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スパイダーリリー咲く♪





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春に植えたヒメノカリスが咲き始めました♪
英名はスパイダーリリー(蜘蛛百合)なんて、ちょっと不気味な名が付いていますが、
不思議な形の純白の花は爽やかで、香りがいいのもボーナスです。
こちらでは温室やコンサバトリーの花で、
寒さだけでなく、冬場が雨季のようなこの国では
外での地植えは無理なプランツになります。

春に出た長期予報によると、少し長い夏が期待されるとのことだったので、
温室もコンサバトリーもありませんが、トライしてみることにしました。
明日の予報さえも当たるも八卦のこの国で、長期予報が当たる可能性は少ないのですが、
今のところいいお天気が続いていますので、ラッキーでした。




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強い直射日光はよくないので、ポットの置き場所はいつも通りの
半耐寒性植物の置き場所、サイドゲートに通じる狭いパティオなので、
背景がよくないのですが仕方がありません。

中南米原産で、約30の原種があるということですが、
自生地ではどんな場所に咲いているのでしょうね。

不思議な形の花は、真ん中の花のように見える部分は、
雄しべのつけ根が花弁化して副花冠となったもので、
まわりの細長いスパイダーの足のような部分が花(集散花序)だそうですよ。
この花を見ていると自然の作る造形の不思議と神秘を感じずにはいられません。




学名: Hymenocallis x festalis 'Zwanenburg'      
英名: Spider lily 、 Peruvian daffodil  basket flower
和名: ササガニユリ (笹蟹百合)




[追記]

イギリスでの栽培について書いておきます。


*植え時期: 3月ごろ

*花期: 5月~7月

*植え場所: 英国の場合は温室またはコンサバトリー
        夏に外に出す場合は、葉が十分に育って、遅霜の恐れがなくなってから外に出す 
       (日向半日陰 どちらかと言うと半日陰好みのように思える))
      
*土: 湿り気があって、かつ水はけの良い土を選ぶ
     (John Innes No2にグリットを少し加える)

*植え方: 球根の先端(首と肩の部分)が土から上に出ているように浅植えして、
       明るい室内に置く(20cm間隔)


*水遣り: 葉が出始めたら、水切れにならないように気をつけて、
      湿度を保つために時々霧吹きで水をかける


*冬のケア: 夏に外に出した場合も晩秋には鉢を取り入れて、
       最低15℃くらいの気温に保つ
       冬は少し渇き気味に保つほうがよい

       あるいは、葉が枯れたあと霜の降りる前に掘り起こし、
       乾かしてから逆さまにしてピートモスやパーライト、バーミキュライトに埋めて保管する
       (15-21°C)


by lapisland2 | 2014-06-22 08:10 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz