☆花木の剪定
◎引き続き、花が咲き終わったら剪定をする
Choisya, Chaenomeles, Berberis, ピラカンサ、レンギョウ、
ヤマブキ、Flowering currant, etc.etc.
◎常緑の垣根の剪定
◎花が終わったクレマティス・モンタナやアルマンディの伸び過ぎた蔓を剪定する
古くなった株は強剪定をしてやるとよい
マクロペターラやアルピナも、花後に根元から25cmくらいに切り詰めておく
☆'Chelsea Chop'の時期なので、適する宿根草は今月後半に剪定をしておくとよい
( Helenium 、Phlox paniculata、Echinacea purpurea、
Anthemis tinctoria 、Sedumの大きくなる品種のもの etc.)
*伸びている長さの半分に切り詰めておくと、花の咲く時期は少し遅くなるが、
花付きがよくなり、コンパクトな株になる
*「チェルシーフラワーショー」の開かれる頃にやるので、この名で呼ばれている
☆セダムはチェルシーチョップとは別に、
伸びている茎の半分ほどを根元から間引いておくと、
夏以降の株の乱れを防ぐことができる
☆バラのサッカーを取り除く
☆水仙やチューリップなど春の球根花が終わったら花茎を切り取る
葉は切らずに自然に枯れるまでそのままにしておく
☆花の終わった球根へのお礼肥えを忘れずに
(葉が枯れるまでに済ませる)
☆種まきで発芽した苗や、挿し木をしたものを外に出して慣らす
☆外に直播した1年草を間引く
☆耐寒性1年草の種蒔きは5月上旬までに済ませること
☆2年草の種蒔き
オネスティ、フォックスグローブ、ウォールフラワー、ストックなど
☆来年のための宿根草の種まき
☆カンナやダリアなどは、霜の降りる危険がなくなったら外に植える
☆4月に引き続きヘレボルスの花茎切りをする
種を付けたままにしておくと、
株が弱って翌年の花付きが悪くなるので、花茎を地際から切る
*有茎種は花茎が黄色く枯れ始めてから切る事!
☆今月中にヘレボルスにカリ分の多い肥料を与える
☆バラに肥料を与えてコンポストでマルチングをする。
☆垣根やシュラブの根元にも肥料をばら撒く
☆ユリに肥料を与えて、マルチングをする
*リリービートルの活動が活発になるので、注意をすること!
*リリービートルの被害のある地域では、被害が広がるのを避けるために、
鉢植えのユリを買わない、友人から株を譲り受けないなどの注意が必要!!!
☆カメリア、アゼリアやシャクナゲ、ヘザーなど酸性土の好きな植物には、
専用の肥料を与える(+iron sequestrene)
*私は、+毎春ピートフリーのエリカシアス・コンポストを
根元にドレッシングしています
(これは、石灰分の多いイギリスの場合で、日本では必要ありません)
☆ハウスプランツに毎週液肥を与える
☆花が終わりかけたワスレナグサは、タネを撒き散らす前に抜き取る
*もし残したい場合は数株だけそのままにしておく
☆宿根草に支柱を立てる
☆芝生の雑草取り
芝生に窒素を多く含んだ夏用の肥料を与える
★病害虫に注意!!!
◎ユリやフリティラリアにつくlily beetleに注意!
これにやられると、葉っぱも花芽もボロボロにされますので、要注意!
葉の間に隠れていますが、真っ赤な色で見つけやすいので、
見つけ次第手で取って、フミツブースしか方法はありません。
黒い汚いものに包まれた幼虫にも注意!
*lily beetleについての詳細は、『4月の庭仕事』を参照のこと
◎バラのblackspot, aphids,leaf-rolling sawflyなどに注意!
*leaf-rolling sawflyとその被害
(画像は、frickr.comから拝借)
(画像はrhs.org.ukから拝借)
◎そろそろslug & snailの被害が出てくるので、防御の準備を怠らないように!!!
ギボウシなどは一晩で筋だけになってしまいますよ!
(トラップ+ビール、砂、grit、卵の殻、市販のジェル、ブラン、
コーヒー豆のカス、コパーリングやテープ、nematodes などなど)
*オーガニックな方法は、薬品を使うのと違って効き目が強くないので、
いくつかの方法を組み合わせてご自分の所に合う方法を見つけて下さい
●被害がひどくてどうしても薬品を使わなければならない時は、
オーガニックの薬品や毒性の低いものを選ぶ事!!!
*Metaldehyde含有の薬品は絶対に使わないように!
こどもたちやペット、S&Sを食べるワイルドライフ(鳥、カエル、ハリネズミなど)に
害があります。
*病害虫についてはイギリスと日本とでは違いますので、
そのつもりで読んで下さい
☆池の管理
◎気温が上昇してくるので、水の補給を忘れずに
◎気温が上昇してくると、急にblanket weed やdockweed が増えるので
すぐに取り除くようにする
◎新しく水生植物などを植えるなら、今が時期ですよ
(日本とは少し植え方が違うので、質問のある方はどうぞ。)
◎大きくなりすぎたスイレンなどの株分け
◎スイレンに付くwater lily beetleと幼虫に気をつけて、
見つけ次第取り除く
◎半耐寒性の植物(熱帯性のスイレン、ホテイアオイ、パピルスなど)を池に戻し、
カラーなども外に植える
◎新しく魚を池に入れたい時も、今が時期です
◎魚の餌は、4月に水温が5度以上になったら与え始める
(魚が水面に上がってくるのでわかります)
初めは2日に1度の割りで数分でなくなる分量を与え、徐々に増やす
◎使用する前にポンプやフィルターをきれいにして安全を確かめるおく
◎子供のいるお宅は、池にネットをかけるのを忘れずに!
猫が魚を取るのを防ぐためにも!
*でも、カエルやnewtの出入り口を必ず確保してくださいね!♪
(newtは、見た目はちょっと気味が悪いですが、
カエル同様ガーデナーのよき友ですので、大切に♪)
(クリックすると、画像が大きくなります)
☆Wildlife
◎今月は常緑の垣根の剪定の時期だが、
剪定の前に必ず鳥が巣作りをしていないかどうかを確かめてからやること!
◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする
*パン屑はおなかが膨れるだけなので、
子育ての時期にはもっと栄養分の多いものを準備する
(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラードやfat ball、mealworm など)
*ピーナツはそのまま与えると喉に詰めるので、
必ずピーナツ用のバードフィーダーに入れる
特にこれからの時期は、雛が生まれるので注意が必要
*リスにピーナツを盗まれるのを防ぐには、
すべて金属でできているバードフィーダーを使用するとよい
プラスチックのは、齧られてしまうので役に立たない
*カタツムリを集めて置いておくと、Song thrushなどの餌になる
*鳥の種類によって好物が違うので、
多種類の餌を用意すると多種類の鳥が来てくれるようになる。
*木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
地面に置くバードフィーダーも忘れないように。
◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!
*不潔なバードフィーダーから、鳥の間に感染病が広がることも多い。
*サルモネラやE.coliなどの人への感染を防ぐためにも、
餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!
◎水の補給も忘れずに!
鳥を庭に呼びたいなら、
餌台の設置だけでなく水飲み場兼水浴び場を作ること!
常に水浴び場をきれいにして、新しい水に取り替える
◎庭や畑の一部に、小動物や虫たちのために丸太を積んだり、草を刈らない場所を作る
*庭も畑も雑草1本生えないようにきれいにするのは自然に反することだとみなして、
「ぐうたらガーデナー」に徹することにしよう!
◎鳥や小動物、虫たちの餌や住処になるような樹木、シュラブ、クライマーなどを
選んで植えるようにする
◎ 花もハチやチョウが蜜を集めやすい形の花を選ぶようにする
*派手な園芸種の八重の花を避け、一重のデイジーのような形や筒型の花を選ぶとよい
★★畑仕事については菜園日記の方に書き込んでいます。
☆★これはイギリス南東部基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
お住まいの地域の気候に合わせて、作業を前後して下さい。
内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。