さわやかなイエロージャスミン




a0208116_04151737.jpg



今年は春以降例年よりもずっと暖かく晴れる日が多かったせいか、
鉢植えのイエロージャスミンが珍しくたくさん花をつけてくれました。
いつもはチラホラで終わってしまうので、うれしいボーナスです。
6月下旬ごろから咲き始めて、最盛期は過ぎましたが、まだ咲き続けています。

ロンドンの街中やウォールガーデンなどでは、
かなり大きな株になっているのを見かけることもありますが、
うちの周辺ではあまり見かけることがありません。
耐寒性はかなりあるようなのですが、
強風の吹く地域には合わないということなのかもしれません。
一つ一つは小さい花ですが、レモンイェローに近いくっきりとした黄色なので、
満開になると目を引きます。
香りは日向だともう少し濃厚なはずなのですが、
うちでは半日陰のせいかそれほど強くはなく、
そばを通り過ぎてからその存在を思い出すと言ったところでしょうか。


a0208116_04164842.jpg



原産地はアフガニスタン、パキスタン、ネパール、ミャンマー、ヒマラヤ、
中国中部から南西部、チベットなど広範囲に広がるようなので、
暑さにも寒さにも強いということになるのでしょうが、
うちでは Jasminum Officinaleほど耐寒性はないように思います。
旅先のシシリー島やギリシャなどでよく見かけましたので、
Italian jasmineと呼ばれる別名にも納得です。



a0208116_04160481.jpg


場所があればシュラブとして育てると、
ゆるやかに垂れ下がる枝がなかなかいい姿なのですが、
場所の限られる拙庭では塀に添わせてクライマーにしています。
大きさは縦横共に1.5-2.5mくらいですが、
花後の剪定で大きさは適当にセーブできます。
暖地では常緑のようですが、うちでは冬場はほぼ葉を落としてしまいます。



学名:Jasminum humile 'Revolutum'    AGM
英名:Italian jasmine  yellow jasmine
和名:キソケイ(黄素馨)
   流通名:イエロージャスミン、ヒマラヤジャスミン




[追記]

ちなみに、日本でよく見かけるカロライナジャスミンは全く別物です。
(カロライナジャスミンは、マチン科のプランツで、
別名イエロージャスミンと呼ばれますが、
モクセイ科のジャスミンJasminum humile とは別物です。
カロライナジャスミンはジャスミンのような香りがあり、花も似ていますが、
全草が有毒で、口にすると目まいや、呼吸機能の低下などの中毒症状を呈し、
死に至ることもあるので、
くれぐれもジャスミンティーなどにして飲まないように気を付けてください。)

カロライナジャスミンの毒性の詳細についてはこちらを参照→


[PR]

by lapisland2 | 2017-07-27 21:06 | Climber | Trackback | Comments(4)

タイガーリリーも咲き急いで



タイガーリリー(Lilium henryi)は、拙庭のユリたちの中では一番遅く開花し、
このユリが咲き始めると、イギリスの短い夏も終わりに近づくのですが、
ここ数年は少し様子が変わってきています。

2011年9月中旬の投稿で、
「花期がとても長く、8月の上旬から咲き始めて1ヶ月以上も
次々と花を咲かせてくれます。」と、書いているのですが、
ここ数年は温暖化の影響のせいか、
以前に比べると開花が半月から1か月ほど早くなってしまいました。
特に今年は春の気温が高かった上に、
6月から7月上旬にかけてヒートウェーブが続いたせいなのか、
アフリカンクィーンの開花の翌日には早々と最初の数輪が咲き始めました。



a0208116_00582199.jpg



このユリはウィルスに対する耐病性が強いだけでなく、
リリービートルの被害が全くと言っていいほどないのも、
英国でユリを育てる身としては、うれしい限りです。



a0208116_00581125.jpg



一時は花丈が2.5mにもなっていたのですが、
ぐうたらガーデナーのせいで、肥料も殆ど与えず植え替えもせずで、
過密状態の鉢の中で今年は1.5mほどに縮んでいます。
来年はもう少しのびのびとさせてやりたいものです。



a0208116_00584203.jpg



アフリカンクィーンとのツーショットも、
なかなかいいと思いませんか。




Tyger Tyger, burning bright,
In the forests of the night;
What immortal hand or eye,
Could frame thy fearful symmetry?
William Blake



タイガーリリーについての詳細はこちらで→

[PR]

by lapisland2 | 2017-07-19 00:42 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(4)

アフリカの女王とネパールの王女




6月のヒートウェーブが過ぎ去ったあと、
7月初めにもミニヒートウェーブが戻って来て、
庭の花たちは駆け足で花開き散って行きました。

そして少し涼しくなった今、
アフリカの女王やネパールの王女たちが開き始め、
夕暮れの庭には濃厚な香りが立ち込めています。
(今年の初開花は、例年よりもずっと早く、いずれも7月6日、同じ日の夕刻でした。)



a0208116_05545881.jpg


植え替えを怠っているせいか、
アフリカの女王は今年は2本だけになってしまいました。


a0208116_05563702.jpg



a0208116_05573519.jpg

数年前に比べると花数もぐんと減っていますが、女王の貫録は今も衰えていないようです。




a0208116_05590585.jpg


植えてから3年目になるネパールの王女。
こちらも間に合わせの小さい鉢に植え付けたまま、3年が過ぎてしまいましたが、
来年こそは植え替えが必要なようです。
ネパールの王女については、のちほど詳細を入れます。



a0208116_05591657.jpg



a0208116_05592377.jpg


写真では白っぽく映っていますが、実際の色合いはうすい翠に濃蘇芳色が入ります。 




そして、夏の終わりを告げるユリ・・・のはずだった、
タイガーリリーは年々開花が早くなり、
すでに蕾が色づき始めていますので、もうすぐかしらと思います。



a0208116_23333896.jpg

[PR]

by lapisland2 | 2017-07-14 06:11 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(4)