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初夏から咲き始める 'Autumn Glory'



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昨年ご紹介したヒービー(日本ではへーベ)は、
かなり大きくなるタイプのものでしたが、→ 
これはサイズもほどほどで小さい庭にも適しています。
品種名はオータム・グローリーですが、花期が長く早い年には6月頃から咲き始めます。
咲き終わった花がらをきちんと摘んでおくと、次々と花を付けて、
霜の下りる頃まで長く咲き続けてくれます。

Hebeはどれもハチをたくさん呼んでくれるプランツですが、
特にこのオータム・グローリーは、花の少なくなる晩秋まで咲き続けるので、
ハチたちにとっては貴重な蜜源になりますね。

芽吹きの頃に、新芽がきれいな濃いコパー色になるのも、
葉っぱ好きにはうれしいものです。


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日当たりを好むプランツですが、
うちのように半日陰でもたくさん花を付けてくれます。
Hebeは、耐寒性がもう1つなのですが、
この品種は北アイルランドで作出されたせいもあるのか、
寒さにもかなり強いようです。
ただ、風当たりの強い場所は避けた方がよさそうです。

毎年春に軽くトリミングをし、
数年に一回くらいバッサリ根元から剪定をしておくと、
形が乱れるのを防げます。

学名: Hebe 'Autumn Glory'
英名: Hebe、Shrubby Veronica
和名:  ヘーベ(流通名)

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by lapisland2 | 2012-08-07 20:00 | Shrub | Trackback | Comments(0)

夏の日に輝く銀色のエリンジウム



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エリンジウムの中でも、毎年欠かせないのがEryngium giganteum 。
なぜか、私は妙にこのエリンジウムに心惹かれてしまいます。


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定植した1年目は、ただのグリーンの葉っぱですが、
2年目になると、これが大変身をします。
夏が近づくに連れて、このトゲトゲのシルバーグリーンの花が
銀色の輝きを増して来るのは、まるでマジックを見ているようです。

夏の月の明るい夜に、この花が庭に白く浮かび上がっているのは、
とても印象的で、Ghostという名もなるほどと思います。


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コーカサス地方からイランに掛けてが原産のこのエリンジウムは、
イギリスでは'Miss Wilmott's Ghost'と呼ばれることが多いのですが、
この名は19世紀の園芸家Ellen Wilmottに由来しています。
彼女は、他の人たちの庭にひそかにこの種を蒔き散らして、
思いがけない花が咲いて驚いている人たちの顔を見て楽しむという
茶目っ気のある人だったようですね。

このエリンジウムは広い庭だと、
こぼれダネが芽吹いて増えるようですが、
狭いうちの庭ではちょっと無理なので、
毎年種を蒔いて翌年の準備をすることになります。

エリンジウムの種蒔きは、どの品種も少々難しいのですが、
Eryngium giganteum の場合は、
冷蔵庫に入れたり出したりを繰り返すこともあり、かなり手間が掛かります。
でも、苗が売られていることが少ないので、
厄介でも自分で種蒔きをすることになります。

何回かに分けて少しずつ蒔いておけば、
ラッキーならばいくつかは成功して発芽するでしょう。
天候と気温任せで、あとは神さまにお願いするのみです。
(種蒔きの時期は2月~7月)

運よく神頼みが通じて発芽したら、
少し大きくなってから7.5cmのポットに植え替えて、
コールドフレームの中で冬越しをさせ、翌春に定植をします。




学名: Eryngium giganteum  AGM
英名: Miss Willmott's Ghost、Giant Sea Holly




[追記]

「花」と書きましたが、
真ん中の部分が花(散形花序)で、
周りのシルバーのトゲトゲの部分は「苞葉」です。 



 
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by lapisland2 | 2012-07-31 08:34 | Annual & Biennial | Trackback | Comments(8)

蜂を呼ぶエリンジウム


エリンジウムは庭の常連のプランツのひとつです。
日当たりの良い場所を好むので、
拙庭には向かないプランツなのですが、
蜂や蝶を呼んでくれるプランツなので、
なんとか場所を作って植えることにしています。

エリンジウム(またはエリンギウム)はセリ科の植物で、
熱帯から温帯に掛けて約230種類が分布しているようですが、
トゲトゲした形はセリ科の植物とはとても思えないですよね。

ちなみに、日本で人気のあるきのこのエリンギは、
エリンギウムの一種Eryngium campestreの枯死した根から生える
きのこだそうですね。びっくり!
(エリンギの学名は Pleurotus eryngii )



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このEryngium planum (エリンギウム・プラヌム) は、
東ヨーロッパの原産ですが、耐寒性が強いので、
よほど寒い冬でなければ、イギリスでも十分に冬越しします。


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普通は70~90cmくらいの高さですが、
春からずっと雨が降り続いたせいか、
今年はなんと160cmにも伸びてしまいました。
そのせいで、大雨の日に1mくらいの所で折れてしまって、
支柱を立ててなんとか立っている状態ですが、
それでもたくさん花を付けてくれました。
半日陰なので、日向に比べるとそれほどきれいなブルーの色が出ないのが
残念ですけれど。

この花が開くと、一日中ハチやチョウ、ホーバーフライが集まって来て、
とても賑やかです。


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冬場に雨の多いイギリスでは、根腐れを防ぐために、
植え付けの時に土にグリット(園芸用の細かい砂利)を混ぜて
水はけを良くする必要があります。
根がとても長いため株分けは難しいので、
種蒔きをして増やします。

種蒔きは発芽が不規則でなかなか難しいのですが、
10月~2月、または3月~9月に何回かに分けて少しずつ蒔いて、
ラッキーならば芽吹いてきます。(発芽期間は5日~90日)
発芽には低温に合う必要があるので、種蒔きの時期によっては、
冷蔵庫に2~3週間ほど入れておく(4℃)と発芽し易くなるようです。

多年草ですが、うちの庭ではそれほど長持ちはしないので、
数年毎に新しく植え直す必要があります。


'Blue Hobbit' 、'Jade Frost' 、 'Silverstone'、 'Blue Glitter' 、
'Blauer Zwerg' 、 'Blaukappe' などの園芸種が出回っています。




学名:  Eryngium planum
英名:   Flat sea holly。
和名:  マツカサアザミ(松笠薊)、 
別名:  エリンギウム、 エリンジウム


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by lapisland2 | 2012-07-31 03:21 | Perennial | Trackback | Comments(0)

初夏に咲く白いピンクッション


今年もアストランティアの白と淡いピンクの花が咲く時期になりました。
水の好きなアストランティアは、降り続いた雨もあまり支障がなかったようです。


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濃いダークレッドのアストランティアは、
雨の降りしきる中を2ヶ月間以上も咲き続けて、
いつものように花の終わったあと、花茎も葉もバッサリ切り詰めて、
新しい葉が展開しているところです。

白やピンクの花はいつも一足遅れての開花時期になるので、
春の終わりごろから夏までの間、
随分長い期間この花を楽しむことができます。


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斑入りのアストランティアは、
春の芽吹きの時はこんなにきれいだったのですが・・・

雨続きのために、周りのプランツが茂りすぎて押し潰されてしまい、
花を付けるどころか、息も絶え絶えになっています。
どこか他の場所に植え替えてやる必要がありそうです。



この繊細でやさしい花を咲かせるアストランティアに、
ここ2年ほど大きな悩みが発生しているのですが・・・
そのことについては、またいずれ書くことにしましょう。




昨年のアストランティアについては、こちらを■ 




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by lapisland2 | 2012-07-26 19:59 | Perennial | Trackback | Comments(2)

イングリッシュ・ラベンダー



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大好きなイングリッシュ・ラベンダーも、
今年はいつもより1ヶ月近く遅いようです。


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ドライフラワーにするには、
これくらいで切るといいのですが・・・
それがなかなかできないで迷っているうちに、
いつも開き切ってしまいます。

雨続きで、どのラベンダーも形が乱れに乱れています。
今年はそれを理由に、早めに刈り取ってしまった方がいいかもしれませんね。



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by lapisland2 | 2012-07-14 17:51 | Shrub | Trackback | Comments(2)

セダムはシーダム

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日本では、セダムと言えばマンネングサを思い浮かべる人が多いと思います。
セダムの仲間は非常に多く、多肉植物として扱われるものから、
ロックガーデンや屋上の緑化植物として扱われるものを含めて
いろいろありますが、こちらのガーデンでは欠かすことのできない
ボーダープランツでもあります。

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地球温暖化のせいで、乾燥に強いプランツの植栽が増えているイギリスの庭で、
夏のきれいな葉っぱ、花の少なくなる秋に満開になる花、
そして、冬枯れの庭に残るシードヘッドと長い間楽しむことができるプランツです。
品種も多く、葉っぱの色もグリーン系だけではなく、
黒に近いような銅色のものもあり、
天候と品種によっては、きれいな紅葉を楽しむこともできます。
花色もピンクの濃淡、ローズ色、白とさまざまで、
蜂やホーバーフライを呼んでくれるお役立ちプランツでもあるので、
日本でももっと広がってほしいと思いますね。

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日当たりがよく、水はけのよい場所であれば、
まったく世話はかかりません。
雨の多いこの国では、夏も水遣りの必要はまったくありません。
それでも、花の咲く頃には大きくなりすぎて倒れてしまうことも
多いので、前もって夏前に支柱が必要になります。

倒れないようにする秘訣は、
チェルシー・チョップと言って、
チェルシー・フラワーショーの頃に、バッサリ切り戻しをします。
このやり方は、晩秋から秋に掛けて花が咲くプランツの殆どに
利用できますよ。

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学名  Sedum spectabile
英名  Sedum(シーダムと発音)、 Ice Plants  
和名  セダム、 大弁慶草


上の二つの画像は、'Autumn Joy'
下二つは、S.maximum 'Atropurpureum'

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by lapisland2 | 2011-11-24 05:08 | Perennial | Trackback | Comments(0)

ルリタマアザミ満開に


天候不順のせいもあって、体調を崩してダウンしていた間に、
9月になってしまいました。
こちらは夏らしい夏が来ないまま、すでに初秋の雰囲気です。

この3週間ほどの間に、咲き急いで散ってしまった花もありますが、
少し時間を遡って庭の花を追ってみますね。


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気温の低い日が続いているせいか、
ルリタマアザミの花が例年よりも長く開いているように思います。
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by lapisland2 | 2011-09-10 18:57 | Perennial | Trackback | Comments(0)

イングリッシュそして、フレンチ


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地植えで冬を越してくれるイングリッシュ・ラベンダーは
イギリスの地に向いているラベンダーですが、
冬越しが難しいと分かってはいても、
羽の生えたフレンチ・ラベンダーも諦めきれないので、
毎年いくつかは鉢植えで育てています。
花がら摘みを怠らなければ、夏の間ずっと咲き続けてくれます。

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イングリッシュ・ラベンダーの方は、
もうすっかり開き切ってしまいました。

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ハチのためには、開き切ってしまうまで残しておきたいし、
ドライフラワーやポプリにするには蕾の間に切らなくてはいけないし・・・と、
毎年ためらっている間に、咲き進んでしまいます。


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by lapisland2 | 2011-07-12 06:50 | Shrub | Trackback | Comments(2)

ラベンダーの香り ♪



ラベンダーの香る季節になりました。

こちらに来てから、いろいろなラベンダーを育ててきましたが、
イギリスの気候に合うのは、派手なフレンチラベンダーではなく、
やはりイングリッシュラベンダーだということに落ち着きました。
なかでも、’Hidcote'という品種が、平凡ではあるけれど香りが
いいし、耐寒性もあるので一番のお気に入りです。


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写真のラベンダーは、最も古株で、たぶん15年以上になると思います。
風雪に耐えて、根元は曲がりくねっていますが、毎年たくさん花をつけてくれます。


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ドライフラワーやポプリにしたり、お風呂に入れたり、
たまにはお料理にも使っていますが、
ラベンダーの爽やかな香りは、心も爽やかにしてくれますね。



学名  Lavandula angustifolia 'Hidcote'
英名  English Lavender
和名:  オカムラサキ(丘紫)、らわんでる、真正ラベンダー、コモンラベンダー

[追記]
いずれが和名か別名か、はっきりしませんね。


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by lapisland2 | 2011-07-05 07:35 | Shrub | Trackback | Comments(0)

キツネのてぶくろ



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コテージガーデンには必須のフォックスグローブ。
2年草なので、毎年種まきが必要になります。

広い庭では、こぼれダネで勝手に広がりますが、
狭い庭では花が終わったら、種を付ける前に花茎を刈り取って、
新たに種を蒔いて来年の準備をします。

今年は白い花の種を蒔いたのですが、
なぜかピンクの花が咲いてしまいました。


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こちらの野に咲くフォックスグローブは、
濃いピンクのものがほとんどのようです。

学名: Digitalis purpurea 'Excelsior'
英名: Foxglove
和名: キツネノテブクロ  別名ジギタリス

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by lapisland2 | 2011-06-23 20:53 | Annual & Biennial | Trackback | Comments(0)