわかる気がします。

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by lapisland2 | 2012-03-07 07:30 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(0)