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10年を越してようやく花溢れ咲くアルマンディ






なんともいやはや、今週は火曜・水曜と二日続けていきなり夏日になりました。
水曜日は地中海地方で21℃だったと言うのに、ロンドンではなんと25℃に!
うちの辺りも21℃まで気温が上がって、まさに百花繚乱の季節になりました。

豆桜や彼岸桜はすでに散り、レンギョウや木蓮も盛りを過ぎ、
山桜やワイルドチェリーが満開になっています。
来週には八重桜も咲きそうな勢いです。





暖冬に引き続き、イースター以降の思いがけないいいお天気と気温の上昇で、
数年前の寒さ厳しい冬には殆ど枯れる直前状態にあったクレマティス・アーマンディが
満開になりました。



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植えてからかなり経ちますが、こんなにたくさん花を付けたのは初めてのことで、
庭に出るとヴァニラのような甘い香りが漂ってきます。



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耐寒性がもう一つなので(-5℃くらいまで、)
寒さだけでなく、強風の吹き抜ける拙庭には向かないクレマティスなのですが、
花のためではなく、常緑の葉っぱが魅力で育てています。
(15cmほどの細長い形の葉には皮のような光沢があり、
葉っぱ好きの私にとっては、とてもハンサムなフォリエイジということになります)
でも、厳しい冬を越す頃にはその葉っぱも冷たい風のために見苦しいほど汚くなってしまいます。
二年続きの厳冬のあと傷みがひどく、もう諦めようと思いながら放置していたのですが、
すぐに掘り上げなかったぐうたらガーデニングが幸いをして、
うれしい結果になりました。



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中国中部・西部地方原産の原種クレマティスですが、
ピンクの花を付ける園芸種の 'Apple Blossom'なども出回っています。



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日のよく当たる南または南西向きの場所で、冬の冷たい風を遮るシェルターな場所を選んで植え、
植え付けの時は8~10cmほど深めに植えるようにします。
場所が合えば、10mくらいまで伸びるので、
ロンドンの街中などでは壁一面を覆うように茂っているのを見かけることがあります。



剪定: Group 1

(剪定の必要はありませんが、どうしても剪定をしなければならない時は、花後すぐに。)



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学名: Clematis armandii
英名: Armand clematis
和名: クレマチス・アーマンディ




[追記]
犬には有毒性があるとの事ですので、注意して下さい。


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by lapisland2 | 2015-04-17 21:45 | Climber | Trackback | Comments(0)

7月の庭から  2.




あっという間に7月も過ぎて行こうとしています。
7月に入ってから30℃を越える地域もけっこうあって、
イギリスにしては珍しく夏らしい日が続いています。

庭では次々と花が咲いては散って行きますが、
毎度ののんびりした更新なので、とても追いついて行けません。




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7月の初め頃はこんな風にまだおとなしかった庭も、
すでにジャングル状態になってしまっています。
両側からプランツが倒れ込んで真ん中の小道はすでに見えず、
奥に行くにはそれをかき分けかき分け、やっと辿りつけるような状態です。



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Clematis viticella 'Alba Luxurians'が、溢れるほどに咲き零れています。
このところ時々突然の豪雨があるせいか、たっぷり水分を補給して元気いっぱいのようです。



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少しずつグリーンの花が減って、白くなってきているようです。



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エリンジウムがブルーに染まるのも、もうすぐです。
Eryngium planum




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今年は夏の鉢植えやウィンドーボックスの花をニコチアナを主にしてみましたが、
余ったのをいくつか庭の隙間にも。
(冬場の水浸しで根腐れになり、枯れてしまったシュラブや宿根草がいくつもあるので、
あちらこちらに隙間ができて、半日お日さまのあたる場所があります。)
ニコチアナを植えるのは10年ぶりくらいですが、
たまにはこんなのもいいですね。

Nicotiana 'Lime Green'



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隙間を埋めてくれるフーバーフューは可愛くてとても重宝なプランツです。




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フランネルソウは白花が増えてくれるとうれしいのですが・・・、
いつもローズ色の方が勢いがいいようです。



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どこにでも顔を出して、お邪魔虫なカンパニュラ。
抜いても抜いてもどこからか出てきます。
Campanula poscharskyana



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厳しい寒さだった2・3年前、そして水浸しのこの冬と、
ヒービー(日本ではへーベー)には厳しいこの数年ですが、
今年も何とかサバイバルして花を付けてくれました♪


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by lapisland2 | 2014-07-29 23:34 | 四季の庭 | Trackback | Comments(0)

7月の庭から  1.


ウィンブルドンが始まる頃から、雨が多くなってきましたが、
それでもまだ晴れる日の多い今年の夏です。

庭では、例年よりも早く紫陽花が咲き始めていますし、
クレマティスも満開になっています。

もうしばらくの間、このほどほどによい天気が続いてくれることを祈るのみ。
私の住む地域はロンドンよりは2~3度低いので、20度前後の気温が続いています。
暑い日で25~6度、少し低めだと17度くらいでしょうか。
猛暑に耐えている日本の方には申し訳ないのですが、
暗くて長い冬のあとにやって来た短い夏ですから、
もうしばらくは爽やな季節を楽しませてほしいものです。



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ラベンダーも次々と咲き急ぎ、すでに半分は刈り取ってドライフラワーに、

あとの半分は蜂たちのために残しています。


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フレンチラベンダーは、私の所では寒い冬を越せないことが多いのですが、
面白い品種名に惹かれて買ったこの Lavandula Stoechas 'Fat Head'は 
比較的暖かかった冬を越えて、大きく育ってくれました。



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リリービートルの襲撃に耐えながら、
今年もキコマユリが可憐な花をたくさん咲かせてくれました♪




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いつも元気なデュランディClematis x durandiiは、
アーチの上で、空に向かって花を開いています。



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かなりの日陰でも、長い間次々と花をつけてくれる'Fukuzono'は、ありがたい存在です。
(実際の色は、もっと濃い青紫色です)

デュランディもフクゾノも茎が長くてしっかりしているので、
夏の切花としてブーケに混ぜても楽しめます。



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背が低いので、グランドカバーにぴったりのこちらでは定番のヒペリカムですが、

日陰でも元気いっぱいなのはうれしいのですが、
放っておくと広がってしまうので、時々整理が必要になります。

学名: Hypericum calycinum
英名: Rose of Sharon



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アストランティアも咲き始めています。


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ジェラニウムロザンネイは6月から咲き始めていますが、
これから秋まで長い間咲き続けてくれることでしょう。


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うちでは夏の定番のエリンジウムのひとつですが、
春から雨が少なかったせいか、例年より元気がいいようです。

学名: Eryngium giganteum




いつものように、のんびりしたブログの更新なので植物たちに追いつかず、
そろそろ庭はジャングル状態になりつつあります。


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by lapisland2 | 2014-07-13 20:12 | 四季の庭 | Trackback | Comments(8)

早々と夏咲きのクレマティス咲く



今年は冬から春にかけての気温が例年よりも高いせいか、
すでに夏咲きのクレマティスが咲き始めています。
例年だと、7月も半ばを過ぎてから咲き始めていたのですが、
今年は1ヶ月以上早い開花です。



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一輪目は八重に近いような大きな花を付けました。



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二輪目は、セミダブル。

さて、次はどんな花を咲かせてくれますことやら。


一昔前に、和の雰囲気がある一重の花と色が気に入って買い求めたものですが、
このクレマティスは、一重とセミダブルのニ種類の花をつけるようです。
(本によっては、初夏の花はセミダブル、晩夏の花はシングルとありますが、
拙庭では混じって出ることが多いように思います。)



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ひと頃は数え切れないほどの花を咲かせていたのですが、
引越しのために鉢上げをして以来、花付きが悪くなり、
毎年ポツポツと花を付けるだけになっていました。
長い間鉢住まいのままでいたのですが、
一昨年やっと地植えにしたら、うんともすんとも言わなくなり、
もうだめなのかしらと思っていたら、今年は元気に咲き始めてくれました。




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一輪目の花は男の人の手を広げたくらいの大きさがあります。
こんなに大きくては、風情もへったくれもありませんよね。
でも、久しぶりに花開いて、
「私はここにいるのよ」と、精一杯自己主張をしているのかもしれません。



そして、長い間名前を失念していましたが、
つい最近古いクレマティスの本を開いたら、
ページの間から購入した時の名札が出て来て、
Clematis 'Daniel Deronda' だとわかりました。

'Daniel Deronda' は、1882年に作出(あるいは発表)されたとのことですから、
モダンなクレマとしては古い品種に入りますが、
AGMにも選ばれていて未だに人気があるようです。








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これは今年の花ではありませんが、一重の花は、こんな感じ。
同じクレマティスとは思えないですよね。





学名: Clematis 'Daniel Deronda'       AGM



[追記]

*Pruning group 2

*いつものように、赤から青にかけての色彩はなかなか肉眼で見るような色がでてくれません。
 上に貼った画像の中では、2番目のが少し近い色かしらと思います。

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by lapisland2 | 2014-06-09 18:14 | Climber | Trackback | Comments(0)

春のクレマティス



今日は久しぶりの雨になりました。
ここしばらく青空と日差しを楽しむことができましたが、
そろそろお湿りがないと、庭も畑も乾き切っています。

庭では、クレマティスが咲き始めています。

昨年は不在で花を見なかったこともあり、
庭のクレマティスの中で数箇所、何を植えたのか思い出せないものがありました。
(いやはや、年には勝てませんねぇ。何でもすぐに忘れてしまいます。)
「まあいいや。どちらに転んでも・・・。」というわけで、
蔓の半分ほどを強剪定したものが、
春になって「しまった~!」ということに。

思い出せなかったうちの二つは、アルピナでした。

でも、剪定しなかった残りの半分になんとか花を付けてくれましたので、
きれいなブルーの色を楽しんでいます。



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Clematis alpina 'Helsingborg'






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Clematis alpina 'Blue Dancer'



[追記]
アルピナの剪定は、伸びる場所がある場合はしなくてもいいのですが、
場所が限られている場合は、花後すぐに少しだけ剪定します。
(Pruning Group 1)


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by lapisland2 | 2014-04-20 20:11 | Climber | Trackback | Comments(5)

春爛漫 クレマティスにも蕾が・・・



      

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そろそろクレマティスの蕾が上がって来ました。
暖かいせいか、これも例年よりは早めです。


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by lapisland2 | 2014-04-13 18:00 | Climber | Trackback | Comments(2)

夏もそろそろ終わりかしら。。。



7月に珍しく3週間も猛暑が続いたイギリスでしたが、
8月に入ってからは雨の日が多くなり、
朝晩はグンと涼しくなっています。

庭から鳥たちのさえずりが消えてほぼひと月。
もうすぐ鳥たちが帰って来ると、
庭には初秋の雰囲気が漂うようになります。
それまでの、残りわずかな晩夏の日差しを楽しみたいものです。


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日差しもどこか少し秋めいているように感じます。




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たくさん花を付けてくれたクレマティスも、
少しずつ花数が少なくなってきています。
 



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このクレマティスは、和の風情があって好きなのですが、
どうも勢いがなくて、いつも他のクレマティスの陰でひっそりと花を咲かせます。
8月も中頃になると、こうして葉色も褪せてきます。


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元気に猛暑を楽しんで、
蜂たちをブンブン周りにはべらせていたエリンジウムも
もうすぐ色褪せてしまうことでしょう。


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そして、長い間咲いてくれたガウラも最後の花になってしまいました。




いつものように、写真を撮る前に咲き終わってしまった花も多いのですが、
それはまたいつか。。。






そして・・・、
数日前には庭の隅っこで、
最初のシクラメン・ヘデリフォリアムが顔を覗かせているのを発見!

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秋はもうそこまで来ています。

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by lapisland2 | 2013-08-29 03:34 | 四季の庭 | Trackback | Comments(4)

ちょっぴり神秘的なクレマティス



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朝晩の気温が10℃を下回り、秋の気配の深まって来ているイギリスですが、
7月頃から咲き始めたこの白いクレマティスはまだ咲き続けています。
直径5~6cm程の小さめの花ですが、なかなか優雅なクレマティスで、
最盛期にはオベリスク全体が花を散りばめたようになります。

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優雅ではあるけれどタフなプランツで、
拙庭のような日陰で、風のきつい場所でも元気に育ってくれます。
3~4m位まで伸びるので、クライミングローズに組み合わせたり、
樹木に駆け上らせてもいい感じになりますね。

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白い花は花弁の先端に緑色が入り、時には紫っぽい色がかかりますが、
花の形が一定せず、いろいろ出てくるのも面白いところです。
真夏の暑い時には白花が多くなり、気温が低い時には緑の部分が多くなるように思います。

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花芯が黒っぽい紫色なので、すっきりと白さが際立つようです。
そして、フレッシュな葉をいっぱい茂らせるこのクレマティスは、
花がない時にも楽しめるプランツでもあります。
その上、他のviticella group のクレマティス同様、
clematis wiltに抵抗力があることも大きな長所になっています。

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学名:  Clematis 'Alba Luxurians'、
      Clematis viticella 'Alba Luxurians'      AGM
英名:  Alba Luxurians Clematis



剪定は グループ 3

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by lapisland2 | 2012-09-23 00:35 | Climber | Trackback | Comments(8)

福園さんの親はデュランディさん





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クレマティス福園のことを書いたので、親のデュランディのこともちょっぴり。

ね、福園さんはこのClematis x durandiiと比べると、
花びらが波打っていてずっと優雅な感じでしょう。

デュランディは、フランスでClematis x jackmanii とClematis integrifoliaを交配して作られ、
1874年から流通しているようですから、かなり古い園芸種ですよね。
デュランディという名は、ベルギー人の植物学者Théophile Alexis Durandにちなんで
付けられたとのことですが、作成者の名前もDurand Frères(フランス人)らしくて、
どちらも名前にDurand が入っているのは偶然なのでしょうが、ちょっと面白いですよね。


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デュランディも花期が長く、6月から9月まで咲き続けてくれます。
この花はあのMartha Stewart の一番のお気に入りのクレマティスだとのことですが、
プラクティカルな方のようにお見受けする彼女のお墨付きということは、
それだけパフォーマンスのいいクレマティスだということなのでしょうね。

切花にしてもとても花持ちがいいので、(アルストロメリアと同じくらいに!)、
夏場のフラワーアレンジにも向いていると思うのですが、
残念ながら、切花に使う人はあまりいないようです。




学名:  Clematis x durandii   AGM
英名:  Durand's Clematis、 Clematis ‘Durandii’



剪定はグループ3

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by lapisland2 | 2012-09-13 00:50 | Climber | Trackback | Comments(2)

クレマティスの福園さん



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クレマティス福園はintegrifolia groupのクレマティスですが、
インテグリフォリアにしては、かなり背が高くなり(うちでは、2m近くになります)、
花も直径10cmほどの大きな花を咲かせます。
色は濃い青紫色ですが、いつものように私のコンデジではうまく出ないのが残念です。
日陰だとかなり淡い色になって、ラベンダー色っぽくなります。


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花びらは4~7枚といろいろ出ますが、
私はなぜか花片4枚のクレマが好きなんですよねぇ。

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日本のクレマティス育種家として知られている広田哲也さんの作出(1997年もしくは 1998年)ですが、
こちらのBritish Clematis Societyで、
2011年にInternational Trials Commended Certificateを受賞しています。

私が入手したのは4年前なので、イギリスで出回り始めた最初の年ではないかと思います。
'Fukuzono'という名前の響きから、
「日本のクレマティスではないか?」と、同居人が買って来てくれたものです。
植物にはまったく無知で、いつも邪魔ばかりする人ですが、
たまには思いがけない発見をしてくれます♪

広田氏についての英文紹介ページ。 →■

アマチュアでここまでやれるなんて、「すごい!」の一言ですよね。




学名: Clematis 'Fukuzono'


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たまに、こんな面白いのも。
葉っぱではなく、花の変化したものでしょうか。



[追記]

C.'Fukuzono'はdurandiiの実生、もしくは何かとの掛けあわせだとのことです。
福園さんは、親のx durandiiに比べると、花びらが波打って
より優雅な感じがします。




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by lapisland2 | 2012-09-12 07:49 | Climber | Trackback | Comments(14)