7月の庭から   2.



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いつもより早めに咲き始めたダークレッドのユリ(名前失念)ですが、
いきなりやって来たヒートウェーブのせいで急ぎ足で散って行きました。



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夏のクレマティスも次々と咲き始めています。
これは勢力旺盛極まりないFukuzono。
他のクレマを制覇して、アーチの上まで駆け上っています。


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このClematis Arctic Queen は、
ドジな私が一重のSnow Queenと間違えて注文してしまったものですが、
植え場所が他のプランツの後ろで全くの日陰になってしまうので、
ちっとも大きくならずポツリポツリとしか花をつけてくれません。
本来ならば5・6月に花を付けますが、
今年は7月になってから咲き始めています。
葉っぱはS&Sにやられてボロボロ状態で、
大きな印象的な花でありながら、なんとも可愛そうなクレマです。



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Beautyberry(Callicarpa bodinieri var. giraldii 'Profusion')の
花が咲いています。
小さく目立たない花ですが、秋の紅葉と、
そのあとのBeautyberryの名に恥じない鮮やかな紫色の実が今から楽しみです。
場所がないので鉢植えにしていますが、
水やりをしてもすぐに水切れするようになってきたので、
この冬か、来春には植え替えが必要なようです。


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今年はヴァレリアンの白花が元気がよくて、
6月からずっと咲き続けていますが、
この写真ではすでに二番花が咲き始めています。
ヴァレリアンとフランネルソウに囲まれて、
ネペタが息も絶え絶えになっています。

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離れて見ると殆ど印象に残らないような地味な花ですが、
こうしてクローズアップしてみると、なかなか味があります。


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以前は結構多くのフューケラを植えていましたが、
ここ数年少しずつ数を減らしています。
品種名失念のこの品種は、植え場所によって様々な色合いに変わるので、
これ一つでいろんな表情を楽しめます。


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庭のあちらこちらから勝手に生えてくるこのケシの花は、
こちらではオピウムポピーOpium Poppy(Papaver somniferum)と呼ばれていますが、
日本では法律(あへん法)で栽培を禁止されている花ですので、
海外で手に入れて持ち帰り、植えたりはしないように気を付けて下さい。
英国ではまったく問題にならず、道端にも生えています。
一重や八重、さまざまな色のがあって、
花後のケシ坊主がなかなか可愛いのですが、これが問題なんですなぁ。


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アジサイの花も次々と咲き始めています。
鉢植えの白花は、今年もたくさんの花をつけてくれました。



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ウズアジサイはあまりにも大きくなり過ぎたので、
春にばっさり強剪定をしたせいもあり、
蕾の付き始めるのも遅く、今年は花も少なそうです。


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八重のカシワバアジサイも春にかなりの強剪定をしましたが、
雨の多かった6月が幸いしたのか、例年より早く咲き始めました。
一重のカシワバアジサイを強剪定して枯らしてしまったことがあるので、
恐々の剪定でしたが、例年と変わらず花付きもよくホッとしています。


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数年前に植え替えした鉢植えのアガパンサスは、
葉っぱは元気に茂っているのですが、
まだ根っこがぎゅうぎゅうに詰まっていないのか、
今年もたったの二輪だけです。

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by lapisland2 | 2016-07-29 16:26 | 四季の庭 | Trackback | Comments(4)

6月の庭から 1.



6月は雨・雨・雨の連続になりました。
からりと晴れたのはたったの一日だけで、
どんより暗く、夏至を過ぎても気温の低い日が続きました。
そのせいで葉っぱばかりが茂って、花は少なく、
ペオニーも倒れて、雨の中で咲き急いでしまいました。

遅まきながら、6月の庭便りを少し。


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今年はオリエンタルポピーも、全く花をつけることなく、
徒長した葉っぱだけで終わってしまいました。
ほんの数輪咲いてくれたのは白い'Royal Wedding'だけでした。 


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シベリアンアイリスは今年は葉っぱばかりで花が少ない状態でした。


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6月はこちらでもウツギの季節です。
昨年たくさんあったウツギをかなり処分してすっきりしましたが、
いくつか残っている中から。


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アゼリアも雨の中で咲き急いで。


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黒軸のアジサイにつぼみが付き始めています。
名前失念ですが、濃い紅色の花を付けます。


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ジェラニアムがあちらこちらで咲き始めていますが、
この種類がうちでは先頭を切ります。


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アリウムは周りの葉っぱが茂りすぎて、
花茎を伸ばせずに終わってしまったものも結構あります。


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この白花も今年はチラホラとしか顔を出してくれませんでした。


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久しぶりにルピナスを植えました。
レモンイェローのルピナスを植えたつもりが、
なぜかダークレッドの花でした。
(赤系統はうまく色が出ないので濃い目のピンクに写っていますが・・・。)
うしろのモミジはサンゴカク。
まだ黄色いイリゲーションパイプが見えていますが、
このあとすぐに葉っぱが茂って隠れてしまいます。


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夏咲きのクレマテスがなぜか1か月も早くに咲き始めています。


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Hesperis 'Alba'は、
夏の花たちが咲き始める前の端境期に咲き続けてくれるお役立ちプランツです。


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Spiraea bamalda 'Goldflame'は春の新芽の頃はすばらしいのですが、
こういう派手な色の葉や斑入りの葉に賑やかな花が咲くと、どうもいけません。
一気に下品になってしまいますねぇ。。。


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ラベンダーの花穂が上がってきています♪



7月はもう少し晴れてくれることを祈るのみ。



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by lapisland2 | 2016-06-25 00:01 | 四季の庭 | Trackback | Comments(4)

初夏の日差しに映えるオリエンタルポピ-



今日は久しぶりの雨になるはずが、パラパラと来ただけで終わってしまいました。
イギリスにしては珍しく安定したいいお天気が続いていましたので、
ブログの更新をしない間に、庭の花もどんどん咲き進んでしまいました。

すでに朱赤のオリエンタルポピーは芥子坊主になってしまいましたが、
まだチラホラと咲き続けているポピーもあります。

数年前の厳冬に半分枯れこんでしまっていた大きなシュラブを切ってもらったので、
今までひっそりと陰で咲いていたポピーたちが復活し始めています。

そして、すっかり消えてしまったと思っていた大好きだったポピーも
ひょっこり顔を出してくれました。




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これはかなり前にどこかの庭園で咲き乱れていたのがとても印象的で、
Plant Finderでナーサリーを探して苗を手に入れたものです。
毎年たくさん花を付けてくれていたのですが、
うしろのシュラブが大きくなり、他の背の高い宿根草が覆いかぶさって、
ここ2年ほどは葉っぱだけになっていたのですが・・・
お日様が当たるようになると、再び花を咲かせてくれました。

花びらのギザギザがなんとも言えず陽気で可愛いポピーです。
Papaver orientale 'Forncett Summer'



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(すぐ上の画像は今年のものではなく、たくさん咲いていた頃のものです。)






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ポピーは何種類も植えた覚えがありますので、そのうちのどれかだと思いますが、
きれいなパステルピンクのオリエンタルポピーもそのひとつです。
たぶんこれは、Papaver orientale 'Helen Elizabeth'。

どこかに白いポピー、'Royal Wedding'があるはずなのですが、・・・
今年は顔を見せてくれないようです。
このポピーはうちの庭とは相性がよくないのか、植えては消え植えては消えを
繰り返して3回目でやっと定着した経緯があります。






オリエンタルポピーを見事に咲かせるには、
やはり日当たりのよい広い庭が必要で、
狭くて日当たりの悪い拙庭ではちょっと無理がありますねぇ。


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by lapisland2 | 2014-06-27 18:21 | Perennial | Trackback | Comments(2)

神出鬼没のウェルシュ・ポピー




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ウェルシュ・ポピーは、大きく派手なオニゲシに比べると、
まったく目立たない小さなポピーですが、
自生種だけあって、見かけは可憐でも頑強なことこの上なしの花です。

この花は、ここに引っ越して来た頃に、
同居人が庭の片隅にパラパラと種を撒き散らしたものが芽を吹いて、
庭中に広がり、両隣の庭に広がり、その両隣に広がり、お向かいに広がり、
道路脇にもちらほらと・・・、この国の自生種だからよかったものの、
ちょっと大変なことになってしまいました。
でも、隣人たちからは、可愛い花で邪魔にならないからと許容されているようです。

(他にもうちから逃走したものがいくつもあり・・・
黒葉のスミレや匂いスミレなども、日当たりのよい隣の庭で蔓延っています。)

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花色は、レモンイェローとオレンジの2色ですが、
黄色だけを残そうと画策しているにもかかわらず、
どうやらオレンジ色の勢力が強いようで、なかなかうまく行きません。
2色が交雑して、たまに黄色い花びらの縁にオレンジが入るものが出てきますが、
それも何とか残したいのですけれどもね。

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英名はWelsh poppyですが、ウェールズだけが自生地と言うわけではなく、
イングランド西部、アイルランド、西ヨーロッパも含まれます。
自生地では湿った岩場の日陰に生えるので、
拙庭のような日陰の多い場所は好みの場所と見えます。
日陰に置いた鉢の隅やパティオの煉瓦の間、階段の隙間などからも、
ヒョイヒョイと顔を出して来ます。

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もともとは、1753年にかのCarl Linnaeusに、Papaver cambricumと命名されたのですが、
その後1814年に新たに作られたMeconopsis科に分類されました。
(のちにヒマラヤや中国に咲くポピーが発見されて、このMeconopsis科に分類されました。)
ウェルシュ・ポピーは、Meconopsisの中では唯一のヨーロッパ原産の植物になります。

ところがところが、新たに2011年に発表された分子系統発生学の研究では、
この花は他のいずれのMeconopsisにも関連性がないとのこと。
この小さな花がいったいどこに落ち着くものやら・・・、
結論はまだ出ていないようです。

庭の片隅に咲く小さな花にも、
歴史的・科学的な秘話が隠されているのは、面白いものがあります。

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学名:  Meconopsis cambrica
英名: Welsh poppy



[ 追記 ]
Meconopsis cambricaは黄色い花を指し、
オレンジ色のはMeconopsis cambrica var aurantiaca と、
分けている場合もあるようです。

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by lapisland2 | 2012-06-20 06:04 | Perennial | Trackback | Comments(0)

炎の華 オリエンタルポピー



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雨上がりに庭に出ると、
いつの間にやらオリエンタルポピーが。

今年も先頭を切って咲き出したのは、この強烈な色の鬼芥子。
暗い庭がしばし炎に燃えあがります。










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by lapisland2 | 2012-06-18 18:47 | Perennial | Trackback | Comments(2)

オニゲシ姐さんのその後



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妖艶な花を咲かせていたオニゲシ姐さんたちは、
あたまを丸めて尼僧になりました。

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「むかしはよかったわねぇ」と、
丸めた頭を寄せ合って、
陽気なひそひそ話を交わし合っています。

これから先の、雨に打たれたみじめな老後の姿は、
オニゲシ姐さんたちには似合わないので、
このあとバッサリ根元から刈り取ってしまいます。

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オニゲシ姐さん、また来年ね。

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by lapisland2 | 2011-07-09 00:15 | Perennial | Trackback | Comments(2)

鬼ゲシ姉妹



昨日に引き続いて、オリエンタルポピーを。

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こちらは、昨日の25cm巨大オニゲシの方。

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そして、こちらはこじんまり15cmのコニゲシちゃん。
なんだか色までひよわ色に写ってますね。

強烈過ぎて、合わせる色が難しいのですが、
パープルやブルーとはわりとうまく行くようです。

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写真だと、ちっとも大きさがわかりませんねぇ。
でも、大きさに拘らず、
オニゲシの先頭を切って咲くのはいつも
この強烈な色のです。

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by lapisland2 | 2011-06-08 08:20 | Perennial | Trackback | Comments(0)

情熱の花 鬼芥子

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初夏のひととき、庭の一部は強烈な色に占領されてしまいます。

住んでいるコテージの名が、Poppy Cottageなので、
いつもどこかに何かのポピーが咲くようにと心がけているのですが、
このオリエンタルポピーは、このコテージに来た頃に種を蒔いたもので、
それ以来同じ場所に居座っています。

増えすぎて、一時は直径25cmもある巨大な鬼ゲシが
同時に100輪も咲くという、恐ろしいことになったこともありますが、
頑固な根っこと大格闘をして堀上げ、
数株に減らしたという経緯があります。
今残っている数株のうちで、今でも巨大な花を咲かせるのは、この一株だけで、
あとはこじんまりと15cmくらいの花になってしまいましたが、
小さい庭にはそちらの方が違和感がないようです。

でも、鬼ゲシという名に負けないような巨大な花が、
本来の姿なのかもしれませんね。


学名  Papaver orientale
英名  Oriental Poppy
和名  オニゲシ(鬼芥子、鬼罌粟)

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by lapisland2 | 2011-06-07 04:06 | Perennial | Trackback | Comments(2)