2016年のはじめに





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      「始随芳草去 又逐落花回」 

            

              (はじめほうそうにしたがってさり、またらっかをおうてかえる)


                                    (碧厳録)







               こんな風にありたいものです。












                                                  画像はミツマタのつぼみ



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# by lapisland2 | 2016-01-11 20:21 | Trackback | Comments(0)

9月の庭仕事




9月になり、日本も少しずつ気温が下がって来ているようですね。

欧州の大陸側は猛暑が続いたのに、
こちらイギリスは、7月のヒートウェーブのあと、
何回か気温高めの日はあったものの、
雨が多く、気温の低い日が続きました。

散歩道ではナナカマドやホーソーンの実が真っ赤に色付いていますが、
鳥たちのさえずりはまだ聞こえてきません。

でも、庭の片隅では小さなシクラメンの花が顔を覗かせ、
秋はもうそこまで来ているのを感じるようになりました。
子供たちも学校が始まり、庭にも静寂が戻って来ます。

9月は夏の終わりと共に、
やがてやって来る次の季節への準備を始める月でもあります。
手を休めていた庭仕事も、再び忙しくなりそうです。





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(9月のSavill Gardenから   手前のアスターは 'King George')




☆冬までに定着するように、
 できるだけ早く耐寒性1年草の種まきをする
 (必要ならば、フリースやクローシェで保護する)
 
キンセンカ、ニゲラ、poached egg plant(Limnanthes)、
 カリフォルニアポピー、ナスタチウム、
 ヒメコスモス、コーンフラワー、ラークスパー、など

 (今の時期に蒔いておくと、来年花が早く咲く)

☆ウォールフラワーやワスレナグサ、フォックスグローブ、オネスティなどの
 2年草の苗を定植する

 *ウォールフラワーの種まきをし損ねた場合は、
  これからの時期ガーデンセンターやマーケットで束にして売られる苗を
  買って植えるとよい

☆コルチカムなど秋に咲く球根の植え付け

☆秋植え球根を植えつける
 特にダフォディルやFritillaria imperialis などは早めに

(水仙の根は晩夏に伸び始めるので、
 その時期に植えると水分や栄養分をよく吸収するため)

 *ただし、チューリップは11月まで待つこと!

☆芝生に小さい球根(クロッカスやフリティラリアなど)を植え込む

 *リスが掘り返すのを防ぐために、
  植えた球根の上からワイヤーネットをかぶせるのを忘れずに!
  (普通のネットでは喰いちぎってしまうので注意)

☆クリスマス用の水仙やヒヤシンスを植える
 (preparedと書いてある球根を買う)

☆引き続きbedding plants の花がら摘み・水遣り・施肥を
 定期的にして、花期が秋まで続くようにする
   ↓
 ボーダーの花が終わった所に多年草の鉢を置いたり、
 プリムラやパンジーなどを植えて秋から冬までの間も
 花が続くようにする

☆引き続き、晴れた日を選んで種取りをする
 (採った種は紙袋に入れて乾燥した所に吊るして数日乾かした後、
 ごみなどを取り除いてからラベルをつけ、密封容器に入れて、
 冷蔵庫や涼しい場所に保管する。あるいはすぐに蒔く)

☆花が終わった宿根草は、根元から刈り取って、コンポストに

 *ゲラニウム、プルモナリア、ユーホビア、ぺオニーetc.

☆カメリアに水遣りと施肥を忘れずに

 *イギリスの場合は、石灰分の多い水道水よりも
  溜めておいた雨水をやる方がよい

☆秋の嵐に備えて、支柱の点検をしておく

☆クライマーを植えつけるのに最適の月なので、
 植えつける場所を選び、土の準備をする。

 *クレマティスを植えつける時は、5~10cmくらい深めに植えること

☆常緑のシュラブの植え替えが必要なら、土が温かいうちにやっておく

☆ダリアも今月は最盛期になるので、花がら摘みを忘れず、
 支柱がしっかりしているかどうか確かめる
 毎週の施肥も忘れずに

☆アルパインのプランツにグリットでマルチングをする

☆クライミング・ローズ、ランブリング・ローズの花後の剪定をする
 (剪定した茎を挿し木に使える)

☆バラの黒点病やさび病の兆候のある葉は、
 すべて市町村の収集するグリーンビンに入れるか焼却し、
 下に落ちた葉もすべて拾って同じように処分する

 *家庭のコンポストは温度がそれほど上がらないので、入れないこと!

☆植えてから3~4年経った宿根草は勢いがなくなるので、
 今の時期に株分けをする
 (ただし、粘土質の土の場合は春に株分けする方がよい)

☆ミクルマスデージー(アスター)はウドンコ病が発生しやすいので
 水遣りを忘れないようにする

 *どうしても必要な場合は、2週間おきにオーガニックの薬剤を散布するが、
  ウドンコ病に耐性のある品種を選ぶようにした方がいい

☆挿し木や挿し芽はまだできるので、早めにする

 *耐寒性のない宿根草などの挿し芽も今のうちに 
 
  ヒューシャ、パラゴニウム、ペンステモン、バーベナ、マーガレットetc.

☆外に出していたハウスプランツを室内に取り込む

☆耐寒性のないプランツは温室や室内に取り込む

 ヒューシャ、サルビア、ジェラニウムetc.

☆ヘッジ(垣根)の刈り込みをする最後の月なので、
 寒くなる前にトリミングをしておく

 *時期が遅れるとコニファーなど枯れ込むことがあるので注意

 *電動機具(electric trimmer)を使う時は、
  ゴーグルや手袋などの装備を忘れずに!
 
 *hedgeのすぐ傍にボーダープランツを植えないようにする
 (そこだけハゲになってしまう)

 *下に行くほど少し広がる感じで刈り込むと、根元までよく日が当たる

 *ヘッジの中に鳥の巣がないか確かめてから刈り込みをすること!

☆芝刈りと施肥
 
 *4月~10月までは週1回の芝刈り
  日照りが続く時は短く刈り過ぎないようにすること!
 (芝刈り機のブレードを2.5~ 3cmに設定する)
 
 *施肥は3~4週に1回程度

☆夏の間にできた芝生のはげた部分に種を蒔く
 (今なら数週間で新しい芝が生えてくる)

☆クリスマスに使うヒイラギの実などにネットを掛けて、鳥から守る

☆冬までにコンポストの切り返しをしておく





☆池の管理

◎引き続き blanketweedやduckweedを取り除く

◎ホテイアオイやウォーターレタスなど、
 水面を覆っているプランツを間引いて数を減らす

◎増えすぎた水草も引き上げて量を減らす

◎スイレンなどの枯れた葉が水中に沈まないように、刈り取る

◎落葉樹の落ち葉が池に落ちるのを防ぐために、ネットを張る

 *カエルなどの出入り口を確保するのを忘れないように!

◎冬に備えて、水温が低くなる前に魚に高タンパク質の餌を与えて、
 病気に対する抵抗力をつける

 *隔日にフレークまたはペレットを与える (20分以内に無くなる程度の量)
  気温が下がり始めたら、餌の量を減らす

◎もし、新しく池を作る予定なら、今の時期に準備を始めるとよい 




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☆Wildlife

◎姿を消していた鳥たちが庭に戻って来るのと、
 日が短くなり気温が下がって来るに従って、
 北からの渡り鳥の数も増えて来るので餌の補給に気をつける

 冬に備えてこの時期は高エネルギーの餌を用意する

(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
 ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
 フルーツケーキやナッツケーキ(ドライフルーツやナッツをラードで固めたもの)、
 ビスケットやケーキの残り、ラードやfat ball、mealworm など)

 *ピーナツはそのまま与えると喉に詰めて死ぬことがあるので、
  必ずワイヤーネットのピーナツ用のバードフィーダーに入れて与えること

 *カタツムリを集めて置いておくと、Song thrushやヘジホグなどの餌になる

 *鳥の種類によって好物が違うので、
  多種類の餌を用意すると多種類の鳥が来てくれるようになる。

 *木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
   地面に置くバードフィーダーも忘れないように!
 
◎ヘジホグ(ハリネズミ)も冬眠までに栄養補給が必要なので、
 餌を準備する

(キャットフードやドッグフードなど+水)

 *ミルクは与えないこと!

◎ハチの数が異常に減っている現在、
 どんなプランツがハチに好まれるかを考慮に入れて、
 植えるプランツを考えるのも大切なこと

 *派手な園芸種の八重の花を避け、
  一重のデイジーのような形や、筒型の花を選ぶとよい

◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!
 (オーガニックのクリーナが売られているので、まずそれをスプレーしたあとブラシで擦り、
 そのあと水で洗い流してから乾燥させる)

 *不潔なバードフィーダーから、鳥の間に感染病が広がることも多い。

 *サルモネラやE.coliなどの人への感染を防ぐためにも、
  餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!

◎庭や畑の一部に、小動物や虫たちのために丸太や小枝を積んだり、
 草を刈らない場所を作る

◎ティーゼルやヒマワリなどのシードヘッドを刈り取らずにそのままにしておくと、
 冬の間の鳥たちの餌になる
 
 
 
☆☆庭も畑も雑草1本生えないようにきれいにするのは自然に反することだとみなして、
 「ぐうたらガーデナー」に徹することにしよう!





★★畑仕事については菜園日記の方に書き込む予定です。→

★★★これはイギリス南東部基準に書いていますので、
  日本とは少し違ったところもあります。
  お住まいの地域の気候に合わせて、作業を前後して下さい。
  内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。


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# by lapisland2 | 2015-09-02 19:12 | Trackback | Comments(2)

夏の庭を彩る花 ファイジェリアス



ジャングル状態の夏の庭では、
放りっぱなしでも長く花を付けてくれるプランツはありがたいものです。




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6月初め頃からファイジェリアスが花を付け始めましたが、
7月に入ってからの気温上昇で、元気いっぱいに咲き続けています。




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「外がコーラルレッドで、中が黄色」と書き表すと
派手な色合いの花のように思いますが、
一輪一輪の花はそれほど大きくないので、たくさん咲いても暑苦しい感じにはならず、
私にとってはお気に入りの夏の花の一つになります。

南アフリカ原産のファイジェリアスには、
Phygelius capensisと Phygelius aequalisの2種類の原種があります。
Phygelius capensisは、花が茎の周り全面に付き、
Phygelius aequalisは、花が茎の片方にだけ付くので
すぐに見分けることができます。

どちらも1m以上の高さになりますが、
英国で作成された園芸種もいろいろ出回っていて、
色もローズ、赤、オレンジ、黄色、クリーム色などさまざまあり、
サイズも小さめのコンテナー向きのものもあります。



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拙庭に咲くファイジェリアスは、
Phygelius x rectus 'Winchester Fanfare'ではないかしらと思います。
'Winchester Fanfare'は60~90cm位の高さになるのが普通なのですが、
半日陰の拙庭では天候のよい夏には1.5~1.8mくらいまで延びます。
たぶん、日向ではもう少し低い高さをキープできるのではないでしょうか。
(ひょっとしたら別の品種なのかもしれませんが、
何種類ものファイジェリアスを植えて耐寒性を確かめたので、
残っているのが一体どれだったのかわからなくなってしまいました。)



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とても花期が長くて、うちでは6月頃から晩秋まで次々と咲き続けてくれます。
(南部やロンドンなど暖かい所では5月頃から11月まで咲き続けます。)



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花期が長い上にあまり土を選ばず、水はけがよく肥沃で、
日向でさえあれば、殆ど手の掛からないプランツです。
拙庭のように半日陰であっても、冷夏でない限りよく花を付けてくれます。
(自生地では川辺りや湿気た傾斜地に生えるとのことですので、
夏に水切れにならないように気をつけるといいでしょうね。)

ただ耐寒性はもう一つなので、南向きのシェルターな場所を選んで植えるようにします。
(耐寒性は、Phygelius capensisの方が少し強いようです。)
私の場合は、晩秋に根元をコンポストなどでマルチングして、フリースで覆うようにしています。

私の好きなのはレモンイェローのファイジェリアスで、
これはサイズも少し小さめで、狭い庭向きではあるのですが、
残念ながら、耐寒性がもう一つで、うちではなかなか冬が越せません。
取り込む場所のないうちでは、1年ぽっきりになることが多いですね。

Phygeliusは分類ではシュラブに入ると思いますが、
Phygelius capensis以外の園芸種は、
暖地では宿根草扱い、寒冷地では1年草扱いになります。
冬越しができるようなら、春に根元15~20cmくらいの所まで切り詰めて、
毎年新芽を更新します。

サイズの小さい園芸種のものは、冬場は温室や室内に取り込めますし、
1年草扱いの場合でも、簡単に挿し木で更新できます。
また、種からも簡単に育てることができます。
それと、サッカーがよく出るので、
それをレイヤードして増やすのも簡単です。

この花は古いウォールドガーデンで時々見かける程度で、
庭に植えられることは少ないのですが、
もっと見直されてもいいプランツではないかしらと思います。
ハミングバードのお気に入りの花のようですが、
蜂たちにもとても人気があっていつもブンブン群がっています。

英国では Cape Fuchsiaと呼ばれることが多いのですが、
花の形はハーディヒューシャ(耐寒性フクシア)に似ていますが、
ヒューシャ(フクシア)の仲間ではなく、
フォックスグローブやペンステモンの仲間になります。



学名: Phygelius x rectus 'Winchester Fanfare' (たぶん)
英名:  Cape Fuchsia


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# by lapisland2 | 2015-08-16 02:03 | Shrub | Trackback | Comments(12)

8月の庭仕事



7月はヒートウェーブで始まりましたが、
さて8月はどうなることでしょう。
例年ならば、8月中旬になると雨が多くなり気温もグンと下がって、
夏も終わりに近づくのですが、
あまりにも気温差の激しいこの夏、先の予測はまったくできません。

学校も夏休みに入り、ホリデーに出かける人たちが増えてきました。
留守中に熱波がやってくる可能性もありますので、
出かける前には水対策をしっかりと。

庭は親離れをしたばかりの雛鳥たちでにぎわっています。
まだ怖いもの知らずの雛鳥たちがヒョコヒョコ近づいてくるのは、可愛いものです。
あと残りわずかの短い夏を、みどり濃い庭で楽しみたいものです。


台風のあと異常な暑さが続いている日本では、
くれぐれも熱中症に気をつけて庭仕事をして下さいね。




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                           (Savill Gardenの夏のボーダーから)



☆先月に引き続き水遣りの工夫をする

◎特に毎日の水遣りが必要なもの
 ・ハンギングバスケット・ポット・コンテナー植えのプランツ、
 ・植えたばかりのプランツ(6月に移植したばかりの1年草も)
 ・ダリアやヒューシャなど

◎それ以外は、毎日だらだらと水をやるのではなく、
 週のうち2-3回たっぷりやる方が効果的で、
 植物に日照りに対する抵抗力もできる

◎ホリデーに出かける予定の人は、
 前もって水遣りについて考えておくといいですね。
(お隣に頼む、鉢植えやハンギングはまとめて日陰に移しておく、
 自動散水タイマーなどを設置する etc.)

◎water butt(雨水の貯水タンク)を設置する

◎台所やお風呂の'grey water'の再利用をする
 野菜を洗った水など、有毒な化学物質が使われていない限り、
 庭の水遣りに再利用できる

☆翌年早い時期に花をつけるシュラブ(カメリア、アゼリア、マグノリア、
 シャクナゲなど)は、花芽ができる時期なので、しっかり水遣りをして、
 肥料を与える

☆bedding plants の花がら摘み・水遣り・施肥を定期的にして、
 花期が秋まで続くようにする

☆晴れた日を選んで種取りをする
(取った種は紙袋に入れて乾燥したところに吊るして数日乾かした後、
 ごみなどを取り除いてからラベルをつけ、密封容器に入れて、
 冷蔵庫や涼しい場所に保管する。あるいはすぐに蒔く)

◎candelabra primula、aquilegia 、foxgloveなどは、
 種を採ったらすぐに蒔く

☆こぼれダネから出てきた芽を鉢上げして、来年に備える

◎キンセンカ、ニゲラ、カリフォルニアポピー、ナスタチウム、
 ヒメコスモス、コーンフラワー、ラークスパー、カランジュラなどは、
 簡単に直播できるので、トライしよう

 *または、ポットやトレイに種まきをして、秋に植えつける

 (今の時期に蒔いておくと、来年花が早く咲く)

◎ラベンダーやサントリーナ、ヘリクリサムなどのトリミングをして、
 形を整える(古い枝の上5cmくらいの所で剪定する)

☆雑草抜きを定期的にして、同時に害虫もチェックする

☆先月種まきしたウォールフラワーのピンチングをする
(早くしておくほど、移植する時までにたくさん脇芽が出て
 よく茂った株になる)

☆ランブリングローズなどの花が終わったら、剪定をする
 3本に付き1本を根元から切ってやると、新芽が出やすくなる
 残りは弱剪定しておく→結わえる

☆バラの黒点病に注意する
 葉っぱはコンポストに加えないように!

☆引き続き、softwood と semi-ripeの挿し木をする

 宿根ウォールフラワー、ペンステモン、バーバスカム、
 Lamium maculatum、diascia(ディアスシア)、ナデシコ類、
 パラゴニウム、オステオスペルマム、コリウス、バーベナ・ボナリアンエンサス、
 クレマティス、シュラブ類(ブデリア、アジサイ、コーナス、ヒューシャ、
 ヒービー、ポテンティラ、ウェイジェラ、など)

 *ナデシコ類の今年最後の挿し芽の時期なので、
  忘れないようにする

☆引き続きスィトピーの花を摘む
(種を付けると、途端に花を咲かせるのを止めるので、
 花が咲いたら次々切り取って切花にする)

 *ウドンコ病が出ないように水遣りをしっかりする

☆バラやハニーサクルのウドンコ病に注意する
 

☆花の終わったユリは、来年の花のために花の下で切って、
 海草液肥などを与える
 葉と茎は冬まで残すこと!

☆秋に植える球根の注文を始める
(そろそろカタログが届き始めています。
 まだなら、早めにカタログの注文をするのをお忘れなく! 
 球根だけではなく種のカタログも!)

☆秋植え球根を植える場所の準備をする

☆オータムクロッカス、コルチカム、ネリネ、
 耐寒性シクラメンなどの植え付け

☆水仙の植え付けは、今月末までにするとベスト
(水仙の根は晩夏に伸び始めるので、
 その時期に植えると水分や栄養分をよく吸収するため)

☆秋の嵐に備えて、クライマーやシュラブなどの支柱の点検をしておく
 背の高くなるダリアなどにも支柱を立てる

☆クライマーのlayer をしてみよう
 長いクライマーの茎の地面に着く箇所に少し傷を付けてペグで止め、
 土をかぶせておくだけ。
 来年3月に、切り取ってポットに植える

 *アイビー、ジャスミン、ハニーサクル、ウィステリア、
  クレマティス、バージニアクリーパーなど簡単にできる

☆クライマーの花が終わったものは、茎の1/3のところで剪定する

 *ただし、クレマティスについては種類別の剪定法に従う

☆引き続き、ウィステリア(藤)の夏剪定をする
 見事な花を咲かせるためには、年2回の剪定が必要
 (7月に25cm、冬に5cmほど)

 *新しく植えたものは剪定しないこと

☆引き続きダリアに肥料を与え,水を切らさないようにする
 今月初めからは、high- potashの (カリ分の多い)肥料を与える
(花色を良くし、丈夫な茎を育て、球根を太らせる)

 *ただし、日本では8月には施肥をしない

☆アジュガなどの葉にウドンコ病が発生したら、葉を取り除き、
 しっかり水遣りをする

(使った剪定ばさみは消毒すること)

☆ピラカンサのトリミングをする

☆先月に引き続き、hedge(垣根)の刈り込みやトピアリーの剪定
 
 遅くても9月初めまでには済ませること!

 *時期が遅れるとコニファーなど枯れ込むことがあるので注意

 *電動機具(electric trimmer)を使う時は、
  ゴーグルや手袋などの装備を忘れずに!
 
  hedgeのすぐ傍にボーダープランツを植えないようにする
 (そこだけハゲになってしまう)

 *下に行くほど少し広がる感じで刈り込むと、根元までよく日が当たる

☆芝刈りと施肥
 
 4月~10月までは週1回の芝刈り
 日照りが続く時は短く刈り過ぎないようにすること!
(芝刈り機のブレードを2.5~ 3cmに設定する)
 
 施肥は3~4週に1回程度




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☆池の管理


◎気温の上昇につれて、水中の酸素の量が少なくなって、
 魚が水面でパクパクし始めるので、水を補給する
 できればwater buttの水を使う
(水道水の方がalgaeが発生し易いとのこと)

 *水道水を使う場合は、数時間溜め置いて塩素を抜いてから入れる

 *小さな池の場合、噴水の設置や水の循環装置をつけて、水が動くようにするのもよい

◎水温が上昇する時期なので、スイレンやホテイアオイなどで
 魚たちに日陰を作ってやる
 日陰を作ることで、algaeの増えるのを抑えることもできる

◎algaeを取り除く方法

 薬品を使わないエコ的な方法としては、barley straw(大麦の藁)を丸めて
 ネットの袋に入れたものを池に浮かべる。
 4週間毎に新しいものに取り替える。
 (ガーデンセンターなどで既製品も売られているが、
 材料が手に入る場合は簡単に作ることができる)

◎魚の数、水生植物や水辺の植物などの
 バランスがとれているかどうか、常にチェックする

◎blanketweedやduckweedを取り除く(暑い時は週に1回)
 太陽光線の強くなるこの時期は、急激に増えるので注意する

◎増え過ぎた水草を取り除く


◎スイレンに付くaphidに注意する
 ひどい害がある前に、ホースの水で洗い流す
 (水の中に落ちたaphidは、魚が食べてくれる)


◎花が終わったスイレンや、傷んだ葉などを取り除く
 枯れたプランツが水中に落ちないように、気をつけて取る

 *スイレンのうちで、特に黄色い花の咲くものには注意をする
  花茎や葉が黒くなり始めた時は、
  lily crown rotという深刻な病気にかかっていることがあるので、
  すぐに引き上げて焼き捨て、ポットも消毒する

◎spiral snail(タニシ)は、池の水を綺麗にしてくれるが、
 スイレンの葉も食べるので、数をコントロールする

 *キャベツの葉を水に浮かべておいて、翌朝チェックすると
 タニシがたくさん付いているので、処分するとよい

◎温暖化と共に、年々蚊の発生が多くなっているので、
 植物だけを植えている池やbog gardenなどは、
 蚊の発生を防ぐ工夫をする

◎枯れたプランツが水中に落ちないように、気をつけて取る

◎ネットを張ってある池は、トンボの孵化に備えて外しておく

◎カエルの出入り口を作ってやる




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☆Wildlife

◎鳥やカエルやハチ、テントウムシなどいろんな生物が
 庭や菜園に来てくれるように、餌や巣の工夫をする

 *夏休みは子供たちと一緒にトライできるいい機会ですよ♪

◎鳥や小動物、虫たちの餌や住処になるような樹木、シュラブ、クライマーなどを
 選んで植えるようにする

◎ハチの数が異常に減っている現在、
 どんなプランツがハチに好まれるかを考慮に入れて、
 植えるプランツを考えるのも大切なだと思う

 *派手な園芸種の八重の花を避け、一重のデイジーのような形や筒型の花を選ぶとよい

◎鳥のためにバラのローズヒップを残しておく

◎夕方以降に開花するプランツを植える→蛾を誘引する→コウモリを誘引する

◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!
 (オーガニックのクリーナが売られているので、まずそれをスプレーしたあとブラシで擦り、
 そのあと水で洗い流してから乾燥させる)

 *不潔なバードフィーダーから、鳥の間に感染病が広がることも多い。

 *サルモネラやE.coliなどの人への感染を防ぐためにも、
  餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!

◎バードバスや水飲み場の水を毎日取り替える
 鳥を庭に呼びたいなら、
 餌台の設置だけでなく、水飲み場兼水浴び場を作ること!

◎鳥の餌は冬場だけと思っている人もいるようだが、
 夏場もWrenのように子育てを続けている鳥もいるので、
 餌の補給を忘れないようにする

 (ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
 ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
 フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラードやfat ball、mealworm など)

 *ピーナツはそのまま与えると喉に詰めるので、
  必ずピーナツ用のバードフィーダーに入れる

 *リスにピーナツを盗まれるのを防ぐには、
  すべて金属でできているバードフィーダーを使用するとよい
  プラスチックのは、齧られてしまうので役に立たない

 *雛がいる間は、乾燥mealwormは水で湿らせて与えるとよい


 *カタツムリを集めて置いておくと、Song thrushやヘジホグなどの餌になる

 *鳥の種類によって好物が違うので、
  多種類の餌を用意すると多種類の鳥が来てくれるようになる。

 *木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
   地面に置くバードフィーダーも忘れないように!

◎庭や畑の一部に、小動物や虫たちのために丸太を積んだり、草を刈らない場所を作る
 
 *庭も畑も雑草1本生えないようにきれいにするのは自然に反することだとみなして、
 「ぐうたらガーデナー」に徹することにしよう!





★★畑仕事については菜園日記の方に書き込む予定です。→


☆★これはイギリス南東部基準に書いていますので、
  日本とは少し違ったところもあります。
  お住まいの地域の気候に合わせて、作業を前後して下さい。
  内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。



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# by lapisland2 | 2015-08-03 03:31 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(0)

地味だけれど、印象的な花シシリンチウム・ストリアタム




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6月から8月に掛けて小さなクリーム色の花を付けるシシリンチウムは、
地味だけれども好きなプランツの一つです。
1年の殆どはなんの変哲もないアヤメ科そのものの
尖がった葉っぱを見せているだけで、
花が咲いてもその地味な色や姿は決して庭の主役にはなれっこありません。
世のガーデナーたちがバラやシャクヤクにうつつを抜かしている間に、
いつのまにかこっそり花茎を伸ばして、
小さな目立たない花をひっそりと咲かせています。

日本で野原に咲いていた小さな青いシシリンチウム(ニワセキショウ)は、
子供の頃の楽しい思い出に繋がる懐かしい花ですが、
こちらに来てから知ったこのシシリンチウムも、
なぜか私の心を捉える花になりました。



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本来ならば日当たりのよい場所に植えるべきプランツなので、
半日陰や日陰が殆どの拙庭には合わないのですが、
何とか隙間を見つけては、このプランツに場所を与えています。
日当たりが悪い上に冬は水浸しと悪条件の庭では、
耐寒性はあっても(ー15℃位までOK)冬を乗り越えるのが難しく、
春になると消えてしまっていることが多いのですが、
それにも懲りず植え続けています。
ここ2年比較的温暖な冬だったことや、春から暖かい日が続いたせいもあってか、
昨年・今年と続けて株が充実してなかなかいい状態を保っています。



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斑入りのSisyrinchium stratium 'Aunt May'は、
花のない時も存在感があるのですが、
うちの庭ではこちらの方がさらに短命なように思います。
(これ、斑入りの筈なのですが・・・斑が殆ど消えちゃってますねぇ。)



自生地はアルゼンチンとチリで、高山の草原や明るい森、牧草地などに生えるようです。
アヤメ科の中でも最も種類の多いシシリンチウムは、
北米で37種、南米では92もの種があるそうです。

地中海気候のような所では、こぼれダネからどんどん増えて、
庭を占領するくらいになるようですが、なんともうらやましい話です。





学名: Sisyrinchium striatum
英名: Pale Yellow-eyed-grass , Satin flower
和名: (流通名)シシリンチウム・ストリアタム




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# by lapisland2 | 2015-07-11 07:24 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback(1) | Comments(2)

7月の庭仕事



7月に入った途端に欧州にヒートウェーブがやって来ました。
パリで39℃、南仏では42℃という所もあったようです。
イギリスでは37℃近くまで上がり、
これは160年間で最も暑い7月だとのことです。

今週末にはまた気温が上がるとの予報が出ていますが、
学校の夏休みも始まり、ホリデーに出かける人も多いので、
留守中の水対策を考えておいた方がいいかもしれませんね。

暑さのために、ユリも一気に花開き、
バラも咲き急いでしまいましたが、
暑さに強い花たちはこれから最盛期を迎えます。
短い夏を大いに楽しみたいものです。


日本は梅雨明けと共に厳しい暑さが続くことでしょうから、
プランツの夏越し対策をお忘れなく!
熱中症にくれぐれも気をつけて、
元気に夏を乗り切ってくださいね。



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                            (画像は Magnolia grandiflora)



☆水遣りの工夫をする

◎特に毎日の水遣りが必要なもの
 ハンギングバスケット・ポット・コンテナー植えのプランツ、
 植えたばかりのプランツ(6月に移植したばかりの1年草も)
 ダリアやヒューシャなど

◎それ以外は、毎日だらだらと水をやるのではなく、
 週のうち2・3回たっぷりやる方が効果的で、
 植物に日照りに対する抵抗力もできる

◎ホリデーの間の水遣りの事を考えておく
(お隣りや友人に頼む、鉢植えやハンギングはまとめて日陰に移しておく、
 自動水遣り装置を設置するetc.)

◎water butt(雨水の貯水タンク)を設置する

◎台所やお風呂の'grey water'の再利用をする
 野菜を洗った水など、有毒な化学物質が使われていない限り、
 庭の水遣りに再利用できる

◎マルチングが遅れている場合は、今からでもやっておくとよい

☆雑草抜きを定期的にして、同時に害虫もチェックする

☆引き続き、2年草の種まきをする
(寒い地方では中旬までに済ませる) 
 
 foxglove, honesty(Lunaria annua), evening primrose,
 ワスレナグサ、ウォールフラワー、ダイアンサス(ナデシコやカーネーション)、
 カンタベリーベルなど

☆引き続き、softwood と semi-ripeのcutting(挿し芽・挿し木)をする
 
 多年草ウォールフラワー、ペンステモン、バーバスカム、Lamium maculatum、
 diascia(ディアスシア)、pinks(ナデシコ類)、パラゴニウム、コリウス、
 バーベナ、クレマティス、シュラブ類など

☆耐寒性クライマーやシュラブのlayeringをする
 アケビ、アイビー、ウィンタージャスミン、ライラック、
 クレマティス、campsis など

 簡単にできますので、トライしたい方は、やり方をお尋ね下さい。

☆挿し芽・挿し木の根付いたものを、定植する

☆スィートピーの花を切る
(スィートピーは種を付けると、途端に花を咲かせるのを止めるので、
 花が咲いたら次々切り取って切花にする)

*ウドンコ病を防ぐために、朝早く根元にたっぷり水遣りをする

☆hedge(垣根)の刈り込み
 
 遅くても9月初めまでには済ませること!
 
 *電動機具(electric trimmer)を使う時は、ゴーグルや手袋などの装備を忘れずに!
 *hedgeのすぐ傍にボーダープランツを植えないようにする(そこだけハゲになってしまう)
 *下に行くほど少し広がる感じで刈り込むと、根元までよく日が当たる

☆花が終わったベディングプランツを刈り取る

 ルピナス、デルフィニウム、バーバスカムなどは二番花のために
 花茎を根元から切る

☆2番花の咲くものや、花期の長いものはカットバックして、
 水と肥料を与える

☆アルカミラモリス、ワスレナグサ、アクィリジア(西洋オダマキソウ)、
 スカビオサなど増えると困るものは、花が終わったらすぐに花茎を切って、
 種を飛ばさないようにする

☆ラベンダーの花が終わったら、すぐに花茎を刈り取って、
 コンパクトな形をキープする

*ドライフラワーやポプリを作る時は、花が色づいて開き切る前に、
 花茎の元の部分から切り取って、温室やシェッドに吊るして乾燥させる

☆晴れた日を選んで、種採りをする
 
 保存するものは、密封容器に入れて冷蔵庫に
 そうでないものは、すぐに蒔く

☆春咲き球根の堀り上げと株分け

◎チューリップ、ヒヤシンス・・・毎年
(ただし、私の経験ではイギリスでは原種などを除いて
 チューリップは1年限りで、
 毎秋新しい球根を植えるほうが良いように思います。)

 水仙・・・2~3年毎

 その他のものは混み合って来たら適当に

◎堀り上げて乾燥させた球根は、根をハサミで切り、
 痛んだ所を取り除いて浅い箱などに入れて、涼しい場所に保管する

◎オフセット(分球した小さな球根)は、
 花が咲くまでに2~3年掛かるので、気長に待つ

☆混み合っているジャーマンアイリスの株分けをする
(古い真ん中の部分を捨てて、周りの若い部分だけを残す)

*根塊が地面から見えるように浅植えして、葉を半分の長さに切る

*クレイなど重い土の場合はグリットを混ぜてから植えつける
 
*bonemealをドレッシングしてやる

*イギリスでは、S&Sの被害に注意すること!

☆秋咲き球根を植える
 コルチカム、ネリネ、オータムクロッカスなど

☆ウィステリア(藤)の夏剪定をする
 
 (7月に20~25cm、冬に5cmほど)

 剪定後、カリ分の多い液肥を与える

*新しく植えたものは剪定しないこと!

☆樹木やシュラブのサッカー(ヒコバエ)を根元から切る

☆2週間毎にコンテナーやハンギングバスケットに肥料を与え、
 小まめに花がら摘みをし、伸びすぎたものは切り詰める

☆ダリアがグングン成長する時期なので、
 2週間毎の肥料と毎日の水遣りを欠かさずに

☆ダリア、ユリなど背の高いプランツに支柱を立てる

☆バラの花がら摘みを忘れずに!
 
 2番花のために、花の咲いた3芽下で剪定する
 6月にやらなかった場合は、hoeingとマルチング

*肥料は7月末までに終えること!

*黒点病とウドンコ病の発生に注意する

☆今の時期、カイガラムシが発生しやすいので注意する
 見つけた場合は、ブラシで擦り取って石鹸水を吹いておく

☆ホスタの周りにコパーテープを巻く
 地植えのものには、コパーリングやグリット、
 貝殻や卵の殻を砕いたものや、トラップなどでS&Sの被害に備える

*S&S(ナメクジとカタツムリ)の駆除剤については、
 前にも書きましたが、Metaldehydeが主成分のものは絶対に使用しないように!
 毒性がきついので、鳥や小動物、ペットに影響があります。

☆ハウスプランツの植え替え

☆ハウスプランツに毎週液肥を与える

☆定期的に芝刈りをする
 日照りが続くようなら、短く刈り過ぎないようにして、
 刈る回数も減らす
(草刈機の刃を40~50mmに設定する)

*エッジングも忘れないように!
(芝生のエッジをきちんと刈ると、グンと見栄えがよくなりますよ!)

☆コンポストの切り返しをする
 コンポストが乾いていたら、水を掛けるのを忘れずに!






☆池の管理

◎水温が上昇する時期なので、スイレンやホテイアオイなどで、
 魚たちに日陰を作ってやる
 日陰を作ることで、algaeの増えるのを抑えることもできる

◎algaeを取り除く方法

 薬品を使わないエコ的な方法としては、barley straw(大麦の藁)を丸めて
 ネットの袋に入れたものを池に浮かべる。
 4週間毎に新しいものに取り替える。
(ガーデンセンターなどで既製品も売られていますが、
 材料が手に入る場合は簡単に作ることができます)

◎気温の上昇につれて、水中の酸素の量が少なくなって、
 魚が水面でパクパクし始めるので、水を補給する
 できればwater buttの水を使う
(水道水の方がalgaeが発生し易いとのこと)

 *小さな池の場合、噴水の設置や水の循環装置をつけて、水が動くようにするのもよい

◎魚の数、水生植物や水辺の植物などのバランスがとれているか
 どうか、常にチェックする

◎blanketweed や duckweedを取り除く(暑い時は週に1回)
 太陽光線の強くなるこの時期は、急激に増えるので注意する

◎スイレンに付くaphidに注意する
 ひどい害がある前に、ホースの水で洗い流す
 (水の中に落ちたaphidは、魚が食べてくれる)

◎spiral snail(タニシ)は、池の水を綺麗にしてくれるが、
 スイレンの葉も食べるので、数をコントロールする

*キャベツの葉を水に浮かべておいて、翌朝チェックすると
 タニシがたくさん付いているので、処分するとよい

◎枯れたプランツが水中に落ちないように、気をつけて取る

◎ネットを張ってある池は、トンボの孵化に備えて外しておく

◎カエルの出入り口を作ってやる




☆Wildlife

もうすぐ、鳥たちは産後休暇のホリデーに出かけて、
庭から姿を消すので、餌やりも暇になるでしょう。
それまでは、餌を切らさないように!

◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
 バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする

*パン屑はおなかが膨れるだけなので、
 最後の雛がいる間はもっと栄養分の多いものを準備する
 
(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
 ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
 フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラードやfat ball、mealworm など)

*ピーナツはそのまま与えると喉に詰めるので、
 必ずピーナツ用のバードフィーダーに入れる
 特に今の時期は、雛が巣立ちをしているので注意が必要

*雛がいる間は、乾燥mealwormは水で湿らせて与えるとよい

*リスにピーナツを盗まれるのを防ぐには、
 すべて金属でできているバードフィーダーを使用するとよい
 プラスチックのは、齧られてしまうので役に立たない

*カタツムリを集めて置いておくと、Song thrushやヘジホグなどの餌になる

*鳥の種類によって好物が違うので、
 多種類の餌を用意すると多種類の鳥が来てくれるようになる。

*木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
  地面に置くバードフィーダーも忘れないように。

◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!
 (オーガニックのクリーナが売られているので、まずそれをスプレーしたあとブラシで擦り、
 そのあと水で洗い流してから乾燥させる)

*不潔なバードフィーダーから、鳥の間に感染病が広がることも多い。

*サルモネラやE.coliなどの人への感染を防ぐためにも、
  餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!

◎水の補給も忘れずに!
 
 鳥を庭に呼びたいなら、
 餌台の設置だけでなく、水飲み場兼水浴び場を作ること!
 常に水浴び場をきれいにして、毎日新しい水に取り替える

◎庭や畑の一部に、小動物や虫たちのために丸太を積んだり、草を刈らない場所を作る
 
 *庭も畑も雑草1本生えないようにきれいにするのは自然に反することだとみなして、
 「ぐうたらガーデナー」に徹することにしよう!

◎鳥や小動物、虫たちの餌や住処になるような樹木、シュラブ、クライマーなどを
 選んで植えるようにする

◎ 花もハチやチョウが蜜を集めやすい形の花を選ぶようにする
 
 *派手な園芸種の八重の花を避け、一重のデイジーのような形や筒型の花を選ぶとよい

◎バラのローズヒップを残しておく

◎夕方以降に開花するプランツを植える→蛾を誘引する→コウモリを誘引する




★★畑仕事については菜園日記の方に書き込んでいます。→




☆★これはイギリス南東部基準に書いていますので、
  日本とは少し違ったところもあります。
  お住まいの地域の気候に合わせて、作業を前後して下さい。
  内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。







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# by lapisland2 | 2015-07-06 15:58 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(1)

6月の庭仕事



不安定だった5月の天候も、ようやく安定の兆しを見せ、
初夏を思わせる青空が覗くようになって来ました。
イギリスの6月は最も美しい月。
1年の殆どが雨かくもりのうっとうしい気候のこの国ですが、
神さまはその代償のように百花繚乱の6月を与えてくれます。
蜂たちは気だるい羽音を立てて花々を巡り、
鳥たちは最後の子育てに忙しく飛び回ります。
つらい季節を耐えてこそ、短い夏を迎える喜びも大きいと言うものです。

庭仕事はいつものように山積みですが、
しばし手を止めて、お茶を楽しみながら庭を愛でることにしましょうか。



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                 ( 蕾が金平糖のようで可愛いKalmia latifolia )



☆花木の剪定

◎引き続き、花が咲き終わったら剪定をする
 Deutzia、Kolkwitzia、 Philadelphusなどウツギの仲間、
 Weigela、Berberisなど

 *毎年古い枝の四分の一くらいを剪定する 

◎常緑のシュラブの剪定
 Viburnum tinus など

◎マグノリア(木蓮)が大きくなりすぎた場合は、今月中に剪定をする

☆引き続き、樹木やシュラブの周りにマルチングをする

☆ハニーサクルやクレマティス、ツルバラのツルを支柱に結わえる
  
☆突然の豪雨や強風に備えて、背の高いプランツ(デルフィニウムやユリなど)に支柱を立てる

☆キンセンカ、クラーキアなどの1年草を外に直播する

☆来年のために、Cheiranthus(ウォールフラワー)、ワスレナグサ、foxglove(ジギタリス)、
 honesty 、Sweet William、 Canterberry bellなどの2年草の種まきをする
 (庭が広い場合は直播、狭い場合はモジュールに種まきしてあとで定植)

☆多年草のワイルドフラワーの種まきをする(直播)

☆プリムラの株分け

☆プルモナリアやドロニカムを切り詰めて液肥を与える

☆まだなら、ボーダーに肥料を入れる

☆引き続き、カメリア、アゼリアやシャクナゲ、ヘザーなど酸性土の好きな植物に、
 専用の肥料を与える

☆バラも肥料を忘れずに! (potash)
 +hoeingとマルチングをする

☆種を採りたい場合を別にして、
 こまめに花がら摘みをして、種をつけないようにする

☆夏用のハンギングバスケットやコンテナーの植え付けを終える

◎water-retaining gelと緩効性肥料を土に混ぜる

◎植え付けたあとのピンチングを忘れずに!
(すでに花の咲いている苗を買っても、すべてピンチングしてしまう事!
 勇気を出してこれをやっておくと、スタートは遅くても
 霜がおりる頃まで長く咲き続けてくれますよ)

*花がら摘みと毎日の水遣りを忘れずに!

☆ダリアやカンナなどの半耐寒性プランツの植え付けを終える

☆6月下旬になったら、春咲き球根植物の枯れた葉を刈り取る
 掘り上げて保存するものは、涼しく暗い場所を選ぶ

☆オリエンタルポピーの花が終わったら株元から切る
(切った方が新芽が出易くなるのと、スペースの節約になる)

☆soft cutting の時期ですよ~!
 
 ヒューシャ(フクシア)、パラゴニウム、バーベナ、ハイドレンジア、
 ペンステモン、クレマティス、ラベンダー、ピンクス(カーネーションやナデシコの仲間)、
 シュラブやハーブなどの挿し木をする

☆定期的に雑草抜きをする

☆芝生に肥料を与え、雑草を取り除く

☆定期的に芝刈りをする
 夏の日照りに備えて、短く刈り過ぎないこと!

☆温室やコンサーヴァトリーの日除けと空気の循環に注意する

☆秋植え球根のカタログが6月末頃から配布になるので、
 今月中にカタログの請求をしておく




★病害虫に注意!!!

◎雨の多い天候が長く続いたので、
 slug & snailの発生が目立ち始めている

 クレマティスの新芽、種まきした苗など、
 たちまちやられてしまうので注意を怠りなく!
 ホスタ(ギボウシ)は特に被害が大きいので、要注意!

(トラップ+ビール、砂、grit、卵の殻、市販のジェル、ブラン、
 コーヒー豆のカス、コパーリングやテープ、nematodes などなど)

*オーガニックな方法は、薬品を使うのと違って効き目が強くないので、
 いくつかの方法を組み合わせてご自分の所に合う方法を見つけて下さい

●被害がひどくてどうしても薬品を使わなければならない時は、
 オーガニックの薬品や毒性の低いものを選ぶ事!!!
 (私自身は薬品よりは葉っぱボロボロの方を選びますが)

*Metaldehyde含有の薬品は絶対に使わないように!
 こどもたちやペット、S&Sを食べるワイルドライフ(鳥、カエル、ハリネズミなど)に
 害があります。

*庭に鳥やカエル、ヘジホグなどが来てくれる環境作りをするのが一番!!!

◎これからの時期、powdery mildew (ウドンコ病)の発生が予想されるので、
 マルチングして乾燥を防いだり、隙間がないほど植え込まないように注意が必要!
 ウドンコ病が発生してしまったら、葉っぱを根元から切り取って、
 肥料を与え、水遣りをしっかりする

◎ルピナスやバラの新芽などはアブラムシに注意する
 (手でしごき取ってから、石鹸水をスプレーする)

 ただし、テントウムシがいるようなら、石鹸水をかけないこと!

◎ユリに付くlily beetleに注意!

 葉の間に隠れていますが、真っ赤な色で見つけやすいので、
 見つけ次第手で取って、フミツブースしか方法はない

*lily beetleについての詳細は、『4月の庭仕事』を参照のこと

◎バラのブラックスポット(黒点病)を防ぐ

 葉にブラックスポットやさび病、ウドンコ病の兆候をみつけたら、
 すぐに切り取って焼き捨てる
 落ちた葉っぱもすべて拾って同様にすること!

◎バラに付くsawflyの幼虫に注意!
(ナルコユリやホウチャクソウなども
 一晩でスジだけになるので注意!)

 幼虫は、イモムシに似ている
 幼虫の間に見つけて、おはしでつまんで捨てるのが一番効果あり!

 leaf-rolling sawflyは巻き込んだ葉の中に卵を産み付けるので、
 葉っぱを切り取る
 (幼虫の画像は『5月の庭仕事』参照)

*病害虫については、イギリスと日本とでは違いますので、
 そのつもりで読んで下さい。



☆池の管理

◎水辺の植物の植え付けは、今月中に終える

◎水温が上昇する時期なので、
 スイレンやホテイアオイなどで、魚たちに日陰を作ってやる
 日陰を作ることで、algaeの増えるのを抑えることもできる

◎algaeを取り除く方法
 薬品を使わないエコ的な方法としては、barley straw(大麦の藁)を丸めて
 ネットの袋に入れたものを池に浮かべる。
 
 *4週間毎に新しいものに取り替える。
 (ガーデンセンターなどで既製品も売られているが、
  材料が手に入る場合は簡単に作れる)

◎blanketweedを取り除く
 太陽光線の強くなるこの時期は、急激に増えるので注意する

◎duckweedを取り除く

◎気温が上昇してくるので、水の補給を忘れずに

◎おたまじゃくしから孵ったカエルの出入り口を確保する

◎ネットを張ってある池は、トンボの孵化に備えて外しておく

◎スイレンに付くwater lily beetleやaphidに注意する
 ひどい害がある前に、ホースの水で洗い流す
 (水の中に落ちた虫は、魚が食べてくれる)

◎spiral snail(タニシ)は、池の水を綺麗にしてくれるが、
 スイレンの葉も食べるので、数をコントロールする

*キャベツの葉を水に浮かべておいて、翌朝チェックすると
 タニシがたくさん付いているので、処分するとよい

◎水辺の植物の花後の花がら摘み
 (枯れた花や葉が池に落ちないようにする)



☆Wildlife

◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
 バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする

 *パン屑はおなかが膨れるだけなので、
 子育ての時期にはもっと栄養分の多いものを準備する

(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
 ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
 フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラードやfat ball、mealworm など)

 *ピーナツはそのまま与えると喉に詰めるので、
 必ずピーナツ用のバードフィーダーに入れる
 特にこれからの時期は、雛が生まれるので注意が必要!

 *雛がいる間は、乾燥mealwormは水で湿らせて与えるとよい

 *リスにピーナツを盗まれるのを防ぐには、
 すべて金属でできているバードフィーダーを使用するとよい
 プラスチックのは、齧られてしまうので役に立たない

 *カタツムリを集めて置いておくと、Song thrushなどの餌になる

 *鳥の種類によって好物が違うので、
 多種類の餌を用意すると多種類の鳥が来てくれるようになる。

 *木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
  地面に置くバードフィーダーも忘れないように。

 ◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!

*不潔なバードフィーダーから、鳥の間に感染病が広がることも多い。

*サルモネラやE.coliなどの人への感染を防ぐためにも、
  餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!

◎水の補給も忘れずに!
 
 鳥を庭に呼びたいなら、
 餌台の設置だけでなく水飲み場兼水浴び場を作ること!
 常に水浴び場をきれいにして、新しい水に取り替える

◎庭や畑の一部に、小動物や虫たちのために丸太を積んだり、草を刈らない場所を作る
 
 *庭も畑も雑草1本生えないようにきれいにするのは自然に反することだとみなして、
 「ぐうたらガーデナー」に徹することにしよう!

◎鳥や小動物、虫たちの餌や住処になるような樹木、シュラブ、クライマーなどを
 選んで植えるようにする

◎ 花もハチやチョウが蜜を集めやすい形の花を選ぶようにする
 
 *派手な園芸種の八重の花を避け、一重のデイジーのような形や筒型の花を選ぶとよい

◎ バラのローズヒップを残しておく

◎英国ではコウモリの数が減っているので、数が増えるように支援する
 (コウモリには悪いイメージを持つ人が多いが、
  実は蚊やmidgeユスリカなどの数をコントロールしてくれるガーデナーの友である。)

*夕方以降に開花するプランツを植える→蛾を誘引する→コウモリを誘引する

*ガーデンセンターなどでは、コウモリの巣箱(bat box)も購入できるが、
 DIYでも簡単に作ることができる

*英国ではコウモリは法律によって保護されている
 興味のある人は『5月の庭仕事』にサイトを載せているので参照して下さい






★★畑仕事については菜園日記の方に書き込んでいます。

 




☆★これはイギリス南東部基準に書いていますので、
  日本とは少し違ったところもあります。
  お住まいの地域の気候に合わせて、作業を前後して下さい。
  内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。







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# by lapisland2 | 2015-06-04 19:16 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(5)

庭仕事の覚え書き    (3月~5月)



庭仕事のできない私に代わって、
冬の間から少しずつ相方が庭の整理を試みているので、その記録。


☆3月

◎ツリーサージョンに伐採+堀り上げを依頼する

ライラック2株の伐採
カリフォルニアライラックの伐採+掘り上げ
セイヨウカナメモチ(Red Robin)の伐採+掘り上げ
ウツギ3種類伐採+掘り上げ
モミジの伐採+掘り上げ
クレマティス(モンタナ)の伐採+掘り上げ(8m以上にも広がり、手が付けられなくなっていたため)


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[上旬]
◎グラス類の古葉刈り
◎ファツシへデラの移植
◎ツルバラの植え付け
◎モミジ(サンゴカク)の植え付け
◎クレマティスの移植


[中旬]
◎メギの剪定
◎ナンテンの強剪定(様子を見るために1株のみ。あと1株は来年の予定。)
◎ウィンタージャスミンの剪定
◎フォックスグローブなどの定植


[下旬]
◎チョイシアの剪定
◎ヤツデの強剪定
◎マホニア2種の強剪定
◎エルダーの強剪定
◎スパイリア2種のの剪定
◎コーナス2種のコピシング
◎アオキの剪定
◎スモークツリーの剪定
◎イカリソウの古葉刈り


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☆4月

[上旬]
◎ヘザーのトリミング(L)
◎ラベンダーのトリミング(L)
◎アジサイ強剪定
◎シダの古葉刈り
◎サルカコッカ(hookeriana)の植え付け   (ジャパニーズパティオ)
◎できあがったコンポストを庭に入れる

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[中旬]
◎伐採後の空いた部分に植えるプランツがまだ決まらないので、
この夏はテンポラリーに短命の宿根草とワイルドフラワーを植えることにする。

A(ルーピン、サルビア2種、リキマシア2種、アキレア)
B(ロシアンセージ、ラベンダー、カモマイル、ワイルドフラワー6種)

◎へメロカリス2種の移植
◎クレマティスの植え付け
◎ササ3種の強剪定 (L)


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☆5月

[上旬]

◎ヘレボルスの掘り上げと移植・処分(一昨年に引き続き、大幅に数を減らす)
◎ピアリスの剪定 (L)
◎池の修理(ライナー張り、水漏れ止めの塗布、水の入れ替えetc.)
◎スイレンとマージナルプランツの植え替え
◎夏に備えてイリゲーションパイプのクリーニング

[中旬]

◎古い黒竹の竿を切って、筍が出易いようにする 
◎フラワリングカラントの剪定
◎フォーサイシアの強剪定
◎ヤマブキの強剪定
◎宿根草の支柱立て(L)

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[下旬]

◎宿根草などのチェルシーチョップ(L)
◎ハンギングバスケットを作る (L)

◎盆栽棚の塗り替え
◎ジャパニーズパティオの仕切りフェンスの塗り替え


(L)のみ私のやったこと。



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# by lapisland2 | 2015-05-31 20:50 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(4)

Emmetts Gardenのブルーベルを訪ねて 



これは、2010年春に Emmetts Gardenのイングリッシュ・ブルーベルを訪ねた時のものですが、
平らな雑木林に生えることが多いブルーベルが、ここではかなり急勾配の丘に広がっているのが面白いのではないかしらと思い、
再掲載しておくことにします。

再掲載の理由は他にもあるのですが、それはまたのちほど。


しばし、ブルーベルの花をお楽しみ下さいね。




4月22日、ケント州にあるナショナルトラストの Emmetts Gardenに行って来ました。
ここは19世紀の後半にFrederick Lubbockによって作られた庭園ですが、
彼はWilliam Robinsonの友人だったのでその影響が強く、
中国やヒマラヤなどの珍しい樹木やプランツなどもたくさん集められています。

今の時期はブルーベルでも有名なのですが、
まだ少し早いだろうとあまり期待しないで出かけたのに、
お天気に恵まれて、すばらしい光景に出会うことができて、ラッキーでした。
残念ながら、実際に目で見るその美しさ(や香り)は写真ではとても表わせませんが、
「ブルーベルのさざなみ」もしくは「青い海原」のお裾分けです。



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庭園のある場所は
この写真から想像できるようにかなりの高台になっています。
日本でなら、里山とでも言えるような場所ですね 。



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ブルーベルの広がっている場所は、崖に面した急斜面で、
その間に複数の小道が作られていて、
上からも下からもブルーベルが見えるようになっています。



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見渡す限りブルーベルの青い海原が続いていて、




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woodland全体がやさしく甘い香りに包まれています。



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近寄って見ると、
そり返った花弁がとても可憐で、妖精の花と言われるのも改めて納得できますよね♪



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ブルーベルのさざなみの中に所々、伐採したログで作ったこんなベンチが置かれています。
ブルーベルに取り囲まれて、そのやさしい香りに包まれて、
この人たちも幸せなひと時を楽しんでいるのでしょうね。



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大きな日本のモミジの樹とブルーベルが珍しい組み合わせになっています。




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前景のブルーベルの花の向こうは急斜面になっていて、
中景に霞んで見えるブルーの色はかなり深い谷底なのですが、
残念ながら写真には遠近が全く出てくれませんね。




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たま~にこんな白花が混じっています。
私が見つけたのはこの広い場所でたったの2輪だけ。



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ブルーベルの海原に所々白い波が立って・・・。
でも、お互いに邪魔せずに住み分けているようです。



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白い波はワイルドガーリック(Allium ursinum)。
こちらではブルーベルと前後する時期に、葉が広がって花をつけます。
小川のほとりやウッドランドの湿地のような場所がこの白い花で埋め尽くされます。
(匂いを別にしたら、この白い群生もとても綺麗ですよ♪)



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フタリシズカのようなチャラン属のプランツもブルーベルと住み分けていました。

(チャランって、調べてみたら原産は中国なんですね。
英国っていろんな所からやって来た植物が帰化を通り越して、
元からあったような大きな顔をして生えている、そんな不思議な国でもあります。)



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静かなwoodlandの中に聞こえてくるのは鳥たちのさえずりだけと言う至福のひと時でした。
そして、香りがなんとも言えないのです。
さわやかな甘さの本当にやさしい香りですよ。




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ここはたくさんの人が訪れるのに、柵も仕切りの綱もありませんでした。
唯一この場所にのみ柵がありましたが、これはブルーベルを守るためというよりは、
この辺りが急勾配の坂になっているため、人が摑まるための柵のようでした。



香りをお届けできないのが残念ですけれど、
ほんのちょっぴりブルーベルの森にいる雰囲気を味わって頂けたでしょうか。


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# by lapisland2 | 2015-05-21 00:16 | Garden Visit + | Trackback | Comments(2)

RHS Chelsea Flower Show   2015    (19~23May)




今年もチェルシーフラワーショーが始まりました。
雨で始まった今年のチェルシーですが、
週末にかけてはもう少しいいお天気になるとのことです。


今日はロイヤルファミリーのチェルシー訪問日でした。
今年はハリー王子の関係するアフリカのチャリティーをサポートするガーデンも展示されています。
私の大好きなガーデンデザイナーの一人であるDan Pearsonも11年ぶりに参加しています。
日本からは例年通り石原和幸さんの参加です。

そして、明日は各部門の賞の発表があります。



BBCではすでに日曜の夜から毎日ライブ放送が始まっています。
チェルシーに行けない方も、下のサイトでさまざまなショーガーデンや、
ナーサリーの自慢のプランツの展示をお楽しみ下さい。

サイトは毎日更新されますので、連日新しい映像を楽しむことができます。

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# by lapisland2 | 2015-05-19 07:02 | Trackback | Comments(0)

イングリッシュ・ブルーベルとスパニッシュ・ブルーベルの違いについて





雑木林ではブナの樹が葉を広げ始め、
ブルーベルの花も盛りを過ぎて、代わりにシダが葉っぱを広げつつあります。




2007年頃に、日本の某有名園芸サイト(有名無名の超熱狂的園芸家たちの集る掲示板)に、
イングリッシュブルーベルについて書いたことがありましたが、
その時に日本ではこの花のことがどの程度知られているのかしらとネットを検索してみたら、
これがまさにオドロキモモノキサンショノキでした。

日本で栽培されているブルーベルのほぼすべてがスパニッシュブルーベルかそのハイブリッドで、
ネット上ではそのスパニッシュあるいはハイブリッドを「イングリッシュブルーベル」と記載しているのです。
正しい記載のあったのは、唯一球根の趣味専門家のサイトに短い記述があったのみでした。
(恐らく、ウィキペディアの『イングリッシュブルーベル』の日本語版もなかったように思います。)


そんなわけで、
『日本のサイトで「イングリッシュ・ブルーベル」として記載されているものが、
殆どすべて明らかにスパニッシュかハイブリッドなので、
本当のイングリッシュ・ブルーベルについて知っていただきたいと思って、書いています。』
と言うような書き出しで、以下のような詳細情報を入れたのでした。




(前文略)
ところで、「ブルーベル」と一言で言っていますが、大きく分けると
イングリッシュ・ブルーベル( Hyacinthoides non-scripta) とスパニッシュ・ブルーベル( H.hispanica) 、
そしてこの二つを掛け合わせたハイブリッド(H. x massartiana)があるのをご存知でしょうか。

non-scripta「書かれていない」という変な種小名は、ヒヤシンスとの区別のためにつけられたのだとか。
(皆様ご存知のヒヤシンスの伝説にあるAiAiと言う文字が、
ブルーベルの花には「書かれていない」と言う意味のようですね)



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                        (イングリッシュ・ブルーベル)


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              (イングリッシュ・ブルーベル:乳白色の葯が見えますね)

イングリッシュ・ブルーベルの花は、筒状で、先端はくるりと反り返っています。
葯は乳白色で、花の殆どが茎の片方についているので、下垂した状態になります。
葉はスパニッシュと比べるとかなり細いです。
花には甘い香り(ヒヤシンスをもっとデリケートにしたような香り)があり、
群生している場所では一面に強い芳香が漂っています。





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                     (スパニッシュ・ブルーベル)

スパニッシュ・ブルーベルの花は、筒と言うよりはベル型で、
先端は少しカールしている程度です。
葯の色は、咲き初めの頃は青色をしています。
花は茎の周り全体に付き、花茎は直立します。
(咲き切ると花の重みで垂れ下がることもありますが。)
葉はかなり広めで、香りは殆どありません。


イングリッシュ・ブルーベルの自生地は、イギリスの他に
ベルギー、フランス、オランダ、アイルランド、スペイン、ポルトガルですが、
その70%はイギリスの地に生えています。
イギリスではブルーベルの群生によって、森が Ancient woodland かどうかを特定することがあるくらい
重要な指標生物(ancient woodland indicator species)だとも言えます。

ところが、イギリスの庭(都会を取り巻く周辺)で見かけるブルーベルは、
殆どがスパニッシュブルーベルかハイブリッドで、
イギリス人でさえもその区別を知らない人がけっこういるようです。
スパニッシュの方が、見た目が派手で花も大きく、繁殖力も旺盛で、イングリッシュとの自然交配が進み、
イングリッシュ・ブルーベルは法律で保護されてはいますが、
純粋なイングリッシュは減少の一途を辿っているようです。
私の庭でも、植えてもいないのにそこここからスパニッシュが顔を出し、
見つけ次第抜きまくっているのですが、
球根が深く潜っていて抜き切れず翌春には数を増やして出現してきます。

うちの周辺は、車で走ると行けども行けども雑木林の中はブルーの海という景色が続きますので、
そんなに緊迫しているとも思えないのですが、
専門家の中には、地方によってはもうすでに戦いは済んだと、
イングリッシュブルーベルの完全敗北を宣言する人もいるようです。
RHSも、田舎ではスパニッシュやハイブリッドを庭に植えないようにと忠告していますし、
ナーサリーにラベルの表示をはっきりさせるよう指示しているとのことです。

もう一つ、イングリッシュ・ブルーベルが激減している理由は、
woodland(主に落葉樹で成り立っています。いわば日本の里山みたいなもの)を
コニファーの単一植林に変えてしまったことや、
落葉樹のcoppicing(コピシング)をしなくなった事もあるようです。

イングリッシュ・ブルーベルは Wildlife and Countryside Act 1981(野生生物及び田園地帯保護法)と
言う法律で保護されている種になります。
土地所有者が所有地から球根を掘り出して売買する事は禁止されていて、
野生の球根を自生地から採取することも犯罪になります。
この法律は1998年に更に強化され、野生の球根または種子のいかなる商取引も違法となっています。
(後文略)

[新しく書き込みのための文を作成するつもりでいましたが、
    あえてそのまま再掲載することにします。]


上の書き込みをしたあと、掲示板に集う人たちのさまざまなコメントで、
2007年の時点では、日本ではホンモノのイングリッシュの球根が手に入らないこと、
「イングリッシュ」と明記のある球根を入手して植えてもスパニッシュが出てくること、
詳しい情報がないことなどが明らかになりました。




それから約8年が過ぎて、改めてブルーベルのことを検索してみると、
どうやらイングリッシュ・ブルーベルとスパニッシュ・ブルーベルの違いというのは
だんだん認識されつつあるように思われます。
(でも、まだスパニッシュの写真を貼って、堂々とイングリッシュと明記しているブログも多いようです。)

また、ここ数年英国からイングリッシュ・ブルーベルの球根を輸入して販売するナーサリーも
出てきているようですが、
すでにスパニッシュが氾濫している日本に、イングリッシュ・ブルーベルを導入したところで、
ハイブリッド化してしまうことは間違いないのにと余計な心配をしてしまいます。

まあ、自生地ではない日本でいくらスパニッシュやハイブリッドが増えようといっこうに構わないわけですが、
ここ英国においては、滅亡への道をひたすら進みつつある自生種のイングリッシュ・ブルーベルを守るために、
庭にスパニッシュを植えるのだけは自重したいものです。

とは言うものの、スパニッシュの蔓延る勢いは恐るべきもので、
私の住む周辺でも、この8年間で民家の周辺はすでにスパ+ハイに征服され、
雑木林の周辺にまで占領地を拡大しつつあります。
しかもハイブリッド化すると、限りなくイングリッシュに近いものまで出現するので、
見極めるには DNAを調べないことにはわからないものまであるとのことです。

約300年前にイギリスに持ち込まれたスパニッシュ・ブルーベルは、
ガーデナーたちの無神経な手によって、次第にその領域を広げ、
今では英国中のブルーベルの森の6分の1にはスパニッシュが存在するまでになっています。
今の状態で行くと、50年以内に自生種のブルーベルは姿を消してしまうことになるようです。



8年前の記述の中に、
>落葉樹のcoppicing(コピシング)をしなくなった事もあるようです。

と書きましたが、
もう少し説明を付け加えると、
コピシングとは、樹木の高さを調整するために、ある程度の高さの所で毎年伐採を続けることです。
そうすることで、新しい枝の更新を図ります。
かつてはコピシングした枝で家具や日常用具を作ったり、炭焼きに利用したので、
雑木林は人々の生活になくてはならないものだったのです。
日本でも、一昔前に養蚕のために桑の木を毎年伐採していたのと似ていますね。
そして、雑木林や里山が時代の流れと共に廃れてしまったのは、いずれの国でも同じことです。

かつては、伐採後の林床には日がよく当たり、ブルーベルの花が咲くのに適していました。
そして、花が咲き終わる頃になると、入れ替わりに樹木の若葉が広がり始め、ブルーベルは休眠期に入ります。
自然はうまく調和し合い、人々の営みもブルーベルを守る役割を果たしていたのですね。

また、コニファーなどの常緑樹の植林では、林床にまったく日が射さなくなり、
ブルーベルは生き延びることができなくなってしまいます。



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私の住む周辺の雑木林は殆どが私有地ですが、
土地の所有者たちは木々の伐採をして日当たりを良くしたり、
下草刈りをしてブルーベルを守っていると聞いてきます。
ブルーベルの海になるには何世紀もかかるそうですので、
やはり里山同様、人がきちんと世話をしていかないといけないようですね。




とは言うものの、そういう努力も時すでに遅しなのかもしれません。

今年(2015年)発行のオックスフォード・ジュニア辞典では、
すでに「キンポウゲ」や「ドングリ」と共にこの花の名は姿を消してしまいました。
代わりに登場したのは、 「ブロードバンド」 や 「切り取りと貼り付け」などのコンピューター用語です。

残念ながら、「ことば」だけでなく、
英国の雑木林からイングリッシュ・ブルーベルそのものが姿を消すのも、
もう時間の問題のようです。
次世代の人たちは、特殊な眼鏡を掛けて、
コンピューターの作り出す架空のブルーベルの森を手探りで歩きながら、
人工的に作り出されたブルーベルの香りを楽しむことになるのでしょうか。




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# by lapisland2 | 2015-05-18 06:54 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(6)

5月はブルーベルの香りで始まる



季節はどんどん駆け足で過ぎて行って、
嵐と共に桜も散ってしまいました。

好天気の長く続いた4月のせいで、今年は何もかもが早くて、
二週間ほど前から雑木林の中は、ほんのりとブルーに染まり始めました。




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あっという間に過ぎてしまうブルーベルの季節ですが、
幸いなことに、先週末からの雨と気温の低下で、少し足踏みをしていたようで、
うちの近辺では例年通り5月上旬の開花になったようです。
たぶん、この週末が見ごろだったかもしれません。




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残念なのは、今年は秘密のブルーベルの森に行けそうにもないこと。
そこに辿り着くには傾斜のきつい地道を
かなりの距離登って行かなければならないのですが、
雨でも降ろうものなら、泥に足をとられて身動きできなくなってしまいますので、
今の私の脚では少々難しいのです。




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人に見せるための森ではないので、森の中をゆっくり歩きながら、
遠くまで続くブルーのさざなみとそのやさしい香りを楽しんでいても、
聞こえて来るのは鳥たちのさえずりや栗鼠の駆け回る音だけで、
人に出会うことはめったにありません。




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ブルーベルの花には、随分と思い入れがありますので、
改めて書くことになると思います。



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# by lapisland2 | 2015-05-11 22:09 | Garden Visit + | Trackback | Comments(2)

5月の庭仕事



4月は上旬から3週間も好天気が続きました。
4月にこんないいお天気が続いたのは1929年以来のことだそうです。
そしてRHSによると、その好天気の影響で今年の春はブロッサムが最高だということです。
昼間は気温が高めでも、夜間は気温が低い日が多かったこともあって、
花もちがよく、長い期間さまざまなブロッサムを楽しんでいます。
早春のブラックソーンに始まって、チェリープラムや彼岸桜、豆桜、
そして山桜やさまざまなハイブリッドのサクラ、ワイルドチェリーに続いて、
八重桜やクラブアップルとまさに百花繚乱の季節が続いています。

でも、下旬からはいつもの雨の多い日々が戻って来ています。
それもあってか、木々の芽吹きも例年より少し早いようで、
ブナ林の鮮やかな新緑もすでに広がり始め、
雑木林の間を車で走り抜けると、両側にはブルーベルのさざなみが続き、
庭ではライラックの花が蕾を膨らませています。

短い夏のやって来る前に、やっておきたい庭仕事はいっぱいありますが、
手を止めて、新緑の美しさに見惚れる余裕も持ちたいと思います。

私自身は、おそらく今年もたいした庭仕事はできないだろうと思いますが、
一応今月の庭仕事については書き込んでおこうと思っています。




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(画像はKolkwitzia  ショウキウツギ)




☆引き続き、春の剪定の時期ですよ~!

 今の時期の剪定は株の形を整えたり、枝の成長を促進します

◎引き続き、花が咲き終わったシュラブの剪定をする
 Choisya, Chaenomeles(ボケ)、 Berberis(メギ)、ピラカンサ、レンギョウ、
 ヤマブキ、Flowering currant, etc.etc.

◎常緑のシュラブや垣根の剪定

 Box、 Privet、 Bay、 Photinia、 Thuja、 Viburnum tinusなど

 *鳥が巣作りをしていないかどうかを必ず確かめてから剪定すること!

 *天気予報に注意して剪定する(5月もまだフロストの可能性がある)
 
 *ボックス(ツゲ)は年に数回剪定が必要

◎大きくなり過ぎたカメリアの更新をする
 
 若いサイドシュートが伸びている所まで切り詰める

◎ユーカリのコピシングまたはポラードをする

◎斑入りのシュラブや樹木の新葉が出たあと、
先祖返りの葉が出ていたら切り取る

◎花が終わったクレマティス・モンタナやアルマンディの伸び過ぎた蔓を剪定する
古くなった株は強剪定をしてやるとよい
マクロペターラやアルピナも、花後に根元から25cmくらいに切り詰めておく
 
☆'Chelsea Chop'の時期なので、適する宿根草は今月後半に剪定をしておくとよい
 ( Helenium 、Phlox paniculata、Echinacea purpurea、
   Anthemis tinctoria 、Sedumの大きくなる品種のもの etc.)

*伸びている長さの半分に切り詰めておくと、花の咲く時期は少し遅くなるが、
 花付きがよくなり、コンパクトな株になる

*「チェルシーフラワーショー」の開かれる頃にやるので、この名で呼ばれている

☆セダムはチェルシーチョップとは別に、
 伸びている茎の半分ほどを根元から間引いておくと、
 夏以降の株の乱れを防ぐことができる

☆バラのサッカーを取り除く

☆水仙やチューリップなど春の球根花が終わったら花茎を切り取る

 *葉は切らずに自然に枯れるまでそのままにしておく

☆花の終わった球根へのお礼肥えを忘れずに 
(葉が枯れるまでに済ませる)

☆花が終わったプリムラの株分け

☆種まきで発芽した苗や、挿し木をしたものを外に出して慣らす

☆耐寒性1年草の種蒔きは5月上旬までに済ませること

☆外に直播した1年草を間引く

☆伸び始めた1年草のピンチングをする

 コスモス、ルドベキア、ジニア、キンギョソウなど

 *枝分かれを促進し、花つきもよくなる

☆2年草の種蒔き
 オネスティ、フォックスグローブ、ウォールフラワー、ストックなど

☆来年のための宿根草の種まき

☆カンナやダリアなどは、霜の降りる危険がなくなったら外に植える

☆4月に引き続きヘレボルスの花茎切りをする
 種を付けたままにしておくと、
 株が弱って翌年の花付きが悪くなるので、花茎を地際から切る

 *有茎種は花茎が黄色く枯れ始めてから切る事!

☆今月中にヘレボルスにカリ分の多い肥料を与える

☆バラに肥料を与えてコンポストでマルチングをする。

☆垣根やシュラブの根元にも肥料をばら撒く

☆ユリに肥料を与えて、マルチングをする
 
 *リリービートルの活動が活発になるので、注意をすること!

 *リリービートルの被害のある地域では、被害が広がるのを避けるために、
 鉢植えのユリを買わない、友人から株を譲り受けないなどの注意が必要!!!

☆カメリア、アゼリアやシャクナゲ、ヘザーなど酸性土の好きな植物には、
 専用の肥料を与える(+iron sequestrene)

 *私は、+毎春ピートフリーのエリカシアス・コンポスト(酸性土)を
  根元にドレッシングしています
(これは、石灰分の多いイギリスの場合で、日本では必要ありません)

☆ハウスプランツに毎週液肥を与える

☆花が終わりかけたワスレナグサは、タネを撒き散らす前に抜き取る

 *もし残したい場合は数株だけそのままにしておく

☆宿根草に支柱を立てる

☆ホーイングをして、雑草を減らす

☆芝生の雑草取り
 芝生に窒素を多く含んだ夏用の肥料を与える



★病害虫に注意!!!

◎ユリやフリティラリアにつくlily beetleに注意!
 
 これにやられると、葉っぱも花芽もボロボロにされますので、要注意!

 葉の間に隠れていますが、真っ赤な色で見つけやすいので、
 見つけ次第手で取って、フミツブースしか方法はありません。
 黒い汚いものに包まれた幼虫にも注意!

 *lily beetleについての詳細は、『4月の庭仕事』を参照のこと

◎バラのblackspot, aphids,leaf-rolling sawflyなどに注意!

 *leaf-rolling sawflyとその被害


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                                (画像は、frickr.comから拝借)
  

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                                (画像はrhs.org.ukから拝借)


◎そろそろslug & snailの被害が出てくるので、防御の準備を怠らないように!!!

 ギボウシなどは一晩で筋だけになってしまいますよ!
(トラップ+ビール、砂、grit、卵の殻、市販のジェル、ブラン、
 コーヒー豆のカス、コパーリングやテープ、nematodes などなど)

 *オーガニックな方法は、薬品を使うのと違って効き目が強くないので、
  いくつかの方法を組み合わせてご自分の所に合う方法を見つけて下さい

●被害がひどくてどうしても薬品を使わなければならない時は、
 オーガニックの薬品や毒性の低いものを選ぶ事!!!
 (私自身は薬品よりは葉っぱボロボロの方を選びますが)

 *Metaldehyde含有の薬品は絶対に使わないように!
  こどもたちやペット、S&Sを食べるワイルドライフ(鳥、カエル、ハリネズミなど)に
  害があります。

**病害虫についてはイギリスと日本とでは違いますので、
  そのつもりで読んで下さい




☆池の管理

◎気温が上昇してくるので、水の補給を忘れずに

◎気温が上昇してくると、急にblanket weed やdockweed が増えるので
 すぐに取り除くようにする

◎新しく水生植物などを植えるなら、今が時期ですよ
(日本とは少し植え方が違うので、質問のある方はどうぞ。)

◎大きくなりすぎたスイレンなどの株分け

◎スイレンに付くwater lily beetleと幼虫に気をつけて、
 見つけ次第取り除く

◎半耐寒性の植物(熱帯性のスイレン、ホテイアオイ、パピルスなど)を池に戻し、
 カラーなども外に植える

◎新しく魚を池に入れたい時も、今が時期です

◎魚の餌は、4月に水温が5度以上になったら与え始める
(魚が水面に上がってくるのでわかります)
 初めは2日に1度の割りで数分でなくなる分量を与え、徐々に増やす

◎使用する前にポンプやフィルターをきれいにして安全を確かめるおく

◎子供のいるお宅は、池にネットをかけるのを忘れずに!
 猫が魚を取るのを防ぐためにも!

 *でも、カエルやnewtの出入り口を必ず確保してくださいね!♪
 (newtは、見た目はちょっと気味が悪いですが、
  カエル同様ガーデナーのよき友ですので、大切に♪)




☆Wildlife

◎今月は常緑の垣根の剪定の時期だが、
 鳥が巣作りをしていないかどうかを必ず確かめてから剪定すること!

◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
 バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする

 *パン屑はおなかが膨れるだけなので、
 子育ての時期にはもっと栄養分の多いものを準備する

(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
 ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
 フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラードやfat ball、mealworm など)

 *ピーナツはそのまま与えると喉に詰めるので、
 必ずピーナツ用のバードフィーダーに入れる
 特にこれからの時期は、雛が生まれるので注意が必要!

 *リスにピーナツを盗まれるのを防ぐには、
 すべて金属でできているバードフィーダーを使用するとよい
 プラスチックのは、齧られてしまうので役に立たない

 *カタツムリを集めて置いておくと、Song thrushなどの餌になる

 *鳥の種類によって好物が違うので、
 多種類の餌を用意すると多種類の鳥が来てくれるようになる。

 *木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
  地面に置くバードフィーダーも忘れないように。

 ◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!

*不潔なバードフィーダーから、鳥の間に感染病が広がることも多い。

*サルモネラやE.coliなどの人への感染を防ぐためにも、
  餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!

◎水の補給も忘れずに!
 
 鳥を庭に呼びたいなら、
 餌台の設置だけでなく水飲み場兼水浴び場を作ること!
 常に水浴び場をきれいにして、新しい水に取り替える

◎庭や畑の一部に、小動物や虫たちのために丸太を積んだり、草を刈らない場所を作る
 
 *庭も畑も雑草1本生えないようにきれいにするのは自然に反することだとみなして、
 「ぐうたらガーデナー」に徹することにしよう!

◎鳥や小動物、虫たちの餌や住処になるような樹木、シュラブ、クライマーなどを
 選んで植えるようにする

◎ 花もハチやチョウが蜜を集めやすい形の花を選ぶようにする
 
 *派手な園芸種の八重の花を避け、一重のデイジーのような形や筒型の花を選ぶとよい

◎英国ではコウモリの数が減っているので、数が増えるように支援する
 (コウモリには悪いイメージを持つ人が多いが、
  実は蚊やmidgeユスリカなどの数をコントロールしてくれるガーデナーの友である。)

*夕方以降に開花するプランツを植える→蛾を誘引する→コウモリを誘引する

*ガーデンセンターなどでは、コウモリの巣箱(bat box)も購入できるが、
 DIYでも簡単に作ることができる

*英国ではコウモリは法律によって保護されている
 興味のある人はこちらを参照→ 






★★畑仕事については菜園日記の方に書き込んでいます。

こちら→



☆★これはイギリス南東部基準に書いていますので、
 日本とは少し違ったところもあります。
 お住まいの地域の気候に合わせて、作業を前後して下さい。
 内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。



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# by lapisland2 | 2015-05-07 03:56 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(0)

究極の園芸植物 ♪オーリキュラ・スペクタキュラ~♪(補充編:栽培や土について)




前編のオーリキュラの展示会  は楽しんでいただけたでしょうか。



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上の画像はウィズリーの 'Auricula Spectacular' というイヴェントからですが、
こんな風に、額縁に入れて飾るのも可愛いですよね♪

この日には、オーリキュラ協会の人のレクチャーや、
オーリキュラ専門ナーサリーの展示販売があります。
ガーデンセンターではいいオーリキュラは手に入らないので、
展示会に出かける機会がない人にとっては、
可愛いオーリキュラを手に入れるいいチャンスになります。



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オーリキュラ愛好家たちは、
春になると自慢のオーリキュラを階段状になったシアターAuricula Theatreに飾って楽しみますが、
これはウィズリーのシアターもどき?でしょうか。
両側に並んでいるのは、展示販売の商品なのですけれどね。





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(Calke Abbey theatre 画像はdailymailから拝借)
                
18世紀の大きなカントリーハウスにはAuricula Theatreが設置されているのが普通でしたが、
流行の移り変わりと共に消滅してしまい、今ではオリジナルのAuricula Theatreは
Calke Abbey(NT)に残っているだけだそうです。

でも、DIYの得意な人なら、本箱に防水のペイントを塗って屋根を付ければ簡単に作れそうですね。


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(上の画像はそれぞれ , bramble-and-bean、
       themagicgarden.webs.com、 growsonyou.com から拝借)




私自身がオーリキュラに惹かれるようになったのは、
随分昔、日本にいた頃に見た古い植物画に描かれた奇妙なこの花を見て以来です。
白っぽい粉を吹いたような葉っぱから伸びた茎の先に咲く
自然の造形とは思えないような可愛さと奇妙さが同居した小さな花は
いつか実物を見てみたいと言う好奇心を抱かせるものでした。

そう言えば、子供が初めて描く花の絵と言うのは、
真ん中に○を描いて、その周りを囲むように半円をクルクル描いていきますよね。
あれって、オーリキュラの花の形そのものだと思いませんか。
そういうシンプルそのものの花にいろんな絵の具を塗って、いろんなお花を作ってみたくなる・・・。
潜在的にどこかそんな小さい頃のお絵かきのような郷愁があって、
人々はさまざまなオーリキュラの花を作り出すことに熱中したのではないかしら。。。と、
勝手に想像したりしていますが、余りにもこじつけですかしらね。



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画像は、これもウィズリーから。
ショーに出すのでなければ、ショーオーリキュラも添え木無しで気楽なもんです。
自分で楽しむのであれば、曲がってたって、へっちゃらさ~!

うちでは3~4年前の厳寒の冬とその後の2年続きの水浸しのため、
庭植えのオーリキュラは全滅してしまいました(-_-;)ので、
今のところ鉢植えのみを栽培しています。
一応National Auricula and Primula Societyの会員ではありますが、
ショーに出す気など更々ないので、もっぱらおおらかに育てています。




★日本の花友の一人から質問がありましたので、
オーリキュラの培養土について書いておきますね。

意外に思われるかもしれませんが、
ショーオーリキュラって、それほど土の配合に気を使わなくてもいいようです。
一番大事なのは、とにかく水はけのいい土を作る事のようです。
協会のメンバーの人たちは、それぞれ自分でホームメイドのローム土+腐葉土+シャープ・グリットを
配合したものを使っているようです。

一般愛好者は、ガーデンセンターなどで昔からある英国の配合土の
ジョン・イネスという土(No.1~No.3まであります)のNo.2 か No.3のローム土をベースにしたコンポストに、
グリットやパーライトなどを混ぜたのを使うことが多いですね。
メンバーの人たちから苗を分けてもらうと、
水遣りすると同時に鉢底から水が流れ出るくらいに水はけのよい土に植えてあります。

こちらでは日本のように赤玉やバークはまったく使いませんが、
前述のグリット(砂利の細かいようなもので、色やサイズがいろいろあり、アルパインやサボテン・サキュラント、
種まきから挿し木に至るまで、殆どすべてのガーデニング作業に使われます。)を使います。
ボーダーオーリキュラを地植えにする場合も、たっぷりグリットを入れて水はけをよくします。



★オーリキュラの鉢は、素焼きでもプラスチックでもいいようですが、
ショーオーリキュラは成長が遅いので、素焼きの鉢の方がよく、
アルパインやダブルは成長が早いので、プラスチックの方がうまく行くらしいですよ。
(ただし、プラスチックの方が水遣りに注意が必要。)

深鉢を使う理由は、種類によっては茎の根元の部分が土から5cm位上に伸び上がってくるためです。
(育てたことのある方は経験されていると思いますが・・・)
それと、鉢のサイズは直径7cmか9cmのものを使います。



★プリムラの仲間は、種から育てるのも簡単ですが、
日本で普通に手に入るオーリキュラの種は
たぶんPrimura pubescens (プリムラ プベスケンス)ではないかしらと思います。

日本のホームセンターや園芸店で売られている「ガーデンオーリキュラ」は、
実はオーリキュラではなく、Primura xpubescensプリムラ プベスケンスで、
厳しい条件が決められる以前に交配されたもののようです。
イギリスでもガーデンセンターで手に入る名前無しのものは、
オーリキュラと書いてあっても、プリムラ プベスケンスのことが多いのです。

でも、プリムラ プベスケンスにも可愛い花がいっぱいあって、
庭植えにしても丈夫だし、値段も安いし、
展示会に出すのを目的にするのでなければなんの支障もありません。
ただ、クリスマスローズ同様、呼び方の混乱はちょっと困るかもしれませんね。




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          (原種のオーリキュラ  Primula auricula)



★ここでもう一つ説明を入れさせてもらうと、
Primula auriculaと書くと黄色い花の原種を指し、
大文字で始まるAuriculaと書くと、今回の話題になっているフローリストオーリキュラのことになります。
同じくオーリキュラに含まれるアルパインも他のalpine植物と区別するために、
Alpineと書く決まりになっているようです。
(もちろん、ラテン名ということではなく、愛好家たちの園芸上の呼び名ですけれども。
分類上はAuriculaも Primula × pubescensになるのでしょうから。)

英語だと一目瞭然なのですけれど、カタカナではその辺りがわからないので、
それも日本での誤解の元になってしまうのかもしれません。


★もう一つの大きな誤解は、名前が付いていれば「銘品」(って、日本では言うそうですね、びっくり!
ブランド物でさえあれば飛びつく日本人の特性が園芸界にもまかり通っているということでしょうか。)だと
思われているようですが、
名前付きのがなんせ2000以上もあって、
専門家に言わせると、その中でも質の悪いものがたくさんあるとのことです。



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緑色の花が最も数も少なく増やすのも難しく、数年で色が褪めてしまう品種が多いのだそうです。



展示会に出すのが目的でなければ、オーリキュラはそれほど難しいプランツでもないので、
庭植えや鉢植えで、可愛い姿を楽しんで頂ければと思います。

日本には日本サクラソウの栽培の歴史がありますから、
同じプリムラの仲間であるオーリキュラにも親しみを感じる人が多いのではないでしょうか。


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# by lapisland2 | 2015-04-22 23:16 | Garden Visit + | Trackback | Comments(2)

究極の園芸植物 Auricula ♪オーリキュラ・スペクタキュラ~♪




毎年4月下旬になると、ナショナルオーリキュラ&プリムラ協会(National Auricula and Primula Society)の
主催するオーリキュラショーが小さな田舎町で開催されます。

これだけたくさんのオーリキュラが一度に展示されるのは、
イギリスにおいてもこの協会の展示会の時だけだと思いますので、お楽しみ頂ければうれしいです。
毎回、ただただ感心しながらひたすら楽しんで見ているだけですので、
一つ一つの品種名も明記しませんが、ご了承ください。



初めに少しだけオーリキュラについて説明しておくことにします。
オーリキュラは イギリスで栽培される多くのプランツの中でも、
古くから交配を繰り返して作られた究極の園芸植物です。

いわゆる「フローリスト・オーリキュラ」は、ヨーロッパアルプスに自生していたPrimula auriculaと
P. hirsutaという原種の交雑種が始まりだとされています。
イギリスにもたらされたのは、1570年代だとされていますが、
それ以来長い長い交配改良の間にさまざまなハイブリッドが作り出され、
その中から更にさまざまな約束事をクリアーして選別されたものが
「フローリスト・オーリキュラ」と呼ばれるようになりました。

この説明ではちょっと舌足らずではあるのですが、
もっと詳しく「オーリキュラとは何ぞや」と言うことになると、
何ページにも渡って説明が必要になってしまいますし、
日本でも少しずつ愛好家が増えていると聞いていますので、
そういう方たちはすでにご存知かとも思いますので、ここでは詳細は書きません。




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皆さん、真剣な顔つきでオーリキュラを鑑賞しています。
大きな図体のおじさんたちが小さな花に見入っている姿は、
ちょっぴりおかしくもあります。

数年前からフラワーショーの場所が今までより少し広い場所に移りましたが、
相変わらず室内はうす暗く写真を撮るにはあまり適していません。
また、人が多いこともあってなかなかそれぞれの花のクローズアップを撮ることができませんので、
違う年の展示が入り混じっている部分が少しありますが、あしからず。



まずは、審査風景から。


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それぞれのセクションの審査員によって、厳しい審査が行われます。


フラワーショーで展示されるAuriculaには
ショーオーリキュラ、アルパインオーリキュラ、ダブルオーリキュラ、ボーダーオーリキュラが含まれます。



では、オーリキュラの数々をお楽しみ下さいませ。


ショーオーリキュラ。 ↓

(ショーオーリキュラは、ルールによって細かく分類されますが、ここではその詳細は省きます。)


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ダブルオーリキュラ。 ↓


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ダブルは和の色と言ってもいいような渋い色が多いのですが、
暗い室内でしかもバカチョンカメラでは捉え切れず、残念です。




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この辺りから ↓、アルパインオーリキュラになりますが、
ショーオーリキュラの可憐さや繊細さ、そしてあまりにも人工的な造形に比べると、
おおらかな色や形なのがよくわかりますよね。




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ボーダーオーリキュラ ↓。
私たちが庭植えにできるのはこれですが、
ボーダーでも「粉吹き」のものは雨の当たらない所で栽培するのがいいでしょうね。



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*のちほどオーリキュラの栽培などについて補充編に続く予定です。


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# by lapisland2 | 2015-04-20 23:30 | Garden Visit + | Trackback | Comments(0)

10年を越してようやく花溢れ咲くアルマンディ






なんともいやはや、今週は火曜・水曜と二日続けていきなり夏日になりました。
水曜日は地中海地方で21℃だったと言うのに、ロンドンではなんと25℃に!
うちの辺りも21℃まで気温が上がって、まさに百花繚乱の季節になりました。

豆桜や彼岸桜はすでに散り、レンギョウや木蓮も盛りを過ぎ、
山桜やワイルドチェリーが満開になっています。
来週には八重桜も咲きそうな勢いです。





暖冬に引き続き、イースター以降の思いがけないいいお天気と気温の上昇で、
数年前の寒さ厳しい冬には殆ど枯れる直前状態にあったクレマティス・アーマンディが
満開になりました。



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植えてからかなり経ちますが、こんなにたくさん花を付けたのは初めてのことで、
庭に出るとヴァニラのような甘い香りが漂ってきます。



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耐寒性がもう一つなので(-5℃くらいまで、)
寒さだけでなく、強風の吹き抜ける拙庭には向かないクレマティスなのですが、
花のためではなく、常緑の葉っぱが魅力で育てています。
(15cmほどの細長い形の葉には皮のような光沢があり、
葉っぱ好きの私にとっては、とてもハンサムなフォリエイジということになります)
でも、厳しい冬を越す頃にはその葉っぱも冷たい風のために見苦しいほど汚くなってしまいます。
二年続きの厳冬のあと傷みがひどく、もう諦めようと思いながら放置していたのですが、
すぐに掘り上げなかったぐうたらガーデニングが幸いをして、
うれしい結果になりました。



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中国中部・西部地方原産の原種クレマティスですが、
ピンクの花を付ける園芸種の 'Apple Blossom'なども出回っています。



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日のよく当たる南または南西向きの場所で、冬の冷たい風を遮るシェルターな場所を選んで植え、
植え付けの時は8~10cmほど深めに植えるようにします。
場所が合えば、10mくらいまで伸びるので、
ロンドンの街中などでは壁一面を覆うように茂っているのを見かけることがあります。



剪定: Group 1

(剪定の必要はありませんが、どうしても剪定をしなければならない時は、花後すぐに。)



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学名: Clematis armandii
英名: Armand clematis
和名: クレマチス・アーマンディ




[追記]
犬には有毒性があるとの事ですので、注意して下さい。


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# by lapisland2 | 2015-04-17 21:45 | Climber | Trackback | Comments(0)

4月の庭仕事



昨年は春の訪れが早く、花の時期も早くやって来ましたが、
今年はそれ以上に急ぎ足で春爛漫の状態になっています。
ラッパ水仙に引き続き、チューリップやムスカリなども次々と咲き、
彼岸桜や豆桜に続いて、レンギョウが咲き始め、マグノリアも満開になりつつあります。
暗くてうっとうしい冬を耐えてきたからこその
天からの恵みをしばらくの間楽しみたいものです。

今週末からはまた少し気温が下がるとの事。
4月はお天気が変わりやすく、気温差も激しい月ですので、
天気予報をチェックして、大切な花や新芽を傷めないようにしたいものです。
一気に春がやって来ると、庭仕事も忙しくなりそうです。




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☆春の剪定の時期ですよ~!

今の時期の剪定は株の形を整えたり、枝の成長を促進します

◎花が終わったレンギョウやFlowering currantsの剪定
伸びている枝をすべて剪定する

◎ハイドレンジアの剪定は、
 新芽が出ているのを確かめてからやるとよい

注:イギリスでのハイドレンジアの剪定は春にするので注意

*H.arborescensの品種(アナベルなど)は、
根元からばっさり強剪定する

◎Cornus(dogwood サンゴミズキなど)、Salix ( ヤナギの仲間)、
  耐寒性フクシア、Ceratoastiguma(ルリマツリモドキ)、Caryopteris(ダンギク) 、
 ブデリア 、スモークツリー などは、根元近くで剪定する

◎ Cape fuchsiaの枝の剪定、
 
◎ウィンタージャスミンの伸びすぎた枝を剪定して、支柱やなどに結わえる

◎シュラブ・ローズ(R.glaica、rugosa、 damasku 、gallica、 bourbonなど)の剪定をする

*古い枝は根元からカットバックする
*枯れた枝や交差している枝などを取り除く
*元気な枝の3分の1くらいまでを剪定する
*元気なサイドシュートは2~3芽の所まで剪定する

剪定後、完熟堆肥やバークでマルチングをする

◎ヘザーの花が終わりかけたらトリミングする(株全体の上部三分の一くらい)

 *毎春これをやっておかないと、株が乱れ花つきも悪くなる

☆クライミングローズやランブリングローズをトラリスやフェンスに結びつける

☆シダ類の新しい芽が出やすいように、古い葉を刈り取る

☆プリムラやパンジーなどの花がら摘みを忘れずに

☆花が終わったプリムラの株分け

☆ホスタの株分け

☆耐寒性宿根草の株分け
(フロックス、アスター、へメロカリスなど)

☆スノードロップの花が済んだら、込み合っているものは株分けをして植え替える

☆ラッパ水仙など秋植え球根の花が終わったら花茎を切り取る
 葉は自然に枯れるまでそのままにしておく
 
☆花が終わったヘレボルスの花茎を切る
 
*種を付けたままにしておくと、株が弱って翌年の花付きが悪くなるので、
 花茎を地際から切る

*有茎種は花茎が黄色くなってから切る事!

☆ヘレボルスの植え付けと植え替え
 落葉樹の下で、夏に明るい日陰になる水はけのよい場所を選ぶ
 株をやや深めに植え付ける

☆暖地では春植えの球根やチューバーを植えつける (4月後半以降)
 ダリア、グラジオラス、ネリネ、クリナム、アルストロメリア、
 アガパンサス、アシダンセラ、カラー、ユリなどなど

*フロストに備えて、いつでも掛けられるように
 フリースの準備をしておくこと!

*温室でポット植えにして、あとで外に出してもよい

*ネリネの株分けも今の時期に

☆耐寒性1年草の種まきをする
 コーンフラワー(矢車草)、ニゲラ、キンセンカ、カリフォルニア・ポピー、ナスタチウムなど
  ヒマワリの直播も今の時期にする

◎スィートピーの種まきも、この時期になると南部では直接直播できる

 *最初にウィグワムや支柱を立てておいてから根元に種まきをする方がやり易い

 *芽が10cmくらいになったら、ピンチングをしておくと
  枝分かれして、たくさん花を付けてくれる

☆新しく宿根草を植えるのにも最適の時期

 *奇数の株(3株とか5株)を一箇所にまとめて植えるようにすると、
  庭中に点々と違う花が咲いて下品な感じになるのを防げる

 *植えつけたあと、たっぷり水遣りをしてから、
  ガーデンコンポストでマルチングしておく(約5cm)

☆ヘレボルスやフォックスグローブ、アクィリジアなど株の周りに
 こぼれダネが芽をふいていたら、鉢上げして育て秋に地植えにする

*こぼれダネからは親と同じ花は咲かないことが多いので、
 広い庭の場合は、新しい花を見つけるいいチャンスになるが、
 狭い庭ではこぼれダネを散らさないようにする
 
☆デルフィニウムやルピナスの芽が出てきたら、さし芽に使える

☆暖かくなるとデルフィニウムなど急に成長するので、
 支柱の準備を早めにする

☆クライマーの新芽が出始めたら、トラリスやフェンスなどのサポートに結わえる

☆宿根雑草を掘り上げる
(コンポストボックスには入れないこと!)

☆花の終わった球根へのお礼肥えを忘れずに

☆夏に花を付けるシュラブに肥料を与える

☆カメリア、アゼリアやシャクナゲ、ヘザーなど酸性土の好きな植物には、
 専用の肥料を与える

*私は、そのあと毎春ピートフリーのエリカシアス・コンポスト(酸性土)を
 根元にドレッシングしている

 
注:これは、日本では必要のない作業です(石灰分の多い地域だけ)
 マルチングする場合も普通のコンポストやバークでよい

☆秋から春の間の雨で流れ出てしまった栄養分を補うために、肥料を入れる
 ( blood fish and bone など)

☆木やシュラブの周りをコンポストやバークなどでマルチングをする

☆土の準備を始める   
 シュラブの間の土を耕して5月後半のsummer bedding の準備をする

☆霜情報に注意し、手近にフリースなどを準備しておいて、
 半耐寒性のプランツにすぐにカバーが掛けられるようにしておく

☆ハウスプランツの植え替え

☆バラの新芽に付くグリーンフライに注意する
 見つけ次第手でしごき取る

☆リリービートルが活動し始めるので、見つけ次第手で獲って処理する
 (成虫、幼虫ともに葉や蕾・花を食い荒らすので注意すること!
 見つけ次第、テデトール。
 幼虫はベタベタして汚いので紙などを使ってしごき取る)


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 (幼虫は、この黒い汚いものの中に隠れている)
(画像は rhs、 missuribotanicgardenのサイトから拝借)

*ユリ科の植物は、すべて被害にあうので注意!!!
          

☆いよいよS&S軍団(slug & snail)の活躍する時期になるので、
 準備を怠らないようにして被害を少なくする

(トラップ、コパーリング、砂、grit、卵の殻、ワセリンなどなど)

*雨が多く暖冬だったので、今年は例年よりもさらに数が多くなるだろう
 との予想が出ているので、注意する

*庭に鳥たちや、カエル、ヘジホグなどが来てくれる環境を作ることが大切

*ホスタは鉢植えにする方が被害が少ない


☆芝生の手入れ

1.冬の間に芝生にはびこった苔や枯れた芝をガンジキでかき出す

2.その後、水はけを良くするためにフォークを入れる
 (水はけが悪い場合には、フォークを根元まで突き刺して、
  できた穴にグリットや砂を入れると良い)

3.タンポポなどの宿根雑草を抜き、芝の枯れた部分にローム土を入れて
  芝の種を蒔いて、たっぷり水遣りをする

4.芝生のエッジをきれいに刈り取る

5.4月から5月初めにかけて肥料を与える

6.芝刈りを始める
  (初めの数回はブレードをhighに設定する)   4~5cm

*暖かくなったら急に伸びるので、芝刈り機をすぐに使えるように準備を怠りなく!

*4月は新しく芝生を敷くにもいい時期です


☆温室作業

◎半耐寒性のプランツの種まき(温室のない場合は窓際で)
 発芽してある程度大きくなったら、それぞれポット植えにする

◎温室に取り込んでいた半耐寒性ヒューシャ(フクシア)が芽を吹いてきたら、
 古い枝を根元から剪定する→芽が伸びてきたらピンチング
(ピンチングをした部分は挿し芽に使える)

◎ヒューシャや非耐寒性植物の苗を植えて、
 ハンギングバスケットの準備をする

◎ eucomis (パインアップルリリー)やベゴニアなどをポット植えにする

◎カンナはヒーターを入れた温室でポット植えにして、6月に戸外に出す

◎鉢植えのシクラメンの水遣りを減らす




☆池の管理

◎池の水が汚いようであれば、水を替える
 ブランケットウィードや枯れた水草を取り除いて、
 池の三分の一の水を抜いて、水を足す

◎魚の餌は、4月に水温が5℃以上になったら与え始める
(魚が水面に上がって来るのでわかる)
 
 初めは2日に1度の割りで、数分でなくなる分量を与え、徐々に増やす

◎大きくなったスイレンの株分けをする

◎新しいスイレンや水生植物などの導入をする

◎使用する前にポンプやフィルターをきれいにして安全を確かめる




☆スプリング・クリーニング

◎芝刈り機の手入れ、その他の園芸用具の手入れ

◎pathやpatioなどの掃除

◎温室のガラスやフレームをきれいにする




☆Wildlife

◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
 バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする

*パン屑はおなかが膨れるだけなので、
 子育ての時期にはもっと栄養分の多いものを準備する

(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
 ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
 フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラードやfat ball、mealworm など)

*ピーナツはそのまま与えると喉に詰めるので、
 必ずピーナツ用のバードフィーダーに入れる
 特にこれからの時期は、雛が生まれるので注意が必要

*リスにピーナツを盗まれるのを防ぐには、
すべて金属でできているバードフィーダーを使用するとよい
プラスチックのは、齧られてしまうので役に立たない

*カタツムリを集めて置いておくと、Song thrushなどの餌になる

*鳥の種類によって好物が違うので、
 多種類の餌を用意すると多種類の鳥が来てくれるようになる。

*木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
  地面に置くバードフィーダーも忘れないように。

 ◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!

*不潔なバードフィーダーから、鳥の間に感染病が広がることも多い。

*サルモネラやE.coliなどの人への感染を防ぐためにも、
  餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!

◎水の補給も忘れずに!
 
 鳥を庭に呼びたいなら、
 餌台の設置だけでなく水飲み場兼水浴び場を作ること!
 常に水浴び場をきれいにして、新しい水に取り替える
 
◎ヘジホグ(ハリネズミ)も冬眠から覚めて活動を始めているので、
 キャットフードなどの餌の準備をしてやるとよい
 
◎slow wormも冬眠から覚めて活動し始めているので、
 湿った場所を選んで、丸太や刈り取った枝や石などを積んだ場所を作ってやるとよい

*slow wormはヘビではなく、足のないトカゲとでも言えばいいだろうか。
(一見ヘビのように見えるが、まぶたがないのでトカゲの仲間ということになる)
 
■ http://www.bbc.co.uk/nature/life/Anguis_fragilis
  (画像をクリックするとビデオが見られます)
 リンクがうまく行かない場合があるので、サイトアドレス書いておきます。

*slow wormはS&Sを餌にするので、
 カエルやヘジホグなどと共にガーデナーには大切な援軍になる

*slow wormは Wildlife and Countryside Act 1981により
保護動物に指定されているので、
 殺傷したり、取引に使ったりするのは法律で禁じられている

◎庭や畑の一部に、小動物や虫たちのために丸太を積んだり、草を刈らない場所を作る
 
 *庭も畑も雑草1本生えないようにきれいにするのは自然に反することだとみなして、
 「ぐうたらガーデナー」に徹することにしよう!

◎鳥や小動物、虫たちの餌や住処になるような樹木、シュラブ、クライマーなどを
 選んで植えるようにする

◎ 花もハチやチョウが蜜を集めやすい形の花を選ぶようにする
 
 *派手な園芸種の八重の花を避け、一重のデイジーのような形や筒型の花を選ぶとよい



★画像は rhs、 missuribotanicgardenのサイトから拝借


★★畑仕事については菜園日記の方に書き込んでいます。


 


 
これはイギリス南東部基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
ご自分の住まれている地域の気候に合わせて、作業を前後して下さい。
内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。


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# by lapisland2 | 2015-04-10 23:27 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(6)

冬でもあおあお サンダンス




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暗くて長い冬の間も、鮮やかなライムグリーンの葉を楽しませてくれるチョイシア(Choisya ternata Sundance)は、
イギリスの庭には欠かせない貴重なシュラブです。

4~5月に英名のMexican orangeが示すように、オレンジの香りのする白い花をたくさん付けますが、
夏にいい天候が続いた時には秋にも二番花を付けてくれます。
花だけでなく常緑の葉にも独特の強い芳香があります。
(この匂いは、好き嫌いがあるかもしれません。
 触った後は手を洗わないといつまでもきつい匂いが残ります。)

水はけさえよければあまり土を選ばず、
日向であれば Sundance の名が示すように、一年中艶々した黄金色の葉をつけますが、
拙庭では半日陰なので、黄金色ではなくライムグリーンになってしまいます。
でも、日向の場合は、夏に葉が日焼けする場合も多いので、
私自身はこのライムグリーンの色合いを楽しんでいます。

自生地は、北米南部(アリゾナ、ニューメキシコ、テキサス)からメキシコにかけてなので、
耐寒性はそれほど強くありませんので、シェルターな場所に植える必要があります。
寒い冬には枯れ込むことがありますが、枯れた枝を刈り込んでおけば、
いつの間にか他の部分が欠けた枝を補うように伸びてきます。
剪定はしなくてもドーム型に整いますが、
花後にトリミングしておけば、すぐに新葉が広がり程よい大きさを保つことができます。

属名のChoisya はスイスの植物学者Jacques Denis Choisyの名にちなんでいます。




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コンポストボックスの目隠しに植えてからかなり年数が経っていますので、
一部が枯れて、下の方の葉も無くなっていますが、
春になれば、足元はシダやグランドカバーのプランツがうまく隠してくれます。
1.5mX1.5m




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5月の花の頃。
強風の吹く当地では、冬を越す頃になると先端の葉が汚くなりますので、
うちの場合は春先にトリミングをすることにしています。
そのため花は少ないのですが、新緑が最も美しい季節です。




学名: Choisya ternata Sundance   AGM
英名: Mexican orange Sundance
流通名:チョイシア テルナータ サンダンス



[追記]
黄金葉でない普通のChoisya ternataは濃い緑色の葉をつけますが、
花の時期には、白い花がくっきりと映えてとてもきれいです。
またボーダーの後ろなどに植えると、前に植えた花を鮮やかに目立たせてくれます。



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# by lapisland2 | 2015-03-26 08:30 | Shrub | Trackback | Comments(6)

冬でもあおあお アカンサス





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春から秋にかけては、S&Sどもの餌食になって、
穴開きだらけの惨めな姿になってしまうアカンサスも、
冬の間は瑞々しい葉っぱをのびのびと広げてくれます。

一見寒さに弱そうに見えますが、
3・4年前の厳しい冬にも耐えてくれました。(あの頃は-15℃まで下がりました。)


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アートの歴史を勉強すると、
欠かすことのできない植物のひとつがこのアカンサスですが、
装飾のモチーフとして親しいものであったこのプランツが、
イメージから実物に結びついたのは、こちらに住むようになってからのことです。

大きな庭園で、ちょっとワイルドな植栽の中に、
威風堂々たるアカンサスが何本もの花茎を立ち上げている姿には、
西洋の人たちが繰り返し、建築や装飾のモチーフとして使ってきたことが理解できるような
素晴らしさががあります。

残念ながら、拙庭のような狭い庭や、
日本人の作るこぎれいなガーデン(失礼!)には向かないプランツなのですが、
花は期待せず、冬場の瑞々しい葉を見るためだけに植えているようなものです。
雨の多いイギリスには、S&Sの被害が大きい軟らかい葉の Acanthus mollis
よりも、
葉っぱの硬く刺々しい A. spinosus の方が、向いているかもしれません。






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(まだ被害の少ない5月頃の画像も貼っておきます。
 気温が上がって、新しく伸びてきた葉も生き生きしています。)



アカンサスの花は→






[追記]

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ちょっと珍しいAcanthus sennii(エチオピア原産)の写真が見つかったので貼っておきます。
これはたぶんOxford Batanical Gardenで撮ったと思いますが、まだ小さい株でした。
確かロンドンのPhysic Gardenに大きいのがあったと思うのですが。
1m以上になり、茎は濃い色でアカンサスと言うよりは、ヒイラギの木のようでした。
朱赤の花が咲くそうですが、花の実物はまだ見たことがありません。

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# by lapisland2 | 2015-03-24 02:00 | Perennial | Trackback | Comments(7)

冬でもあおあお イタリカム




早春の花が咲き始め、
あちらこちらから宿根草の小さな芽が顔を覗かせている庭ですが、
暗い冬の間もあおあおとした葉を広げて、
楽しませてくれた葉っぱたちをいくつか。



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まずは、以前にもご紹介したことのある Arum italicumですが、
秋から翌年の夏ごろまでヘビ模様の葉っぱが展開しますので、
寂しい冬の庭でちょっと目立つ存在になります。



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二年続きで比較的暖かい冬でしたので、
イタリカムも元気いっぱいでした。


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# by lapisland2 | 2015-03-23 07:52 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(2)

植え替え後のヘレボルスの花



春分の日も間近だというのに、なんとも底冷えのする一日でした。
重い雲が覆いかぶさり、2月に時計が逆戻りしたかのような暗さです。
ニュースでは、パリの空もロンドンの空もポルーションでグレー一色。
エッフェル塔もロンドン・アイも翳んでいます。


さて、かなりの数があったヘレボルスを一昨年整理しました。
一箇所に10株以上植わっていた場所は、
株分けしたあと、3株を除いてすべて他の場所に植え替え。
狭いので種をつけないように気をつけてはいましたが、
それでもこぼれダネで増えていた株はすべて処分したり、
いい花を付けたものは友人にもらわれて行ったり。
数も以前の半分以下に減らしました。
株分け・植え替えしたものは、昨年はもうひとつでしたが、
今年は元気に花を付けています。

その中からいくつか。
まだしゃがんで写真を撮ったりはできませんので、
誰かさんの無粋な大きな手が邪魔ですが、ご容赦を。



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縁に微妙な色の入るピコティ♪
中心部に入る色も縁の色によく合っています。



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繊細なフリルの重なる淡いピンク。



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スモーキーな色合いが粋な花ですが、写真ではうまく色が出てくれません。



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元の位置は、スノードロップの近くだったのでずっと気になっていましたが、
離れた場所に植え替えをして黒花と並べたので、やれやれです。
(可憐なスノードロップの咲く時期には、他の白い花は近くに植えたくはありませんので、
クロッカスなど同時期に咲く花も、白花は植えないようにしています。)



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これもスモーキーで微妙な色なのですが、うまく色が出てくれません。
肉眼ではもっとダークな黒紫のいい色なのですけれども。

黒系統の花は寒さが厳しい冬の方がいい色が出るように思います。


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# by lapisland2 | 2015-03-20 07:52 | Perennial | Trackback | Comments(2)

こびとさんのアイリス再び



寒の戻りはありましたが、道路脇ではラッパ水仙の鮮やかな黄色い色が
目に沁みるようになって来ました。
ブラックソーンの小雪を散らしたような真っ白の花に続いて、
淡いピンクの彼岸桜も咲き始めています。


放りっぱなしになっている庭にも、少しずつ春の兆しが見えて来ました。


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昨年始めて鉢植えにして、夏に水を切って乾燥させたせいか、
インクブルーのこびとさんのアイリスは今年も元気に花を咲かせています。



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とは言うものの、相方が秋にまったく日の当たらない場所に取り込んでいたために、
3月になっても日陰の身で、危うくボツになりそうだったのを、危機一髪で救出。
日向に出した途端に葉っぱが伸びて、花を付けました。
長い日陰生活のせいか、花よりも先に葉っぱが長く伸びてしまいましたが、
株数は増えているようです。



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地植えの方は、2年続きの水浸しの天候のせいで、
なんとか生き残ってはいますが、数は随分減ってしまいました。
こちらは、3月初めから咲いています。


昨年の様子は→


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# by lapisland2 | 2015-03-18 06:14 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(2)

3月の庭仕事




3月も、すでに半分が過ぎようとしています。
こちらはここ一週間ほど暖かい日が続いて、
柳の芽が微かにオレンジ色を帯び、最初のブラック・ソーンの白い花が咲き始めています。
でも、この週末はシベリアからの強風が吹くとかで、
また少し寒さが戻ってきそうです。
まだまだ寒の戻りは何回かあるでしょうが、
毎日少しずつ日が長くなって、賑やかな鳥たちのさえずりの声が庭に響いてきます。

日本ではお水取りも終わりに近づき、櫻がほころぶのももうすぐですね。

さあ、待ち焦がれていたガーデニングのシーズン到来ですよ~♪

私自身はまだ庭仕事ができるような状態にはなっていませんが、
遅まきながら、『3月の庭仕事』を入れておきます。




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☆春先の剪定の時期ですよ~!

◎Cornus(dogwoodミズキの仲間)、Salix (willow ヤナギ)、
  hardy fuchsia(耐寒性フクシア)、Ceratoastiguma(ルリマツリモドキ)、
 Caryopteris 、Perovskia(ロシアンセージ)、ブデリア(Buddleia davidii)などは、
 根元近く(約15cm)でバッサリ剪定する

◎伸び過ぎたクライマーの強剪定をする
 
◎花が終わったウィンタージャスミンの剪定
 花が咲いていた部分をすべて剪定する

◎ハイドレンジアの新芽が出ているのを確認したら、
 枯れた花を刈り取り、痛んだ枝や古い枝も剪定する

*イギリスの場合は花の時期が遅いので、3月から4月初めにかけて剪定をする

◎大きくなりすぎたマホニア(ヒイラギナンテン)の剪定
 バッサリやっても大丈夫、すぐに芽を吹いてくる

◎引き続き、夏咲き(6月以降)クレマティスの剪定をする
 一番下の芽のすぐ上で剪定する
 (C.orientalis, C.texensis, C.viticella, C.vitalba, 大きい花の咲く品種)

 +新芽が伸び始めたら支柱やトラリスに結びつける

◎バラの剪定をする
 枯れたり病気にかかっている枝を切る。
 枝の三分の一~半分まで、外側に向いている芽の上で剪定する

*剪定後、株周りをきれいにしてfish,blood & boneなどの肥料を蒔いて、
 コンポストでマルチングをする

*サッカーが出ている場合は、根元から引き抜く
(切るとまた出てくる可能性があるので、引き抜く方がよい)

*クライミングローズは、ワイヤーに平行に結びつけて、サイドシュートがよく出るようにする

◎竹の剪定をする
 古い竹や、曲がった竹を根元から切る
 冬の間に強風で痛んだ枝も切り取る

☆ヘザーの花が終わりかけたらトリミングする

*トリミングしておかないと大きくなり過ぎwoodyになるので、
 形を整え来年の花つきをよくするために毎年必ずトリミングする

☆ヒューシャ(フクシア)やパラゴニウムなどの苗や、
 ダリアやグラジオラスなどの球根を植える

☆1年草の種蒔き (3月から4月にかけて)
 カリフォルニア・ポピー、カレンジュラ(キンセンカ)、
 ヤグルマソウ、ニゲラ、ポピー、リナリア、poached egg plantなど

*できるだけハチやチョウの好む花を選ぶようにする
 (一重でデイジーのような形の花や、筒型の花など)

☆スィートピーの種まきをする(庭に直播できる)

☆秋に温室で種まきをしたスィートピーは、今月末に外に地植えする
 (芽が10cmくらいになったら、先端を摘んで脇芽が伸びるようにしてやる)

☆秋に宿根草の株分けをしなかった場合は、
 土が温かくなった春に株分けをして、すぐに植えつける

☆宿根草の古い茎を根元から切って、新芽が伸びやすいようにしてやる

 *今月は新しく宿根草を植えるのにも適している
  (土が凍結していたり水浸しになっている間は避けること)

☆花の終わった春咲き球根に肥料を与える(お礼肥え)

☆ラッパ水仙など春咲き球根の花が終わったら
 花茎を切って種が付かないようにする

*葉は自然に枯れるまでそのままにしておく
 (イギリス式は場所を取らないように枯れるまで葉っぱを結んでおくが、
  そのまま伸ばしておく方が球根のためにはよい)

☆込み合って花つきが悪くなった水仙の株分けをする

☆スノードロップの花が終わったら、込み合っている株はすぐに株分けをして植えかえる

*というのが常識なのですが・・・、
 ウィズリーのガーデナーさんや
 数十年スノードロップを栽培しているナーサリーの人の話では、
 葉が黄色くなる頃まで待ってからやる方が、よく定着するとのこと

☆常緑樹の植え付けと移植

☆樹木やシュラブ、バラ、宿根草、クライマー、ヘッジなどの周りに肥料をばらまき、
 コンポストでマルチングする
 (コンポストの他、バーク、ココシェルなどでマルチングしてもよい)

☆芝生に生えている苔をガンジキでかき出す

☆芝生に肥料を与え、枯れた部分に芝の種を蒔く

☆芝刈りを始める
 初めの数回はブレードをhighに設定する (4~5cm)

*暖かくなったら急に伸びるので、
 すぐに使えるように芝刈り機を準備しておく

☆霜や雪の予報が出たら、
 新芽の出ている球根などにフリースをかける

☆柔らかい新芽をS&S(slug & snail)からコパーリングやグリットなどで守る
 暖かくなると同時にS&Sも活動を始めるので、準備を怠りなく!!!

☆新葉が展開し始める3月は、
 宿根雑草を取り除くのに最適の時期なので、
 根を残さないように掘るか引き抜いて
 市町村の収集するGreen binに入れるか焼却する

*コンポストには入れないように注意!
 (一年草の雑草は入れてもよい)

☆室内で花が終わったヒヤシンスなどを外に植えつける

☆コチョウランは週に1~2回水遣りを始め、
 バークコンポストの場合は、同時にオーキッド用の液肥をやる

☆(室内や温室で)花の終わったアマリリスの花を切り取り、
 3~4ヶ月後に葉が自然に枯れるまで水遣りと施肥を続ける





☆池の管理

◎池の水が汚いようであれば、水を替える
 ブランケットウィードや枯れた水草を取り除いて、
 池の三分の一の水を抜いて、水を足す

◎枯れたマージナルプランツを刈り取る

◎使用する前にポンプやフィルターをきれいにして安全を確かめる

◎魚に餌を与え始める




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☆Wildlife

◎鳥たちは巣作り進行中なので、まだ新しい巣箱をかけるのに間に合いますよ~♪

*巣箱をかける場所は、餌場とは離れたシェルターな所を選ぶ

*巣箱の入り口が北または北東を向くようにして、直射日光が当たるのを避ける

*鳥の種類によって、巣箱の大きさや形、出入り口の穴の大きさが違うので、
 注意する。巣箱を掛ける場所や高さもくふうする

*すでに巣箱を設置してある場合は、
  取り外して巣箱をきれいに掃除する
       ↓
  沸騰したお湯をかけて消毒し、乾燥させる
       ↓
  新しい藁や乾燥した苔などを入れて、元に戻す

◎鳥の巣作りに必要な材料を庭に準備してやるとよい
 細めの木の枝や、シュラブの茎、枯れ葉、苔、柔らかい鳥の羽根、
 藁、ペットを買っている場合は犬や猫の毛、ウールなどなど

*ウールを入れて木の枝にぶら下げられるフィーダーも
 ペットショップやガーデンセンターで売られているが、
 ウールをボール状に丸めて周りに糸を掛け、ヒモでぶら下げられるようにするだけなので、
 簡単に自分でも作れますので、お試しを。

 (うちでは、こういう準備をしておかないと、
  盆栽鉢の苔をすべて剥がされてしまいます (>_<) )

◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
 バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする

(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
 ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
 フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラードやfat ball、mealworm など)

*ピーナツは必ずピーナツフィーダーに入れて与えること
 (小さい鳥が喉に詰めるのを防ぐため)

*鳥の種類によって好物が違うので、
 いろんな種類の餌を用意するといろんな鳥が来てくれますよ♪
 木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
 地面に置くバードフィーダーも忘れないように。
(既成のものでなくても、鉢の受け皿で十分です)

◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!

*不潔なバードフィーダーから、感染病が広がることも多いとのことです

*サルモネラやE.coliなどの人への感染を防ぐためにも、
 餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!

◎水の補給も忘れずに!
 
 鳥を庭に呼びたいなら、
 餌台の設置だけでなく水飲み場兼水浴び場を作ること!
 常に水浴び場をきれいにして、新しい水に取り替える
 氷が張った朝は、水のみ場の氷を溶かすのをお忘れなく!

◎ヘジホグ(ハリネズミ)が冬眠から覚める時期なので、 
 水とキャットフードやドッグフードを用意してやる
 (夜に餌を用意し、残ったものは朝廃棄する)

◎slow wormも冬眠から覚めるので、
 湿った場所を選んで、丸太や刈り取った枝や石などを積んだ場所を作ってやるとよい

*slow wormはヘビではなく、足のないトカゲとでも言えばいいだろうか。
(一見ヘビのように見えるが、まぶたがないのでトカゲの仲間ということになるね)
 
slow worm→

*slow wormはS&Sを餌にするので、
 カエルやヘジホグなどと共にガーデナーには大切な援軍

*slow wormは Wildlife and Countryside Act 1981により保護動物に指定されているので、
 殺傷したり、取引に使ったりするのは法律で禁じられている

◎庭や畑の一部に、丸太を積んだり、草を刈らない場所を作る
 きちんと片付け過ぎるのはよくない

◎鳥や小動物、虫たちの餌や住処になるような樹木、シュラブ、クライマーなどを

 選んで植えるようにする

◎ 花もハチやチョウが蜜を集めやすい形の花を選ぶようにする
 
 *派手な園芸種の八重の花を避け、一重のデイジーのような形や筒型の花を選ぶとよい



繰り返し鳥や小動物、虫たちのことを書いていますが、
彼らのヘルプ無しにはオーガニック・ガーデニングはできないのだと言うことを、
いつも心に留めておきたいものですね。





庭仕事はイギリス南東部、特に私の住んでいるロンドン西部のチルターンを基準に
書いていますので、日本とは少し違ったところもあります。
また、ご自分のお住まいの地域に合わせて、
庭仕事の時期をずらしてください。
内容について質問のある場合は、どうぞお尋ね下さい。

なお、畑仕事(野菜やハーブ、果樹)については、
菜園日記  の方に書き込みをしています。



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# by lapisland2 | 2015-03-14 04:06 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(2)

春の訪れを告げる希望の花  ウィンター・アコナイト




啓蟄とともに、イギリス南東部も急に暖かくなって来ました。

昨年10月以来、家から殆ど出ることもなく、
二階の窓から庭を見下ろすだけの毎日が続いていましたが、
ようやく5ヶ月ぶりで庭に出ることができました。

鳥たちのコーラスが高らかに響き渡り、
眩しい光の中で、スノードロップやクロッカス、シクラメン・コウムなどが満開になっています。
その中でも、際立って鮮やかな輝きを見せているのが Eranthis、
こちらではウィンター・アコナイトと呼ばれるキンポウゲ科の小さい花です。



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残念ながら、南東部ではもう花の時期は過ぎつつあるのですが、
一箇所だけ出遅れた花が咲き始めていましたので、急いで写真を撮りました。
時間帯が写真を撮るのにいい時間ではなかったので、
光りの当たり方がスポットライトのようになってしまいましたけれど・・・。



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イギリスの庭で見かけるウィンター・アコナイトは、
たいていがEranthis hyemalisという
バルカン半島、イタリア、南フランスの落葉樹林に自生する種になります。  

日本のセツブンソウの仲間ですが、セツブンソウより少し大きく、
花も葉も艶やかな光沢があります。
(年が明けるとスノードロップに先駆けて真っ先に蕾を付けてくれるので、
私は福寿草を連想してしまいます。)
10cmほどの茎の上に3cmほどの黄色い花を付けますが、
花びらのように見える部分は萼片で、
その萼片を取り巻くように切れ込みの深い苞状葉をつけます。
開花の頃になると根元に根生葉が出てきます。



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自生地の環境から見て、庭でも落葉樹やシュラブの下が最適の植え場所になります。
石灰質の土が最適ではありますが、それほど土を選ばないように思います。
日向でも半日陰でも育ちますが、水はけのよい土に植える必要があります。
スノードロップと同じく、tuber(塊茎)が乾燥するのを嫌うので、
こちらでは 'in the green' と言うのですが、
葉っぱの付いている状態の間(春先)に植えつけるのが
一番よく定着するように思います。
(私の経験では、秋に乾燥したtuberを植えても余りうまく育ちませんでした。)


太陽が顔を見せることの少ない英国の冬の庭では、
スノードロップと共に春への希望の光りを与えてくれる花です。




学名: Eranthis hyemalis     AGM
英名: Winter aconite
和名: キバナセツブンソウ (黄花節分草)





[追記]
☆地中海東部原産の Eranthis cilicicaを キバナセツブンソウ、
 そしてこのEranthis hyemalis をオオバナキバナセツブンソウというのですが、
 日本でよく出回っているものはこの二つの交雑種のようですね。

 最新の分類では、この二つは同一種として扱われることになり、
 学名は E. h. Cilicica Groupと表記するのが正しいとのことですので、
 ここでは一応和名は キバナセツブンソウとしておきます。

☆ウィンター・アコナイトのaconiteはAconitum(トリカブト)に含まれる毒のことで、
 ウィンター・アコナイトも有毒植物です。
 


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# by lapisland2 | 2015-03-09 05:14 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(6)

冬の彩り  ウィンターガーデンから  (補足)


ウィンターガーデンに使われることが多いCornusとSalixの主な品種をまとめておきます。


☆Cornus(ミズキ)の主な品種



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C.alba 'Sibirica'                   これが1番真紅になります。




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                                 (画像はRHSとjacksonsnurseriesから拝借)
C.alba 'Elegantissima'             葉は エッジが白い斑入り     ダークレッド




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                                         ( 画像はpaghat.comから拝借)
C.alba 'Ivory Halo'          これは'Elegantissima' のコンパクトな品種で、
                      'Elegantissima' のように大きくならないので、狭い庭に向いています。



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                                         (画像はRHSから拝借)   
C.alba 'Spaethii'                 葉はエッジが黄色い斑入り    赤




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C. sericea 'Flaviramea'
(Synonyms C.stolonifera 'Flaviramea')             黄色




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                                              ( 画像はT&Mから拝借)
C.sanguinea  'Winter Flame'( 'Winter Beauty')      黄色+ オレンジ




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C.sanguinea 'Midwinter Fire'       落葉直前にオレンジイエローに紅葉し、
                       冬は 黄からオレンジのグラデーションに



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C.kesselringii          黒紫



いずれも非常に丈夫で、耐寒性があります。(-25度までOKとの事)
こちらでは石灰分の多い土地に自生していますが、殆ど土を選びません。

Cornusは植えた翌々年から、毎年早春に根元からまたは丈の三分の一まで切り詰めると
色鮮やかな枝になります。
何年も放って置いたものは地上5センチ位まで切り詰めてもOKです。 
ただ、オレンジ系のものは、軽く剪定。
(あるいは、1年おきに半分ずつ古いのを根元から剪定)





☆Cornusよりも大株になるSalix(willow)も、Cornusとの混植などでよく使われます。



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S.alba 'Chermesina'           オレンジ



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S.alba 'Vitellina'              黄

Salixは、1年おきに早春に根元から剪定。



★手元にあるウィリアム・ロビンソンの "The Wild Garden" の中に、
Cornus と Salix についての記述がある箇所を見つけましたので、書き写しておきます。

Of our native Dogwoods (Cornus), one (sanguinea)is an excellent
native shrub, the beauty of which is very effective in gardens
where it is grouped in bold and artistic ways. The winter effect
is bright and good, and the plant fine for association with our
handsomer native willows: this Dogwood being used as undergrowth
near the largest willows.




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# by lapisland2 | 2015-02-23 08:02 | Garden Visit + | Trackback | Comments(10)

冬の彩り  ウィンターガーデンから




遅まきながら年明けからイギリスにも本格的な寒さがやって来ました。
昨年からの体調悪化で、庭仕事どころか外出もままならない状態が続いていますが、
日本の某有名サイトに掲載してもらっている英国便りの中から、
いくつか記事を選んで少しずつこちらにも載せて行きたいと思っています。

今回はグレー一色の世界が広がるイギリスの冬だからこそ、
その存在が際立つウィンターガーデンの様子をご紹介いたします。
しばらくの間色鮮やかな冬の庭で温まってくださいね。


私がウィンターガーデンの美しさに目覚めたのは、
15・6年前、かのウィリアム・ロビンソンのマナーハウスに滞在した時でした。
いつもは夏や初秋に訪れることが多かったのですが、
その時は初めて冬に訪れ、凍りつくような朝の冷たい空気の中を散歩していて、
立ち込める霧の中からぼぉーっと浮かび上がるさまざまな色のコーナスの姿に
どこか異次元の世界のような美しさを感じたのでした。

残念ながらその頃の写真はフィルムでしたので、ご紹介することはできませんが、
いまでもあの情景はくっきりと心の底に焼きついています。



今回ご紹介するのは、The Royal Landscapeの一部にあるSavill Gardenから。
ここのウィンターガーデンは規模は小さいのですが、とても色鮮やかで大好きな場所でしたが、
残念ながらもう存在しません。
数年前にもっと規模の大きいウィンターガーデンに様変わりして、
デザインもすっかり変わってしまいました。



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11月初め、ウィンターガーデンはまだ黄葉たけなわです。




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11月下旬になると、殆どのものが落葉しましたが、
まだコーナス(ミズキ)の一部や画像右手前の Rubus(キイチゴ )のブルーグレーの葉っぱは残っています。
Rubusは葉を落とすと、真っ白の印象的な枝が現れます。



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グランドカバーのHebe(日本ではヒービー)の中から葉を落としたモミジAcer pensylvanicum 'Erythrocladum' が
目立ち始めます。



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Cornus alba `Sibirica'(サンミズキ) は早くから真紅に燃えています。
数ある紅いミズキの中でも最も際立つ真紅になる品種ですね。



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黄葉のきれいなコーナス  たぶんC. stolonifera 'Flaviramea'。



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黒と白の取り合わせですが、まだ濃い色が出ていません。




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年が明けて寒さが厳しくなるにつれて、ウィンターガーデンの色が冴えてきます。




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黒と白の組み合わせもコントラストがはっきりしてきました。
白いRubusの足元の黒いオオバジャノヒゲの間からは、このあと可愛いスノードロップが顔を出してきます。



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黒いコーナスはC. kesselringii。
寒さと共に殆ど黒に近いダークブラウンに染まった Pittosporum tenuifolium 'Tom Thumb' と、
まっ白い幹が印象的な白樺 Betula utilis var. utilis 'Silver Shadow' の組み合わせがとても印象的です♪



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邪魔になるおじさんがいますが、無視して下さい。
本人はガイドのつもりでいるようです。 (-_-;)



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お邪魔おじさんが指差す方向に咲くピンクの花は、厳冬の1月から2月にかけて咲くツツジなんですよ!
Rhododendron dauricum 、品種名もずばり'Midwinter' 。

(Rhododendron dauricumは、エゾムラサキツツジのことで、
北海道では雪解け一番に開花するそうですが、
当地の方の話では、雪圧で潰れるために凄い樹形になるとのこと。
北海道には大群落があるそうです。)

北海道を含めてかなり広範囲の寒い地域(サハリン、北東中国、韓国、北モンゴル、
アルタイ山脈からシベリアにかけてなど)に分布していて、-25℃まで耐寒性があるとのこと。
それで、これを使った交配種がいろいろ作り出されているようです。
'Midwinter'もその一つですが、あと白い 'Madison Snow'や 'Arctic Pearl'などもよく見られます。
(白花は春先に咲きます。)



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咲き始めた黄色いハマメリス(マンサク)の根元では、
寒さと共にチョコレート色に染まった Bergenia purpurascens( ヒマラヤユキノシタ)が、
光を受けて艶やかです。




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C. sanguinea 'Midwinter Fire'の黄色とオレンジのグラデーションも鮮やかです。





最後はウィズリーで締めくくりましょうか。



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水辺に植えられた色鮮やかなコーナスやSalix(ヤナギ)などが水面に映り、
ちょっと幻想的な雰囲気ですね。



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葉を落としたRubus phoenicolasius (ワインベリー)の冬の姿。
このアーチの下をくぐるのは痛そう!



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こんな風にいろいろな色が渾然一体となっているのもまたいいものです。
白いのはRubus biflorus。


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これはコーナスではなく、Salixをポラード仕立てにしたもので、
コーナスと同じく冬になると鮮やかな黄色やオレンジ色の枝が目立つようになります。


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# by lapisland2 | 2015-02-14 04:59 | Garden Visit + | Trackback | Comments(11)

冬の楽しみはアマリリス



イギリスでは厳しい寒さが続いています。
中部や北部では雪の日が多く、南東部でも雪がちらつき零下になる日が増えています。

庭仕事のできない冬の間の楽しみの一つは、
ハウスプランツ(日本のインドアプランツのこと)を育てることですね。
1年を通じてけっこうたくさんのハウスプランツを育てていますが、
日本の明るい冬(「日本」というと私の場合は関西基準になってしまいます)と違って、
こちらの冬は日が射さない暗い日が多いので、
冬に栽培できる植物も限られてきます。

でも、そんな悪条件の中でも、アマリリスは短期間で花を咲かせてくれる
なんとも貴重なプランツです。

数年前に友人からクリスマスプレゼントにもらったアマリリス→以来
毎冬、アマリリスを植えるようになりました。
自分で選ぶ時には少し繊細で地味なスパイダー系の花を選ぶことが多いのですが、
暗いイギリスの冬には気分を明るくしてくれる大きな花の方がいいかもしれません。
英国人からのプレゼントの場合は、いつも派手で大きな八重の花になります。
(こちらでは、アマリリスはクリスマスプレゼントに使われることが多いので、
促成球根が晩秋から冬にかけて出回ります。)


そんなわけで今年のアマリリスは、大輪の白い八重 'Ice Queen'。
こちらの花友からのプレゼントです



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鉢と、ココヤシのタブレット、そして球根がセットになっています。
このタブレットに水をかけてふやかし、培養土を作ります。



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こんな風に球根の首を1/3~1/4くらい出して植えつければ、それでOK。

あとはできるだけ明るくて、夜間も10℃以上を保てる場所に置きます。
水遣りは土の表面が乾いたらやる程度ですが、
こんなキットは鉢底に穴の開かないポットの場合が多いので、
水のやりすぎに気をつけるようにします。


今年の植え付けは、1月12日でした。




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植え付けから2週間後の2月1日に芽が出始めて、6日現在はこんな感じです。
どうやら花茎が2本伸びそうです。

(たくさん鉢を置いているので、水遣りの時によく水をこぼすので
カバーを掛けているため光が反射して見苦しいのですが、お許しを。)

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# by lapisland2 | 2015-02-07 05:56 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(7)

2月の庭仕事



暦の上では立春になりましたが、
毎日寒い日が続いています。
2月は、まだじっと我慢の月ですが、
確かに少しずつ日が長くなるのを感じるようになって来ました。
スノードロップがそっと花開き、
冷たい空気の中を蝋梅やマンサクの甘い香りが漂ってくるのももうすぐです。

種のカタログなどを眺めながら、
頭の中はもう春の計画でいっぱいかもしれませんね。
雪深い地方でなければ、寒い間にやっておく庭仕事もけっこうあります。
私もせいぜい相方のお尻を叩いて、
冬剪定をやってもらうことにしましょうか。



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                               (画像はSkimmia × confusa 'Kew Green'
                               長い冬の間をライムグリーンの蕾で過ごし、春に白い花を咲かせます)




☆引き続き、アームチェア・ガーデニングの季節です。

「1・2月の庭仕事の余りできない間に、
カタログを取り寄せたり、ネット上でカタログを見たりして、
春からのプランを立てましょう」
ということなのですが、
冬の夜長のんびり紅茶やワインを楽しみながら
カタログを眺めて春からの庭作りを考えるのもいいものです

☆種の注文をして、
 温室のある場合は、夏花壇用の花の種まきを始める
(スィートピーなど)

*温室のない場合も、窓辺や加熱プロパゲーターで種まきを始める


☆ダリア、カンナ、ユリ、グラジオラスなどの球根類や
 種、苗などの注文をする

☆引き続き 冬剪定の時期です
 *少し暖かい日が続いている時に剪定をする

  dogwoods、willow、 buddleia、lavatera、elder バラetc.

◎フロリバンダやハイブリッド・ティーのバラは
 昨年伸びた部分を選定し、全体の形も整える(2月~3月)
(傷んだ枝やクロスしている枝などを、
 全体の半分から三分の二くらいまで剪定
 外向きの芽の上で切る)

◎花の終わったマホニア(ヒイラギナンテン)や
 ウィンタージャスミンの枝を剪定する

◎ウィステリア(藤)の冬剪定は今月中に終える
(ウィステリアは夏・冬と2回の剪定が必要)
 冬は約5cm切る

◎常緑のシュラブや垣根の大きくなり過ぎたものは、
 今の時期に強剪定しておくとよい

◎シモツケソウ、ユキヤナギ、コデマリなどの強剪定をする
(これをやっておくと、コンパクトな株をキープできるのと、
  黄葉のものは発色がいいようです)

◎夏咲き(6月以降)のクレマティスは、
 今月末までに剪定をする

(C.orientalis, C.texensis, C.viticella, C.vitalba,
 大きい花の咲く品種など)

剪定をしておかないと、上の方にばかり花がつく

*原則は、一番下の芽のすぐ上で剪定するが、
 同じ高さでバッサリ剪定せずに、30~100cmの間で
 高さを違えて切っておくと、違う高さに花が付くのでお勧めです

◎dogwood はできるだけ根元に近い所で剪定
 強剪定することによって、新しい枝の成長を促し、枝の色も鮮やかになる
 willow やスモークツリーなども強剪定をするか、
 coppicingしたい時は、好みの高さのところで、剪定のこぎりで切る

◎常緑の斑入り葉の樹木やシュラブが先祖返り(reversion)していないか
 どうかチェックをして、みつけたら枝元から剪定しておく
 夏に、もう一度チェックをし直す

*落葉するものは、葉が出始めてからチェックする

☆引き続きroot cutting(根挿し、根伏せ)の時期

*オリエンタルポピー、フロックス、エリンジウム、アカンサス、バーバスカムなどの多年草や
 ライラック、クレロデンドロン(ゲンペイカズラ)などのシュラブ

 これも簡単ですので、ぜひトライして下さい。

*やり方の詳細は→

☆今月後半から3月初めにかけて、
 グラス類や宿根草の古い茎や葉を取り除く
(新しい葉が出てくる前にしておく)

*株の根元でカエルが冬眠をしている事があるので、注意をすること!
(イギリスのカエルは土色をしているので、見逃す事があるので気をつける)

☆epimedium(イカリソウ)の古い葉をすべて刈り取る

☆シダの汚い葉や古い葉を根元から刈り込んで、
 周りをマルチングしておく

☆アルカミラ・モリスの古い葉を刈り取って、
 株分けをして植え付ける

☆ヘレボルスの有茎種は、耐寒性がもうひとつなので
 夜間はフリースなどで防寒する
 花茎が伸びるものには支柱を立てる

☆引き続き土を耕して、
 コンポストを花壇や菜園に入れる
 (早く種まきをする場所にはシートなどをかけておく)

*苔が生えていたり土が固い場合は、
 表面を少しフォークで耕しておくと
 空気の流通や水はけなどが随分違う

*耕すのが体力的に大変な人は、
 冬の間にコンポストを上に広げておくだけでも随分違ってくる

☆bare root(地掘り苗木) のバラや樹木・シュラブの植えつけは、
 今月中に終わらせること!

☆引き続き小さい木やシュラブなど、移植したいものは今が適時

☆新しく植えた木の支柱がしっかりしているかどうか確認する

☆ユリの植え付けはまだ間に合うので、すぐに植える

☆密集しているスノードロップやwinter aconiteの株分けをして、
すぐに植え付ける

☆春咲き球根の芽が出かけているものは周りに肥料をばら撒く

☆室内で栽培していたヒヤシンスやスイセンなどは
 花後に花茎を切ってから、庭に深めに植えつける(7~10cm)
 水と液肥を与えて、葉が枯れるまでそのままにしておく

☆堀上げて貯蔵した球根類のチェックを忘れないように
  (腐ったりカビが生えたものを取り除く)

☆急な寒波の到来に備えて、
 いつでも使えるようにフリースの準備をしておく
(カメリアの蕾や花などはすぐにやられてしまうので、注意する)

☆積雪のあと雪の重みで枝が折れるのを防ぐ工夫を!
 (常緑樹やコニファー類)

☆宿根の雑草を掘りあげる
 春になって活動を始める前にやっておくとよい

☆ハウスプランツの植え替え

☆暖かい日には温室の空気の入れ替えを忘れずに!

☆春の気配と共にS&Sが活動を始めるので、
 コパーリングをデルフィニウムなどの株の周りに置いて、
 早めに被害の予防をする

☆球根の芽が出始めたら、
 リスや鳥避けに掛けていたチキンワイヤーを取り除く

☆樹木やシュラブの周りにラビット保護ガードを巻く






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                         (画像はLong-tailed tit   wigglywigglersから拝借)



☆Wildlife

◎新しい巣箱をかけるのに最適の時期ですよ~♪

すでに巣箱を設置してある場合は、
  取り外して巣箱をきれいに掃除する
       ↓
  沸騰したお湯をかけて消毒し、乾燥させる
       ↓
  新しい藁や乾燥した苔などを入れて、元に戻す

*巣箱をかける場所は、餌場とは離れたシェルターな所を選ぶ

◎鳥の巣作りに必要な材料を庭に準備してやるとよい
 細めの木の枝や、シュラブの茎、枯れ葉、苔、柔らかい鳥の羽根、
 藁、ペットを買っている場合は犬や猫の毛、ウールなどなど

*ウールを入れて木の枝にぶら下げられるフィーダーも
 ペットショップやガーデンセンターで売られているが、
 ウールをボール状に丸めて周りに糸を掛け、ヒモでぶら下げられるようにするだけなので、
 簡単に自分でも作れますので、お試しを。

 (うちでは、こういう準備をしておかないと、
  盆栽鉢の苔をすべて剥がされてしまいます (>_<) )

◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
 バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする

*残りもののパンを与える人が多いが、
 冬場は特にもっと栄養分の多いものを準備する

(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
 ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
 フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラードやfat ball、mealworm など)

*鳥の種類によって好物が違うので、
 いろんな種類の餌を用意するといろんな鳥が来てくれますよ♪
 木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
 地面に置くバードフィーダーも忘れないように。
(既成のものでなくても、鉢の受け皿で十分です)

*イギリスの場合、庭にやって来る鳥たちは冬に野生の餌がとれなくなると
 死んでしまう場合が多いのです。
 数年続きの厳冬で、数の減少した鳥も多いようです。
 夏には餌を与えない人も、冬場だけでも鳥の餌を準備するようにして下さい。
 特に急な冷え込みが来たり、雪の降った翌日には餌がとれなくなるので、
 庭に餌を撒くなどして頂ければ、うれしいです。

暗くて長い冬の間、鳥たちが庭にやって来てくれるのを見るだけで、
私たちは十分に大きなお返しを受ける事になるのですから♪

◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!

*不潔なバードフィーダーから、感染病が広がることも多いとのことです

*サルモネラやE.coliなどの人への感染を防ぐためにも、
 餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!

◎水の補給も忘れずに!
 
 鳥を庭に呼びたいなら、
 餌台の設置だけでなく水飲み場兼水浴び場を作ること!
 常に水浴び場をきれいにして、新しい水に取り替える
 氷が張った朝は、水のみ場の氷を溶かすのをお忘れなく!

◎池に魚を飼っている場合は、氷の張らない場所を一箇所キープしておくこと
(テンスのボールを浮かべたり、pond heater の設置その他)
 
 小さい池の場合はお湯で氷を溶かす

*冬眠中のカタツムリなどを集めて置いておくと、Song thrushなどの餌になる




繰り返し鳥や小動物、虫たちのことを書いていますが、
彼らのヘルプ無しにはオーガニック・ガーデニングはできないのだと言うことを、
いつも心に留めておきたいものですね。





庭仕事はイギリス南東部、特に私の住んでいるロンドン郊外を基準に
書いていますので、日本とは少し違ったところもあります。
時期については、お住まいの地域によって調整をして下さい。
内容について質問のある場合は、どうぞお尋ね下さい。

なお、畑仕事(野菜やハーブ、果樹)については、
菜園日記 の方に書き込みをしています。



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# by lapisland2 | 2015-02-04 20:56 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(2)

1月の庭仕事




イギリスはここ数日ジェット気流の影響で強風が吹いています。
うちの辺りでは時速20マイルくらいですが、
スコットランドではなんと130マイルもの暴風雨になったとか!

私自身はまだ庭仕事のできるような状態ではないのですが、
相方のお尻を叩いて(!!!)替わりに庭仕事をやってもらうためにも、
覚書として今月の庭仕事を書き込んでおくことにします。



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☆ アームチェア・ガーデニングの季節です

冬の間の楽しみの一つはタネのカタログを眺めることですね♪
(庭仕事ができるような体調ではない私の所にも
年明けから次々とカタログが届いています。) 

1・2月の庭仕事の余りできない間に、
カタログを取り寄せたり、ネットでカタログを見たりして、
春からのプランを立てるのは冬の間の大きな楽しみですよね。
忙しかった年末年始の後、のんびりとカタログを眺めて、
春からの庭をあれこれイメージするのも楽しいものです。

☆クリスマスツリーのリサイクル

 シュレッダーにかけたwood-chip をマルチングに使う

*シュレッダーのない場合は、
 ガーデンセンターや自治体でもリサイクル施設があるので利用するとよい

☆夏咲きのダリア、カンナ、ユリ、グラジオラスなどの球根類の注文をする
 春蒔きのタネの注文を入れる

☆シュラブやバラの挿し木(hard cutting)は、今月中に!

*hard cutting(硬い枝の部分の挿し木)は成功率がやや低いので、
 多めに作っておくこと!
 ブデリア、ドッグウッド、タマリスク、ハニーサクル、レンギョウ、
 ポプラ、スモークツリー、ホリー、ウツギ類、スパイレア、ウエイジェラ、
 ウィロー、Caryopteris, Escallonia ,Viburnum, Abelia, etc.

☆root cutting(根挿し、根伏せ)も今の時期に

(オリエンタルポピー、フロックス、エリンジウム、アカンサス、バーバスカムなど)

これも簡単ですので、ぜひトライして下さい。
*やり方の詳細は→

☆地面が凍結していなければ、引き続き土を耕して
 コンポストを花壇や菜園に入れる。

*冬の間にコンポストを上に広げておくだけでも大丈夫。
 後は、ミミズ君たちにお任せしましょう♪

*水はけの悪い所にはグリット(砂利)を入れる
 
*雨が続くようなら、シートでカバーをする。

☆アイビーやバージニア・クリーパーなどクライマーの剪定をし、形を整える

☆ヘレボルスの古い葉を切り取る
 (無茎種のものは、葉を切る事によって花茎が素直に伸びる)
 
葉を切った後は、根元を腐葉土などでマルティングしておく

*葉っぱは病気に掛かっている可能性があるので、
  焼却するか市町村の収集するgreen binに入れる
*病気が広がるのを防ぐために、使用後の剪定ばさみは必ず消毒しておくこと!
*ヘレボルスは毒性がきついので、必ず手袋をはめて作業をすること!

◎有茎種のものはボーダーラインの耐寒性のものもあるので、
 夜間はフリースなどで防寒する
 花茎が伸びるものには支柱を立てる

☆引き続き winter pruning(冬剪定)の時期です
 少し暖かい日が続いている時に剪定をする

 2月末までに済ませる事!
 
◎落葉樹の剪定
 大きな木の場合は、tree surgeon(樹木医)に依頼する

*ただし、桜の仲間は落葉前に、マグノリアは夏前に剪定

**モミジや白樺はクリスマスまでに済ませる
 (樹液が流出するのを防ぐため)

◎dogwood や willow、 buddleia、elder、ハニーサクルなどは根元で剪定

◎シモツケソウ、ユキヤナギ、コデマリなどの強剪定をする
(これをやっておくと、コンパクトな株をキープできるのと、
  黄葉のものは発色がいいようです)

◎夏咲き(6月以降)のクレマティスの剪定
 
 C.orientalis、 C.texensis、 C.viticella、 C.vitalba、
 大きい花の咲く品種など

一番下の芽のすぐ上で剪定する

◎ウィステリアの冬剪定
(ウィステリアは夏・冬と2回の剪定が必要)

 すべての脇から伸びている枝を剪定する(3cm)
 夏に切った枝は5cmの所まで剪定

◎常緑のシュラブや垣根の大きくなり過ぎたものは、
 今の時期に強剪定しておくとよい

☆新芽が出始める前に、グラス類やイカリソウの古い葉を刈り取る

(2月までに終えるようにしないと、新芽が出て来て焦ることになるので、
 早めにやっておく方がよい)

☆斑入りの花木のreversion(先祖がえり)した枝を剪定する
 
*落葉性のものは、春になって葉が出てきてから剪定する方がわかり易い

☆背の高いバラは、冬の強風の被害を避けるために弱剪定する
 スタンダ-ド仕立てのバラも、弱剪定をする

☆土が凍結したり水浸しになっていなければ、
 引き続きbare root (地掘り苗木)のバラや樹木、シュラブを
 植えつける (11月~2月まで)

☆小さい木やシュラブなど、移植したいものは冬の間に!

☆堀り上げて貯蔵した球根類のチェックを忘れないように。
  (腐ったりカビが生えたものを取り除く)

☆積雪のあと雪の重みで枝が折れるのを防ぐ工夫を!
 (常緑樹やコニファー類)

☆樹木の支柱やツリーバンドが的確かどうかを点検する

☆雨や霜が続く時は、できるだけ芝生を踏まないようにして、
 芝生用土(gritty loam-based compost)をドレッシングする

☆宿根の雑草を掘りあげる
 春になって活動を始める前にやっておくとよい

☆冬の間に芝刈り機や剪定ばさみなどの手入れをする

☆塀の塗り替えや木製のガーデンファニチャーにプリザーブ液(保護塗料)を塗る






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                        (画像はBBC Natureから拝借)



☆Wildlife

◎そろそろブルーティットなどの鳥が巣作りの場所を
 探し始める頃なので、新しい巣箱をかけるのに最適の時期ですよ♪

すでに巣箱を設置してある場合は、
  取り外して巣箱をきれいに掃除する
       ↓
  沸騰したお湯をかけて消毒し、乾燥させる
       ↓
  新しい藁や乾燥した苔などを入れて、元に戻す

*巣箱をかける場所は、餌場とは離れたシェルターな所を選ぶ

◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
 バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする

*残りもののパンを与える人が多いが、
 冬場は特にもっと栄養分の多いものを準備する

(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
 ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
 フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラードやfat ball、mealworm など)

*鳥の種類によって好物が違うので、
 いろんな種類の餌を用意するといろんな鳥が来てくれますよ♪
 木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
 地面に置くバードフィーダーも忘れないように。
(既成のものでなくても、鉢の受け皿で十分です)

*イギリスの場合、庭にやって来る鳥たちは冬に野生の餌がとれなくなると
 死んでしまう場合が多いのです。
 夏には餌を与えない人も、冬場だけでも鳥の餌を準備するようにして下さい。
 特に急な冷え込みが来たり、雪の降った翌日には餌がとれなくなるので、
 庭に餌を撒くなどして頂ければ、うれしいです。

暗くて長い冬の間、鳥たちが庭にやって来てくれるのを見るだけで、
私たちは十分に大きなお返しを受ける事になるのですから♪

◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!

*不潔なバードフィーダーから、感染病が広がることも多いとのことです

*サルモネラやE.coliなどの人への感染を防ぐためにも、
 餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!

◎水の補給も忘れずに!
 
 鳥を庭に呼びたいなら、
 餌台の設置だけでなく水飲み場兼水浴び場を作ること!
 常に水浴び場をきれいにして、新しい水に取り替える
 氷が張った朝は、水のみ場の氷を溶かすのをお忘れなく!

◎池に魚を飼っている場合は、氷の張らない場所を一箇所キープしておくこと

(テニスボールを浮かべる、pond heater の設置など)

 小さい池の場合はお湯で氷を溶かす

◎冬眠中のカタツムリなどを集める→鳥の餌になる
 
 今の時期に落ち葉の下や空のポットの下で冬眠中の
 S&Sの退治をしておくと良い

◎池に魚を飼っている場合は、氷の張らない場所を一箇所キープしておくこと

(テニスボールを浮かべる、pond heater の設置など)

 小さい池の場合はお湯で氷を溶かす



繰り返し鳥や小動物、虫たちのことを書いていますが、
彼らのヘルプ無しにはオーガニック・ガーデニングはできないのだと言うことを、
いつも心に留めておきたいものですね。





★これはイギリス南東部を基準に書いていますので、
  日本とは少し違ったところもあります。
  内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。

  また、ご自分のお住まいの地域に合わせて、
  庭仕事の時期をずらしてください。

★畑仕事については、菜園日記の方に書いています。









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# by lapisland2 | 2015-01-11 08:57 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(12)

A Happy New Year '15




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新年は重い雲のたちこめる典型的な英国の冬空で始まりましたが、
今日二日はすっきりと晴れて、青空の広がる素晴らしいお天気になりました。

願わくば、今年もなんとか自然と対話し、土に戯れることのできる年でありますように。






昨年と同じく、
一茶のこの句で新しい年を始めることにしましょうか。



から風の吹けばとぶ屑家はくず屋のあるべきように、
門松たてず煤はかず、雪の山路の曲り形(な)りに、
ことしの春もあなた任せになんむかえける

            めでたさも中くらいなりおらが春         
 

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# by lapisland2 | 2015-01-03 06:13 | Trackback | Comments(6)