ユリの季節になりました
バラを植えないうちの庭では、
初夏から夏に掛けての主役はユリの花になります。
可愛いユリから優雅なユリ、野生的なユリと、
さまざまな表情を見せてくれますが、
ユリも種類によって咲く時期がずれるので、
6月から8月までどれかが咲いていることになります。
毎年一番騎手を務めるのは、このサーモンピンクのユリ。
上向きに咲くユリは余り好きではないのですが・・・
これは十年以上前に同居人が選んだ花で、
この花が咲くと、ああ、今年もユリの季節になったなと思います。
うちでは日陰で咲くので、淡い色になりますが、
日向だともっと陽気で鮮やかなサーモンピンクになるのでしょうね。
このユリは、開き始めはきれいなクリーム色で、
開き切ると白に近い色になります。
寄せ植え(ユリは寄せ植えには向かないので、
実際には寄せ鉢ですが)に使う時も、
背丈もほどほどで上向きに咲くユリの方が
他の花と合わせ易いようですね。
中国原産のリーガルリリーは数箇所で地植えにしていますが、
今年は鉢植えも作ってみました。
鉢が重すぎて動かせないので、
庭に続く階段途中のおかしな場所を陣取っています。
3本のうちの1本が、少し帯化現象を起こしているせいで、
花がたくさん付いてしまいました。
こんなにたくさん花を付けてしまうと、
優雅なリーガルリリーも台無しですが、
ユリにもけっこう帯化現象が多いようですね。
50輪以上もの花を付ける事があるそうですが、
これはその半分くらいです。
来年はどうなるのか、ちょっぴり興味津々。
*帯化現象は、茎の一部が扁平化する奇形のことで、
異常にたくさん花が咲きます。
原因はいろいろあるようですが、
自生のもので帯化現象がみられるのは珍しいとのこと。
園芸種の帯化ケイトウはこの現象を固定化したものです。
学名 Lilium regale
英名 Regal lily
和名 オウカンユリ(王冠百合)、 別名 リーガル・リリー
上の2種類は、Asiatic hybrids アジアティック・ハイブリッド
by lapisland2 | 2011-07-21 19:29 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz