「ほっ」と。キャンペーン

冬でもあおあお サンダンス




a0208116_08204655.jpg


暗くて長い冬の間も、鮮やかなライムグリーンの葉を楽しませてくれるチョイシア(Choisya ternata Sundance)は、
イギリスの庭には欠かせない貴重なシュラブです。

4~5月に英名のMexican orangeが示すように、オレンジの香りのする白い花をたくさん付けますが、
夏にいい天候が続いた時には秋にも二番花を付けてくれます。
花だけでなく常緑の葉にも独特の強い芳香があります。
(この匂いは、好き嫌いがあるかもしれません。
 触った後は手を洗わないといつまでもきつい匂いが残ります。)

水はけさえよければあまり土を選ばず、
日向であれば Sundance の名が示すように、一年中艶々した黄金色の葉をつけますが、
拙庭では半日陰なので、黄金色ではなくライムグリーンになってしまいます。
でも、日向の場合は、夏に葉が日焼けする場合も多いので、
私自身はこのライムグリーンの色合いを楽しんでいます。

自生地は、北米南部(アリゾナ、ニューメキシコ、テキサス)からメキシコにかけてなので、
耐寒性はそれほど強くありませんので、シェルターな場所に植える必要があります。
寒い冬には枯れ込むことがありますが、枯れた枝を刈り込んでおけば、
いつの間にか他の部分が欠けた枝を補うように伸びてきます。
剪定はしなくてもドーム型に整いますが、
花後にトリミングしておけば、すぐに新葉が広がり程よい大きさを保つことができます。

属名のChoisya はスイスの植物学者Jacques Denis Choisyの名にちなんでいます。




a0208116_08213889.jpg


コンポストボックスの目隠しに植えてからかなり年数が経っていますので、
一部が枯れて、下の方の葉も無くなっていますが、
春になれば、足元はシダやグランドカバーのプランツがうまく隠してくれます。
1.5mX1.5m




a0208116_08220690.jpg



5月の花の頃。
強風の吹く当地では、冬を越す頃になると先端の葉が汚くなりますので、
うちの場合は春先にトリミングをすることにしています。
そのため花は少ないのですが、新緑が最も美しい季節です。




学名: Choisya ternata Sundance   AGM
英名: Mexican orange Sundance
流通名:チョイシア テルナータ サンダンス



[追記]
黄金葉でない普通のChoisya ternataは濃い緑色の葉をつけますが、
花の時期には、白い花がくっきりと映えてとてもきれいです。
またボーダーの後ろなどに植えると、前に植えた花を鮮やかに目立たせてくれます。



[PR]

by lapisland2 | 2015-03-26 08:30 | Shrub | Trackback | Comments(6)

冬でもあおあお アカンサス





a0208116_20224141.jpg



春から秋にかけては、S&Sどもの餌食になって、
穴開きだらけの惨めな姿になってしまうアカンサスも、
冬の間は瑞々しい葉っぱをのびのびと広げてくれます。

一見寒さに弱そうに見えますが、
3・4年前の厳しい冬にも耐えてくれました。(あの頃は-15℃まで下がりました。)


a0208116_20225680.jpg


アートの歴史を勉強すると、
欠かすことのできない植物のひとつがこのアカンサスですが、
装飾のモチーフとして親しいものであったこのプランツが、
イメージから実物に結びついたのは、こちらに住むようになってからのことです。

大きな庭園で、ちょっとワイルドな植栽の中に、
威風堂々たるアカンサスが何本もの花茎を立ち上げている姿には、
西洋の人たちが繰り返し、建築や装飾のモチーフとして使ってきたことが理解できるような
素晴らしさががあります。

残念ながら、拙庭のような狭い庭や、
日本人の作るこぎれいなガーデン(失礼!)には向かないプランツなのですが、
花は期待せず、冬場の瑞々しい葉を見るためだけに植えているようなものです。
雨の多いイギリスには、S&Sの被害が大きい軟らかい葉の Acanthus mollis
よりも、
葉っぱの硬く刺々しい A. spinosus の方が、向いているかもしれません。






a0208116_20311325.jpg

(まだ被害の少ない5月頃の画像も貼っておきます。
 気温が上がって、新しく伸びてきた葉も生き生きしています。)



アカンサスの花は→






[追記]

a0208116_07552188.jpg

ちょっと珍しいAcanthus sennii(エチオピア原産)の写真が見つかったので貼っておきます。
これはたぶんOxford Batanical Gardenで撮ったと思いますが、まだ小さい株でした。
確かロンドンのPhysic Gardenに大きいのがあったと思うのですが。
1m以上になり、茎は濃い色でアカンサスと言うよりは、ヒイラギの木のようでした。
朱赤の花が咲くそうですが、花の実物はまだ見たことがありません。

[PR]

by lapisland2 | 2015-03-24 02:00 | Perennial | Trackback | Comments(7)

冬でもあおあお イタリカム




早春の花が咲き始め、
あちらこちらから宿根草の小さな芽が顔を覗かせている庭ですが、
暗い冬の間もあおあおとした葉を広げて、
楽しませてくれた葉っぱたちをいくつか。



a0208116_07482449.jpg


まずは、以前にもご紹介したことのある Arum italicumですが、
秋から翌年の夏ごろまでヘビ模様の葉っぱが展開しますので、
寂しい冬の庭でちょっと目立つ存在になります。



a0208116_07484424.jpg



二年続きで比較的暖かい冬でしたので、
イタリカムも元気いっぱいでした。


[PR]

by lapisland2 | 2015-03-23 07:52 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(2)

植え替え後のヘレボルスの花



春分の日も間近だというのに、なんとも底冷えのする一日でした。
重い雲が覆いかぶさり、2月に時計が逆戻りしたかのような暗さです。
ニュースでは、パリの空もロンドンの空もポルーションでグレー一色。
エッフェル塔もロンドン・アイも翳んでいます。


さて、かなりの数があったヘレボルスを一昨年整理しました。
一箇所に10株以上植わっていた場所は、
株分けしたあと、3株を除いてすべて他の場所に植え替え。
狭いので種をつけないように気をつけてはいましたが、
それでもこぼれダネで増えていた株はすべて処分したり、
いい花を付けたものは友人にもらわれて行ったり。
数も以前の半分以下に減らしました。
株分け・植え替えしたものは、昨年はもうひとつでしたが、
今年は元気に花を付けています。

その中からいくつか。
まだしゃがんで写真を撮ったりはできませんので、
誰かさんの無粋な大きな手が邪魔ですが、ご容赦を。



a0208116_07430994.jpg

縁に微妙な色の入るピコティ♪
中心部に入る色も縁の色によく合っています。



a0208116_07433493.jpg

繊細なフリルの重なる淡いピンク。



a0208116_07440475.jpg

スモーキーな色合いが粋な花ですが、写真ではうまく色が出てくれません。



a0208116_07444138.jpg

元の位置は、スノードロップの近くだったのでずっと気になっていましたが、
離れた場所に植え替えをして黒花と並べたので、やれやれです。
(可憐なスノードロップの咲く時期には、他の白い花は近くに植えたくはありませんので、
クロッカスなど同時期に咲く花も、白花は植えないようにしています。)



a0208116_07450797.jpg

これもスモーキーで微妙な色なのですが、うまく色が出てくれません。
肉眼ではもっとダークな黒紫のいい色なのですけれども。

黒系統の花は寒さが厳しい冬の方がいい色が出るように思います。


[PR]

by lapisland2 | 2015-03-20 07:52 | Perennial | Trackback | Comments(2)

こびとさんのアイリス再び



寒の戻りはありましたが、道路脇ではラッパ水仙の鮮やかな黄色い色が
目に沁みるようになって来ました。
ブラックソーンの小雪を散らしたような真っ白の花に続いて、
淡いピンクの彼岸桜も咲き始めています。


放りっぱなしになっている庭にも、少しずつ春の兆しが見えて来ました。


a0208116_06032720.jpg

昨年始めて鉢植えにして、夏に水を切って乾燥させたせいか、
インクブルーのこびとさんのアイリスは今年も元気に花を咲かせています。



a0208116_06035430.jpg


とは言うものの、相方が秋にまったく日の当たらない場所に取り込んでいたために、
3月になっても日陰の身で、危うくボツになりそうだったのを、危機一髪で救出。
日向に出した途端に葉っぱが伸びて、花を付けました。
長い日陰生活のせいか、花よりも先に葉っぱが長く伸びてしまいましたが、
株数は増えているようです。



a0208116_06043408.jpg

地植えの方は、2年続きの水浸しの天候のせいで、
なんとか生き残ってはいますが、数は随分減ってしまいました。
こちらは、3月初めから咲いています。


昨年の様子は→


[PR]

by lapisland2 | 2015-03-18 06:14 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(2)

3月の庭仕事




3月も、すでに半分が過ぎようとしています。
こちらはここ一週間ほど暖かい日が続いて、
柳の芽が微かにオレンジ色を帯び、最初のブラック・ソーンの白い花が咲き始めています。
でも、この週末はシベリアからの強風が吹くとかで、
また少し寒さが戻ってきそうです。
まだまだ寒の戻りは何回かあるでしょうが、
毎日少しずつ日が長くなって、賑やかな鳥たちのさえずりの声が庭に響いてきます。

日本ではお水取りも終わりに近づき、櫻がほころぶのももうすぐですね。

さあ、待ち焦がれていたガーデニングのシーズン到来ですよ~♪

私自身はまだ庭仕事ができるような状態にはなっていませんが、
遅まきながら、『3月の庭仕事』を入れておきます。




a0208116_04040301.jpg


☆春先の剪定の時期ですよ~!

◎Cornus(dogwoodミズキの仲間)、Salix (willow ヤナギ)、
  hardy fuchsia(耐寒性フクシア)、Ceratoastiguma(ルリマツリモドキ)、
 Caryopteris 、Perovskia(ロシアンセージ)、ブデリア(Buddleia davidii)などは、
 根元近く(約15cm)でバッサリ剪定する

◎伸び過ぎたクライマーの強剪定をする
 
◎花が終わったウィンタージャスミンの剪定
 花が咲いていた部分をすべて剪定する

◎ハイドレンジアの新芽が出ているのを確認したら、
 枯れた花を刈り取り、痛んだ枝や古い枝も剪定する

*イギリスの場合は花の時期が遅いので、3月から4月初めにかけて剪定をする

◎大きくなりすぎたマホニア(ヒイラギナンテン)の剪定
 バッサリやっても大丈夫、すぐに芽を吹いてくる

◎引き続き、夏咲き(6月以降)クレマティスの剪定をする
 一番下の芽のすぐ上で剪定する
 (C.orientalis, C.texensis, C.viticella, C.vitalba, 大きい花の咲く品種)

 +新芽が伸び始めたら支柱やトラリスに結びつける

◎バラの剪定をする
 枯れたり病気にかかっている枝を切る。
 枝の三分の一~半分まで、外側に向いている芽の上で剪定する

*剪定後、株周りをきれいにしてfish,blood & boneなどの肥料を蒔いて、
 コンポストでマルチングをする

*サッカーが出ている場合は、根元から引き抜く
(切るとまた出てくる可能性があるので、引き抜く方がよい)

*クライミングローズは、ワイヤーに平行に結びつけて、サイドシュートがよく出るようにする

◎竹の剪定をする
 古い竹や、曲がった竹を根元から切る
 冬の間に強風で痛んだ枝も切り取る

☆ヘザーの花が終わりかけたらトリミングする

*トリミングしておかないと大きくなり過ぎwoodyになるので、
 形を整え来年の花つきをよくするために毎年必ずトリミングする

☆ヒューシャ(フクシア)やパラゴニウムなどの苗や、
 ダリアやグラジオラスなどの球根を植える

☆1年草の種蒔き (3月から4月にかけて)
 カリフォルニア・ポピー、カレンジュラ(キンセンカ)、
 ヤグルマソウ、ニゲラ、ポピー、リナリア、poached egg plantなど

*できるだけハチやチョウの好む花を選ぶようにする
 (一重でデイジーのような形の花や、筒型の花など)

☆スィートピーの種まきをする(庭に直播できる)

☆秋に温室で種まきをしたスィートピーは、今月末に外に地植えする
 (芽が10cmくらいになったら、先端を摘んで脇芽が伸びるようにしてやる)

☆秋に宿根草の株分けをしなかった場合は、
 土が温かくなった春に株分けをして、すぐに植えつける

☆宿根草の古い茎を根元から切って、新芽が伸びやすいようにしてやる

 *今月は新しく宿根草を植えるのにも適している
  (土が凍結していたり水浸しになっている間は避けること)

☆花の終わった春咲き球根に肥料を与える(お礼肥え)

☆ラッパ水仙など春咲き球根の花が終わったら
 花茎を切って種が付かないようにする

*葉は自然に枯れるまでそのままにしておく
 (イギリス式は場所を取らないように枯れるまで葉っぱを結んでおくが、
  そのまま伸ばしておく方が球根のためにはよい)

☆込み合って花つきが悪くなった水仙の株分けをする

☆スノードロップの花が終わったら、込み合っている株はすぐに株分けをして植えかえる

*というのが常識なのですが・・・、
 ウィズリーのガーデナーさんや
 数十年スノードロップを栽培しているナーサリーの人の話では、
 葉が黄色くなる頃まで待ってからやる方が、よく定着するとのこと

☆常緑樹の植え付けと移植

☆樹木やシュラブ、バラ、宿根草、クライマー、ヘッジなどの周りに肥料をばらまき、
 コンポストでマルチングする
 (コンポストの他、バーク、ココシェルなどでマルチングしてもよい)

☆芝生に生えている苔をガンジキでかき出す

☆芝生に肥料を与え、枯れた部分に芝の種を蒔く

☆芝刈りを始める
 初めの数回はブレードをhighに設定する (4~5cm)

*暖かくなったら急に伸びるので、
 すぐに使えるように芝刈り機を準備しておく

☆霜や雪の予報が出たら、
 新芽の出ている球根などにフリースをかける

☆柔らかい新芽をS&S(slug & snail)からコパーリングやグリットなどで守る
 暖かくなると同時にS&Sも活動を始めるので、準備を怠りなく!!!

☆新葉が展開し始める3月は、
 宿根雑草を取り除くのに最適の時期なので、
 根を残さないように掘るか引き抜いて
 市町村の収集するGreen binに入れるか焼却する

*コンポストには入れないように注意!
 (一年草の雑草は入れてもよい)

☆室内で花が終わったヒヤシンスなどを外に植えつける

☆コチョウランは週に1~2回水遣りを始め、
 バークコンポストの場合は、同時にオーキッド用の液肥をやる

☆(室内や温室で)花の終わったアマリリスの花を切り取り、
 3~4ヶ月後に葉が自然に枯れるまで水遣りと施肥を続ける





☆池の管理

◎池の水が汚いようであれば、水を替える
 ブランケットウィードや枯れた水草を取り除いて、
 池の三分の一の水を抜いて、水を足す

◎枯れたマージナルプランツを刈り取る

◎使用する前にポンプやフィルターをきれいにして安全を確かめる

◎魚に餌を与え始める




a0208116_00521961.jpg


☆Wildlife

◎鳥たちは巣作り進行中なので、まだ新しい巣箱をかけるのに間に合いますよ~♪

*巣箱をかける場所は、餌場とは離れたシェルターな所を選ぶ

*巣箱の入り口が北または北東を向くようにして、直射日光が当たるのを避ける

*鳥の種類によって、巣箱の大きさや形、出入り口の穴の大きさが違うので、
 注意する。巣箱を掛ける場所や高さもくふうする

*すでに巣箱を設置してある場合は、
  取り外して巣箱をきれいに掃除する
       ↓
  沸騰したお湯をかけて消毒し、乾燥させる
       ↓
  新しい藁や乾燥した苔などを入れて、元に戻す

◎鳥の巣作りに必要な材料を庭に準備してやるとよい
 細めの木の枝や、シュラブの茎、枯れ葉、苔、柔らかい鳥の羽根、
 藁、ペットを買っている場合は犬や猫の毛、ウールなどなど

*ウールを入れて木の枝にぶら下げられるフィーダーも
 ペットショップやガーデンセンターで売られているが、
 ウールをボール状に丸めて周りに糸を掛け、ヒモでぶら下げられるようにするだけなので、
 簡単に自分でも作れますので、お試しを。

 (うちでは、こういう準備をしておかないと、
  盆栽鉢の苔をすべて剥がされてしまいます (>_<) )

◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
 バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする

(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
 ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
 フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラードやfat ball、mealworm など)

*ピーナツは必ずピーナツフィーダーに入れて与えること
 (小さい鳥が喉に詰めるのを防ぐため)

*鳥の種類によって好物が違うので、
 いろんな種類の餌を用意するといろんな鳥が来てくれますよ♪
 木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
 地面に置くバードフィーダーも忘れないように。
(既成のものでなくても、鉢の受け皿で十分です)

◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!

*不潔なバードフィーダーから、感染病が広がることも多いとのことです

*サルモネラやE.coliなどの人への感染を防ぐためにも、
 餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!

◎水の補給も忘れずに!
 
 鳥を庭に呼びたいなら、
 餌台の設置だけでなく水飲み場兼水浴び場を作ること!
 常に水浴び場をきれいにして、新しい水に取り替える
 氷が張った朝は、水のみ場の氷を溶かすのをお忘れなく!

◎ヘジホグ(ハリネズミ)が冬眠から覚める時期なので、 
 水とキャットフードやドッグフードを用意してやる
 (夜に餌を用意し、残ったものは朝廃棄する)

◎slow wormも冬眠から覚めるので、
 湿った場所を選んで、丸太や刈り取った枝や石などを積んだ場所を作ってやるとよい

*slow wormはヘビではなく、足のないトカゲとでも言えばいいだろうか。
(一見ヘビのように見えるが、まぶたがないのでトカゲの仲間ということになるね)
 
slow worm→

*slow wormはS&Sを餌にするので、
 カエルやヘジホグなどと共にガーデナーには大切な援軍

*slow wormは Wildlife and Countryside Act 1981により保護動物に指定されているので、
 殺傷したり、取引に使ったりするのは法律で禁じられている

◎庭や畑の一部に、丸太を積んだり、草を刈らない場所を作る
 きちんと片付け過ぎるのはよくない

◎鳥や小動物、虫たちの餌や住処になるような樹木、シュラブ、クライマーなどを

 選んで植えるようにする

◎ 花もハチやチョウが蜜を集めやすい形の花を選ぶようにする
 
 *派手な園芸種の八重の花を避け、一重のデイジーのような形や筒型の花を選ぶとよい



繰り返し鳥や小動物、虫たちのことを書いていますが、
彼らのヘルプ無しにはオーガニック・ガーデニングはできないのだと言うことを、
いつも心に留めておきたいものですね。





庭仕事はイギリス南東部、特に私の住んでいるロンドン西部のチルターンを基準に
書いていますので、日本とは少し違ったところもあります。
また、ご自分のお住まいの地域に合わせて、
庭仕事の時期をずらしてください。
内容について質問のある場合は、どうぞお尋ね下さい。

なお、畑仕事(野菜やハーブ、果樹)については、
菜園日記  の方に書き込みをしています。



[PR]

by lapisland2 | 2015-03-14 04:06 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(2)

春の訪れを告げる希望の花  ウィンター・アコナイト




啓蟄とともに、イギリス南東部も急に暖かくなって来ました。

昨年10月以来、家から殆ど出ることもなく、
二階の窓から庭を見下ろすだけの毎日が続いていましたが、
ようやく5ヶ月ぶりで庭に出ることができました。

鳥たちのコーラスが高らかに響き渡り、
眩しい光の中で、スノードロップやクロッカス、シクラメン・コウムなどが満開になっています。
その中でも、際立って鮮やかな輝きを見せているのが Eranthis、
こちらではウィンター・アコナイトと呼ばれるキンポウゲ科の小さい花です。



a0208116_05063765.jpg



残念ながら、南東部ではもう花の時期は過ぎつつあるのですが、
一箇所だけ出遅れた花が咲き始めていましたので、急いで写真を撮りました。
時間帯が写真を撮るのにいい時間ではなかったので、
光りの当たり方がスポットライトのようになってしまいましたけれど・・・。



a0208116_05075919.jpg



イギリスの庭で見かけるウィンター・アコナイトは、
たいていがEranthis hyemalisという
バルカン半島、イタリア、南フランスの落葉樹林に自生する種になります。  

日本のセツブンソウの仲間ですが、セツブンソウより少し大きく、
花も葉も艶やかな光沢があります。
(年が明けるとスノードロップに先駆けて真っ先に蕾を付けてくれるので、
私は福寿草を連想してしまいます。)
10cmほどの茎の上に3cmほどの黄色い花を付けますが、
花びらのように見える部分は萼片で、
その萼片を取り巻くように切れ込みの深い苞状葉をつけます。
開花の頃になると根元に根生葉が出てきます。



a0208116_05085394.jpg


自生地の環境から見て、庭でも落葉樹やシュラブの下が最適の植え場所になります。
石灰質の土が最適ではありますが、それほど土を選ばないように思います。
日向でも半日陰でも育ちますが、水はけのよい土に植える必要があります。
スノードロップと同じく、tuber(塊茎)が乾燥するのを嫌うので、
こちらでは 'in the green' と言うのですが、
葉っぱの付いている状態の間(春先)に植えつけるのが
一番よく定着するように思います。
(私の経験では、秋に乾燥したtuberを植えても余りうまく育ちませんでした。)


太陽が顔を見せることの少ない英国の冬の庭では、
スノードロップと共に春への希望の光りを与えてくれる花です。




学名: Eranthis hyemalis     AGM
英名: Winter aconite
和名: キバナセツブンソウ (黄花節分草)





[追記]
☆地中海東部原産の Eranthis cilicicaを キバナセツブンソウ、
 そしてこのEranthis hyemalis をオオバナキバナセツブンソウというのですが、
 日本でよく出回っているものはこの二つの交雑種のようですね。

 最新の分類では、この二つは同一種として扱われることになり、
 学名は E. h. Cilicica Groupと表記するのが正しいとのことですので、
 ここでは一応和名は キバナセツブンソウとしておきます。

☆ウィンター・アコナイトのaconiteはAconitum(トリカブト)に含まれる毒のことで、
 ウィンター・アコナイトも有毒植物です。
 


[PR]

by lapisland2 | 2015-03-09 05:14 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(6)