5月の庭から ライラックの咲く頃
少し気温が上がって来たので、慌てて花を咲かせたり、
フロストでやられてしまったあとに次の新芽を出す準備をしています。
とは言っても、まだ明け方は6~7℃まで下がるので、準備は少しずつ少しずつ。
手助けをする人間側も、アガパンサスなどはフリースをかけたり外したり、
4月に買い込んだハンギングバスケット用のプランツもグリーンハウスに入れたり出したり。

大急ぎで花を開き、大急ぎで散って行きました。
このライラックは開花する前の濃い紫の時が一番好みですが、
開き切ると平凡なライラック色になってしまうのが残念。
木が大きいのでなかなか全体を撮ることができませんが・・・。
(逆光で、画像が随分暗いですねぇ。)

こちらの人はピンクのモンタナが好きなのか、どの家の庭にもありますが、
白花を植える人は少ないようです。
これはClematis montana 'Grandiflora'
満開になると甘い香りが漂います。

今年もまた花後は天に向かって駆け上ることでしょう。
やれやれ。

ソロモンシールがたくさん伸びています。
今年は50本以上になりました。
その陰でマルタゴンリリーの芽が伸び始め、
Ragged robin(Lychnis flos-cuculi)の花が咲き始めています。
日陰のグランドカバーはロンドンプライド、アジュガ、ウッドラフやユキノシタなど。


庭に放すと広がって手がつけられなくなるので、鉢囲いですが、
葉っぱばかりになって来たので株分けが必要なようです。



Rosa 'Madame Alfred Carriere'
なんだか庭が白々としていて、さびしいですねぇ。。。
by lapisland2 | 2017-05-15 22:34 | 四季の庭 | Trackback | Comments(6)
青や紫、白の花がたくさんですが、考えてみれば我が家の庭もバラを除けばやはりそうだと気付きました。
ホスタは当地では4月に発生する毛虫にやられています。今年は毛虫は少なかったのでちょっと被害は少ないようです。
ライラック、ここに引っ越して来た時には狭い庭に大きいのが8本もあって、
おまけに長い間放置してあったので、根元からはサッカーが生え放題で大変でしたが、
白と紫を1本ずつ残して伐採してもらったような次第でした。
今年はあまりの急激な天候の変化のせいか、あっという間に散ってしまいました。
白が多いと何か人工的な感じになってしまうので、もう少し黄や赤系等の花が咲いてくれると夏らしくなるのですけれど、今の時期は白と青ばかりになってしまいます。
ホスタはこちらではS&Sの被害が殆どですが、
ソロモンシールの花が終わる頃に葉の裏にびっしり毛虫(のようなもの)がついて、一晩で茎だけになってしまいます。
どこにいても、害虫の被害からは逃れませんね。
薬剤を使わずにどこまで共存できるかがいつも悩みの種です。

ゆうべはビックリするような嵐でした。竜巻注意報まで出たのですよ。
アオキ、ホスタ、アマドコロなど我が家との庭とあまり違わないような日本的な庭ですね。Ragged Robinって分からなかったので調べてみると「センノウ」の事ですか。アマドコロの隣のピンクの花がそうなんですね。可愛いです。
ライラックの花がみごとです。藤の花も甘~い香りですから庭中が花の香りに包まれて幸せですね。
6月の庭はどんな花をみせていただけるのかしら。楽しみです。
日本のセンノウは確か朱赤の花でしたよね。
Ragged-robinは同じナデシコ科 センノウ属ではあるのですが、全く別物で、
ピンクのいかにもナデシコっていう感じの花です。
イギリスだけでなくヨーロッパでは普通に見られるワイルドフラワーで、
湿地のような所を好んで生えます。
菜園の方に他のワイルドフラワーといっしょに植えているのはとても元気でよく育つのですが、庭ではもう一つ合わないのかいつも数年で消えてしまいます。
学名は Lychnis flos-cuculi、和名はカッコウセンノウというようです。

センノウというとあの赤い花、「六甲高山植物園」で咲いていました。
このカッコウセンノウはナデシコのような切れ込みの深いピンクの可愛い花なんですね。日本ではあまり見かけません。どこかで咲いているのかな~。見つけたら報告しますね。
カッコウセンノウ,山野草のお店に置いてあると思います。
ヨーロッパでも南の方には生えないみたいなので、暑さに弱いのかもしれません。
アップの画像は前に菜園日記の方に載せたことがあります。
http://lapisland.exblog.jp/22134769/
野にあってひっそりと咲いていれば、surumeさん好みかな。