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究極の園芸植物 ♪オーリキュラ・スペクタキュラ~♪(補充編:栽培や土について)




前編のオーリキュラの展示会  は楽しんでいただけたでしょうか。



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上の画像はウィズリーの 'Auricula Spectacular' というイヴェントからですが、
こんな風に、額縁に入れて飾るのも可愛いですよね♪

この日には、オーリキュラ協会の人のレクチャーや、
オーリキュラ専門ナーサリーの展示販売があります。
ガーデンセンターではいいオーリキュラは手に入らないので、
展示会に出かける機会がない人にとっては、
可愛いオーリキュラを手に入れるいいチャンスになります。



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オーリキュラ愛好家たちは、
春になると自慢のオーリキュラを階段状になったシアターAuricula Theatreに飾って楽しみますが、
これはウィズリーのシアターもどき?でしょうか。
両側に並んでいるのは、展示販売の商品なのですけれどね。





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(Calke Abbey theatre 画像はdailymailから拝借)
                
18世紀の大きなカントリーハウスにはAuricula Theatreが設置されているのが普通でしたが、
流行の移り変わりと共に消滅してしまい、今ではオリジナルのAuricula Theatreは
Calke Abbey(NT)に残っているだけだそうです。

でも、DIYの得意な人なら、本箱に防水のペイントを塗って屋根を付ければ簡単に作れそうですね。


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(上の画像はそれぞれ , bramble-and-bean、
       themagicgarden.webs.com、 growsonyou.com から拝借)




私自身がオーリキュラに惹かれるようになったのは、
随分昔、日本にいた頃に見た古い植物画に描かれた奇妙なこの花を見て以来です。
白っぽい粉を吹いたような葉っぱから伸びた茎の先に咲く
自然の造形とは思えないような可愛さと奇妙さが同居した小さな花は
いつか実物を見てみたいと言う好奇心を抱かせるものでした。

そう言えば、子供が初めて描く花の絵と言うのは、
真ん中に○を描いて、その周りを囲むように半円をクルクル描いていきますよね。
あれって、オーリキュラの花の形そのものだと思いませんか。
そういうシンプルそのものの花にいろんな絵の具を塗って、いろんなお花を作ってみたくなる・・・。
潜在的にどこかそんな小さい頃のお絵かきのような郷愁があって、
人々はさまざまなオーリキュラの花を作り出すことに熱中したのではないかしら。。。と、
勝手に想像したりしていますが、余りにもこじつけですかしらね。



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画像は、これもウィズリーから。
ショーに出すのでなければ、ショーオーリキュラも添え木無しで気楽なもんです。
自分で楽しむのであれば、曲がってたって、へっちゃらさ~!

うちでは3~4年前の厳寒の冬とその後の2年続きの水浸しのため、
庭植えのオーリキュラは全滅してしまいました(-_-;)ので、
今のところ鉢植えのみを栽培しています。
一応National Auricula and Primula Societyの会員ではありますが、
ショーに出す気など更々ないので、もっぱらおおらかに育てています。




★日本の花友の一人から質問がありましたので、
オーリキュラの培養土について書いておきますね。

意外に思われるかもしれませんが、
ショーオーリキュラって、それほど土の配合に気を使わなくてもいいようです。
一番大事なのは、とにかく水はけのいい土を作る事のようです。
協会のメンバーの人たちは、それぞれ自分でホームメイドのローム土+腐葉土+シャープ・グリットを
配合したものを使っているようです。

一般愛好者は、ガーデンセンターなどで昔からある英国の配合土の
ジョン・イネスという土(No.1~No.3まであります)のNo.2 か No.3のローム土をベースにしたコンポストに、
グリットやパーライトなどを混ぜたのを使うことが多いですね。
メンバーの人たちから苗を分けてもらうと、
水遣りすると同時に鉢底から水が流れ出るくらいに水はけのよい土に植えてあります。

こちらでは日本のように赤玉やバークはまったく使いませんが、
前述のグリット(砂利の細かいようなもので、色やサイズがいろいろあり、アルパインやサボテン・サキュラント、
種まきから挿し木に至るまで、殆どすべてのガーデニング作業に使われます。)を使います。
ボーダーオーリキュラを地植えにする場合も、たっぷりグリットを入れて水はけをよくします。



★オーリキュラの鉢は、素焼きでもプラスチックでもいいようですが、
ショーオーリキュラは成長が遅いので、素焼きの鉢の方がよく、
アルパインやダブルは成長が早いので、プラスチックの方がうまく行くらしいですよ。
(ただし、プラスチックの方が水遣りに注意が必要。)

深鉢を使う理由は、種類によっては茎の根元の部分が土から5cm位上に伸び上がってくるためです。
(育てたことのある方は経験されていると思いますが・・・)
それと、鉢のサイズは直径7cmか9cmのものを使います。



★プリムラの仲間は、種から育てるのも簡単ですが、
日本で普通に手に入るオーリキュラの種は
たぶんPrimura pubescens (プリムラ プベスケンス)ではないかしらと思います。

日本のホームセンターや園芸店で売られている「ガーデンオーリキュラ」は、
実はオーリキュラではなく、Primura xpubescensプリムラ プベスケンスで、
厳しい条件が決められる以前に交配されたもののようです。
イギリスでもガーデンセンターで手に入る名前無しのものは、
オーリキュラと書いてあっても、プリムラ プベスケンスのことが多いのです。

でも、プリムラ プベスケンスにも可愛い花がいっぱいあって、
庭植えにしても丈夫だし、値段も安いし、
展示会に出すのを目的にするのでなければなんの支障もありません。
ただ、クリスマスローズ同様、呼び方の混乱はちょっと困るかもしれませんね。




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          (原種のオーリキュラ  Primula auricula)



★ここでもう一つ説明を入れさせてもらうと、
Primula auriculaと書くと黄色い花の原種を指し、
大文字で始まるAuriculaと書くと、今回の話題になっているフローリストオーリキュラのことになります。
同じくオーリキュラに含まれるアルパインも他のalpine植物と区別するために、
Alpineと書く決まりになっているようです。
(もちろん、ラテン名ということではなく、愛好家たちの園芸上の呼び名ですけれども。
分類上はAuriculaも Primula × pubescensになるのでしょうから。)

英語だと一目瞭然なのですけれど、カタカナではその辺りがわからないので、
それも日本での誤解の元になってしまうのかもしれません。


★もう一つの大きな誤解は、名前が付いていれば「銘品」(って、日本では言うそうですね、びっくり!
ブランド物でさえあれば飛びつく日本人の特性が園芸界にもまかり通っているということでしょうか。)だと
思われているようですが、
名前付きのがなんせ2000以上もあって、
専門家に言わせると、その中でも質の悪いものがたくさんあるとのことです。



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緑色の花が最も数も少なく増やすのも難しく、数年で色が褪めてしまう品種が多いのだそうです。



展示会に出すのが目的でなければ、オーリキュラはそれほど難しいプランツでもないので、
庭植えや鉢植えで、可愛い姿を楽しんで頂ければと思います。

日本には日本サクラソウの栽培の歴史がありますから、
同じプリムラの仲間であるオーリキュラにも親しみを感じる人が多いのではないでしょうか。


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by lapisland2 | 2015-04-22 23:16 | Garden Visit + | Trackback | Comments(2)

究極の園芸植物 Auricula ♪オーリキュラ・スペクタキュラ~♪




毎年4月下旬になると、ナショナルオーリキュラ&プリムラ協会(National Auricula and Primula Society)の
主催するオーリキュラショーが小さな田舎町で開催されます。

これだけたくさんのオーリキュラが一度に展示されるのは、
イギリスにおいてもこの協会の展示会の時だけだと思いますので、お楽しみ頂ければうれしいです。
毎回、ただただ感心しながらひたすら楽しんで見ているだけですので、
一つ一つの品種名も明記しませんが、ご了承ください。



初めに少しだけオーリキュラについて説明しておくことにします。
オーリキュラは イギリスで栽培される多くのプランツの中でも、
古くから交配を繰り返して作られた究極の園芸植物です。

いわゆる「フローリスト・オーリキュラ」は、ヨーロッパアルプスに自生していたPrimula auriculaと
P. hirsutaという原種の交雑種が始まりだとされています。
イギリスにもたらされたのは、1570年代だとされていますが、
それ以来長い長い交配改良の間にさまざまなハイブリッドが作り出され、
その中から更にさまざまな約束事をクリアーして選別されたものが
「フローリスト・オーリキュラ」と呼ばれるようになりました。

この説明ではちょっと舌足らずではあるのですが、
もっと詳しく「オーリキュラとは何ぞや」と言うことになると、
何ページにも渡って説明が必要になってしまいますし、
日本でも少しずつ愛好家が増えていると聞いていますので、
そういう方たちはすでにご存知かとも思いますので、ここでは詳細は書きません。




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皆さん、真剣な顔つきでオーリキュラを鑑賞しています。
大きな図体のおじさんたちが小さな花に見入っている姿は、
ちょっぴりおかしくもあります。

数年前からフラワーショーの場所が今までより少し広い場所に移りましたが、
相変わらず室内はうす暗く写真を撮るにはあまり適していません。
また、人が多いこともあってなかなかそれぞれの花のクローズアップを撮ることができませんので、
違う年の展示が入り混じっている部分が少しありますが、あしからず。



まずは、審査風景から。


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それぞれのセクションの審査員によって、厳しい審査が行われます。


フラワーショーで展示されるAuriculaには
ショーオーリキュラ、アルパインオーリキュラ、ダブルオーリキュラ、ボーダーオーリキュラが含まれます。



では、オーリキュラの数々をお楽しみ下さいませ。


ショーオーリキュラ。 ↓

(ショーオーリキュラは、ルールによって細かく分類されますが、ここではその詳細は省きます。)


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ダブルオーリキュラ。 ↓


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ダブルは和の色と言ってもいいような渋い色が多いのですが、
暗い室内でしかもバカチョンカメラでは捉え切れず、残念です。




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この辺りから ↓、アルパインオーリキュラになりますが、
ショーオーリキュラの可憐さや繊細さ、そしてあまりにも人工的な造形に比べると、
おおらかな色や形なのがよくわかりますよね。




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ボーダーオーリキュラ ↓。
私たちが庭植えにできるのはこれですが、
ボーダーでも「粉吹き」のものは雨の当たらない所で栽培するのがいいでしょうね。



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*のちほどオーリキュラの栽培などについて補充編に続く予定です。


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by lapisland2 | 2015-04-20 23:30 | Garden Visit + | Trackback | Comments(0)

10年を越してようやく花溢れ咲くアルマンディ






なんともいやはや、今週は火曜・水曜と二日続けていきなり夏日になりました。
水曜日は地中海地方で21℃だったと言うのに、ロンドンではなんと25℃に!
うちの辺りも21℃まで気温が上がって、まさに百花繚乱の季節になりました。

豆桜や彼岸桜はすでに散り、レンギョウや木蓮も盛りを過ぎ、
山桜やワイルドチェリーが満開になっています。
来週には八重桜も咲きそうな勢いです。





暖冬に引き続き、イースター以降の思いがけないいいお天気と気温の上昇で、
数年前の寒さ厳しい冬には殆ど枯れる直前状態にあったクレマティス・アーマンディが
満開になりました。



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植えてからかなり経ちますが、こんなにたくさん花を付けたのは初めてのことで、
庭に出るとヴァニラのような甘い香りが漂ってきます。



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耐寒性がもう一つなので(-5℃くらいまで、)
寒さだけでなく、強風の吹き抜ける拙庭には向かないクレマティスなのですが、
花のためではなく、常緑の葉っぱが魅力で育てています。
(15cmほどの細長い形の葉には皮のような光沢があり、
葉っぱ好きの私にとっては、とてもハンサムなフォリエイジということになります)
でも、厳しい冬を越す頃にはその葉っぱも冷たい風のために見苦しいほど汚くなってしまいます。
二年続きの厳冬のあと傷みがひどく、もう諦めようと思いながら放置していたのですが、
すぐに掘り上げなかったぐうたらガーデニングが幸いをして、
うれしい結果になりました。



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中国中部・西部地方原産の原種クレマティスですが、
ピンクの花を付ける園芸種の 'Apple Blossom'なども出回っています。



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日のよく当たる南または南西向きの場所で、冬の冷たい風を遮るシェルターな場所を選んで植え、
植え付けの時は8~10cmほど深めに植えるようにします。
場所が合えば、10mくらいまで伸びるので、
ロンドンの街中などでは壁一面を覆うように茂っているのを見かけることがあります。



剪定: Group 1

(剪定の必要はありませんが、どうしても剪定をしなければならない時は、花後すぐに。)



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学名: Clematis armandii
英名: Armand clematis
和名: クレマチス・アーマンディ




[追記]
犬には有毒性があるとの事ですので、注意して下さい。


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by lapisland2 | 2015-04-17 21:45 | Climber | Trackback | Comments(0)

4月の庭仕事



昨年は春の訪れが早く、花の時期も早くやって来ましたが、
今年はそれ以上に急ぎ足で春爛漫の状態になっています。
ラッパ水仙に引き続き、チューリップやムスカリなども次々と咲き、
彼岸桜や豆桜に続いて、レンギョウが咲き始め、マグノリアも満開になりつつあります。
暗くてうっとうしい冬を耐えてきたからこその
天からの恵みをしばらくの間楽しみたいものです。

今週末からはまた少し気温が下がるとの事。
4月はお天気が変わりやすく、気温差も激しい月ですので、
天気予報をチェックして、大切な花や新芽を傷めないようにしたいものです。
一気に春がやって来ると、庭仕事も忙しくなりそうです。




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☆春の剪定の時期ですよ~!

今の時期の剪定は株の形を整えたり、枝の成長を促進します

◎花が終わったレンギョウやFlowering currantsの剪定
伸びている枝をすべて剪定する

◎ハイドレンジアの剪定は、
 新芽が出ているのを確かめてからやるとよい

注:イギリスでのハイドレンジアの剪定は春にするので注意

*H.arborescensの品種(アナベルなど)は、
根元からばっさり強剪定する

◎Cornus(dogwood サンゴミズキなど)、Salix ( ヤナギの仲間)、
  耐寒性フクシア、Ceratoastiguma(ルリマツリモドキ)、Caryopteris(ダンギク) 、
 ブデリア 、スモークツリー などは、根元近くで剪定する

◎ Cape fuchsiaの枝の剪定、
 
◎ウィンタージャスミンの伸びすぎた枝を剪定して、支柱やなどに結わえる

◎シュラブ・ローズ(R.glaica、rugosa、 damasku 、gallica、 bourbonなど)の剪定をする

*古い枝は根元からカットバックする
*枯れた枝や交差している枝などを取り除く
*元気な枝の3分の1くらいまでを剪定する
*元気なサイドシュートは2~3芽の所まで剪定する

剪定後、完熟堆肥やバークでマルチングをする

◎ヘザーの花が終わりかけたらトリミングする(株全体の上部三分の一くらい)

 *毎春これをやっておかないと、株が乱れ花つきも悪くなる

☆クライミングローズやランブリングローズをトラリスやフェンスに結びつける

☆シダ類の新しい芽が出やすいように、古い葉を刈り取る

☆プリムラやパンジーなどの花がら摘みを忘れずに

☆花が終わったプリムラの株分け

☆ホスタの株分け

☆耐寒性宿根草の株分け
(フロックス、アスター、へメロカリスなど)

☆スノードロップの花が済んだら、込み合っているものは株分けをして植え替える

☆ラッパ水仙など秋植え球根の花が終わったら花茎を切り取る
 葉は自然に枯れるまでそのままにしておく
 
☆花が終わったヘレボルスの花茎を切る
 
*種を付けたままにしておくと、株が弱って翌年の花付きが悪くなるので、
 花茎を地際から切る

*有茎種は花茎が黄色くなってから切る事!

☆ヘレボルスの植え付けと植え替え
 落葉樹の下で、夏に明るい日陰になる水はけのよい場所を選ぶ
 株をやや深めに植え付ける

☆暖地では春植えの球根やチューバーを植えつける (4月後半以降)
 ダリア、グラジオラス、ネリネ、クリナム、アルストロメリア、
 アガパンサス、アシダンセラ、カラー、ユリなどなど

*フロストに備えて、いつでも掛けられるように
 フリースの準備をしておくこと!

*温室でポット植えにして、あとで外に出してもよい

*ネリネの株分けも今の時期に

☆耐寒性1年草の種まきをする
 コーンフラワー(矢車草)、ニゲラ、キンセンカ、カリフォルニア・ポピー、ナスタチウムなど
  ヒマワリの直播も今の時期にする

◎スィートピーの種まきも、この時期になると南部では直接直播できる

 *最初にウィグワムや支柱を立てておいてから根元に種まきをする方がやり易い

 *芽が10cmくらいになったら、ピンチングをしておくと
  枝分かれして、たくさん花を付けてくれる

☆新しく宿根草を植えるのにも最適の時期

 *奇数の株(3株とか5株)を一箇所にまとめて植えるようにすると、
  庭中に点々と違う花が咲いて下品な感じになるのを防げる

 *植えつけたあと、たっぷり水遣りをしてから、
  ガーデンコンポストでマルチングしておく(約5cm)

☆ヘレボルスやフォックスグローブ、アクィリジアなど株の周りに
 こぼれダネが芽をふいていたら、鉢上げして育て秋に地植えにする

*こぼれダネからは親と同じ花は咲かないことが多いので、
 広い庭の場合は、新しい花を見つけるいいチャンスになるが、
 狭い庭ではこぼれダネを散らさないようにする
 
☆デルフィニウムやルピナスの芽が出てきたら、さし芽に使える

☆暖かくなるとデルフィニウムなど急に成長するので、
 支柱の準備を早めにする

☆クライマーの新芽が出始めたら、トラリスやフェンスなどのサポートに結わえる

☆宿根雑草を掘り上げる
(コンポストボックスには入れないこと!)

☆花の終わった球根へのお礼肥えを忘れずに

☆夏に花を付けるシュラブに肥料を与える

☆カメリア、アゼリアやシャクナゲ、ヘザーなど酸性土の好きな植物には、
 専用の肥料を与える

*私は、そのあと毎春ピートフリーのエリカシアス・コンポスト(酸性土)を
 根元にドレッシングしている

 
注:これは、日本では必要のない作業です(石灰分の多い地域だけ)
 マルチングする場合も普通のコンポストやバークでよい

☆秋から春の間の雨で流れ出てしまった栄養分を補うために、肥料を入れる
 ( blood fish and bone など)

☆木やシュラブの周りをコンポストやバークなどでマルチングをする

☆土の準備を始める   
 シュラブの間の土を耕して5月後半のsummer bedding の準備をする

☆霜情報に注意し、手近にフリースなどを準備しておいて、
 半耐寒性のプランツにすぐにカバーが掛けられるようにしておく

☆ハウスプランツの植え替え

☆バラの新芽に付くグリーンフライに注意する
 見つけ次第手でしごき取る

☆リリービートルが活動し始めるので、見つけ次第手で獲って処理する
 (成虫、幼虫ともに葉や蕾・花を食い荒らすので注意すること!
 見つけ次第、テデトール。
 幼虫はベタベタして汚いので紙などを使ってしごき取る)


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 (幼虫は、この黒い汚いものの中に隠れている)
(画像は rhs、 missuribotanicgardenのサイトから拝借)

*ユリ科の植物は、すべて被害にあうので注意!!!
          

☆いよいよS&S軍団(slug & snail)の活躍する時期になるので、
 準備を怠らないようにして被害を少なくする

(トラップ、コパーリング、砂、grit、卵の殻、ワセリンなどなど)

*雨が多く暖冬だったので、今年は例年よりもさらに数が多くなるだろう
 との予想が出ているので、注意する

*庭に鳥たちや、カエル、ヘジホグなどが来てくれる環境を作ることが大切

*ホスタは鉢植えにする方が被害が少ない


☆芝生の手入れ

1.冬の間に芝生にはびこった苔や枯れた芝をガンジキでかき出す

2.その後、水はけを良くするためにフォークを入れる
 (水はけが悪い場合には、フォークを根元まで突き刺して、
  できた穴にグリットや砂を入れると良い)

3.タンポポなどの宿根雑草を抜き、芝の枯れた部分にローム土を入れて
  芝の種を蒔いて、たっぷり水遣りをする

4.芝生のエッジをきれいに刈り取る

5.4月から5月初めにかけて肥料を与える

6.芝刈りを始める
  (初めの数回はブレードをhighに設定する)   4~5cm

*暖かくなったら急に伸びるので、芝刈り機をすぐに使えるように準備を怠りなく!

*4月は新しく芝生を敷くにもいい時期です


☆温室作業

◎半耐寒性のプランツの種まき(温室のない場合は窓際で)
 発芽してある程度大きくなったら、それぞれポット植えにする

◎温室に取り込んでいた半耐寒性ヒューシャ(フクシア)が芽を吹いてきたら、
 古い枝を根元から剪定する→芽が伸びてきたらピンチング
(ピンチングをした部分は挿し芽に使える)

◎ヒューシャや非耐寒性植物の苗を植えて、
 ハンギングバスケットの準備をする

◎ eucomis (パインアップルリリー)やベゴニアなどをポット植えにする

◎カンナはヒーターを入れた温室でポット植えにして、6月に戸外に出す

◎鉢植えのシクラメンの水遣りを減らす




☆池の管理

◎池の水が汚いようであれば、水を替える
 ブランケットウィードや枯れた水草を取り除いて、
 池の三分の一の水を抜いて、水を足す

◎魚の餌は、4月に水温が5℃以上になったら与え始める
(魚が水面に上がって来るのでわかる)
 
 初めは2日に1度の割りで、数分でなくなる分量を与え、徐々に増やす

◎大きくなったスイレンの株分けをする

◎新しいスイレンや水生植物などの導入をする

◎使用する前にポンプやフィルターをきれいにして安全を確かめる




☆スプリング・クリーニング

◎芝刈り機の手入れ、その他の園芸用具の手入れ

◎pathやpatioなどの掃除

◎温室のガラスやフレームをきれいにする




☆Wildlife

◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
 バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする

*パン屑はおなかが膨れるだけなので、
 子育ての時期にはもっと栄養分の多いものを準備する

(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
 ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
 フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラードやfat ball、mealworm など)

*ピーナツはそのまま与えると喉に詰めるので、
 必ずピーナツ用のバードフィーダーに入れる
 特にこれからの時期は、雛が生まれるので注意が必要

*リスにピーナツを盗まれるのを防ぐには、
すべて金属でできているバードフィーダーを使用するとよい
プラスチックのは、齧られてしまうので役に立たない

*カタツムリを集めて置いておくと、Song thrushなどの餌になる

*鳥の種類によって好物が違うので、
 多種類の餌を用意すると多種類の鳥が来てくれるようになる。

*木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
  地面に置くバードフィーダーも忘れないように。

 ◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!

*不潔なバードフィーダーから、鳥の間に感染病が広がることも多い。

*サルモネラやE.coliなどの人への感染を防ぐためにも、
  餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!

◎水の補給も忘れずに!
 
 鳥を庭に呼びたいなら、
 餌台の設置だけでなく水飲み場兼水浴び場を作ること!
 常に水浴び場をきれいにして、新しい水に取り替える
 
◎ヘジホグ(ハリネズミ)も冬眠から覚めて活動を始めているので、
 キャットフードなどの餌の準備をしてやるとよい
 
◎slow wormも冬眠から覚めて活動し始めているので、
 湿った場所を選んで、丸太や刈り取った枝や石などを積んだ場所を作ってやるとよい

*slow wormはヘビではなく、足のないトカゲとでも言えばいいだろうか。
(一見ヘビのように見えるが、まぶたがないのでトカゲの仲間ということになる)
 
■ http://www.bbc.co.uk/nature/life/Anguis_fragilis
  (画像をクリックするとビデオが見られます)
 リンクがうまく行かない場合があるので、サイトアドレス書いておきます。

*slow wormはS&Sを餌にするので、
 カエルやヘジホグなどと共にガーデナーには大切な援軍になる

*slow wormは Wildlife and Countryside Act 1981により
保護動物に指定されているので、
 殺傷したり、取引に使ったりするのは法律で禁じられている

◎庭や畑の一部に、小動物や虫たちのために丸太を積んだり、草を刈らない場所を作る
 
 *庭も畑も雑草1本生えないようにきれいにするのは自然に反することだとみなして、
 「ぐうたらガーデナー」に徹することにしよう!

◎鳥や小動物、虫たちの餌や住処になるような樹木、シュラブ、クライマーなどを
 選んで植えるようにする

◎ 花もハチやチョウが蜜を集めやすい形の花を選ぶようにする
 
 *派手な園芸種の八重の花を避け、一重のデイジーのような形や筒型の花を選ぶとよい



★画像は rhs、 missuribotanicgardenのサイトから拝借


★★畑仕事については菜園日記の方に書き込んでいます。


 


 
これはイギリス南東部基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
ご自分の住まれている地域の気候に合わせて、作業を前後して下さい。
内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。


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by lapisland2 | 2015-04-10 23:27 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(6)