湖北の乙女 タイガーリリー
タイガーリリーは、うちの庭では白いイースターリリーと共に、
夏の終わりを飾るユリのひとつです。
カノコユリは日本原産ですが、
このタイガーリリーは中国原産で、
和名が「キカノコユリ」なので紛らわしいのですが、
カノコユリの色変わりというわけではないようです。
中国中部の石灰岩地帯が原産地ということなので、
石灰岩の多いイギリスの土によく合うようです。
野生のものは1.5mほどらしいのですが、
うちではかなりの日陰に植えているせいか、
光を求めて2.5m位に伸びるので、支柱が必要になります。
日向に植えてあるのを見ると、
もっとオレンジ色がきついようですが、
日陰のせいかオレンジ色でも優しい感じになって、
周りから浮き立つこともありません。
花が開き切ると、くるりと反り返るタイプのユリが好みなので、
このユリも好きなユリのひとつになります。
花期がとても長く、8月の上旬から咲き始めて1ヶ月以上も
次々と花を咲かせてくれます。
花の名前は、この花をヨーロッパにもたらした
Augustine Henryに由来しています。
ウイルスなどの耐病性が強いので、交雑親として重要なユリになっています。
長い間楽しませてくれたこのユリも、
9月の嵐と共に散ってしまいました。
学名: Lilium henryi AGM
英名: Tiger lily , Henry's lily
中国名: 湖北百合
和名: キカノコユリ(黄鹿の子百合)
by lapisland2 | 2011-09-14 02:38 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz