散歩道の植物 1.   (日本から)




日本に帰って来て、あっという間に3週間が過ぎました。
桜はすでに葉桜に、八重桜も色褪せて散ってしまい、
新緑の美しい季節になりつつあります。

そんな日本での滞在中に、散歩道で見かけた植物を
撮ってみたいと思います。
日本ではありふれた花なのに、イギリスでは珍しいものも
けっこうありますよ。
たとえば、関西の春に欠かせない花、沈丁花は、
土や耐寒性の問題で、彼の地では栽培の難しい植物になりますし、
秋の深まりを香りで教えてくれる金木犀も、
イギリスで見ることはありません。



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今、目に付くのは、街路樹のエンジュやイチョウのきれいな若葉。
イギリスでは、エンジュを見ることは殆どなく、
イチョウの並木も少ないですね。
だから、そんなありふれた風景や植物が懐かしく、
そして、心に沁みます。


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道端のスノーフレークとハナニラの組み合わせが、
なかなか素敵です。


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ツルニチニチソウも、お日さまがいっぱいの関西では
とても花つきがよくて、ブルーの色が冴え、
斑入りもくっきりしています。


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関西ではどこにでも見られるハナミズキですが、
不思議なことにイギリスでは殆ど見当たらないのです。
同じ仲間のヤマボウシは大きな庭園に植えられることが多いのですが、
これも耐寒性の問題でしょうかしらね。


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そして、ボタンやシャクヤクは、
すでに春の嵐で色褪せてしまいましたが、
咲き遅れの一輪を。



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by lapisland2 | 2013-04-30 15:14 | 散歩道の植物たち | Trackback | Comments(2)

ライムグリーンの爽やかなアーグティフォリウス




週末から少し気温が上がるという予報通り、
ようやくイギリスにも春の兆しが見えてきました♪
本当に今年は春の来るのが遅くて。。。




ヘレボルス・オリエンタリスとそのハイブリッドは、
寒さが長引いたためか、今年は花付きが悪かったり背が伸びなかったりですが、
このアーグティフォリウスは、
霜の降りる日が多かったのに、3月から元気に花を付けてくれました。


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グリーン系の花って、なんとなく爽やかで好きなので、
ほかにもいくつかの品種を植えていますが、
それはまたの機会に。


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後ろにちらりと見えているのは、冬でも瑞々しいアカンサス・モリスの葉っぱ♪





学名: Helleborus argutifolius    AGM
   (別名:Helleborus corsicus)
英名: Holly-leaved hellebore

プランツについての詳細は、またのちほど書き込む予定です。






[追記]

目の手術のために、しばらく日本に帰ります。
その他の治療もありますので、
イギリスに戻って来るのはたぶん7月上旬になると思います。

できれば、その間に書き残した冬の花のことや、
庭園訪問などについて書き込みをしたいと思っています。
でも、秋の帰国の時のように、
ハプニングが起こってそれどころではなくなるかもしれませんので、
楽観的希望と言うことで。。。

では、楽しいガーデニングの日々をお過ごし下さい。



もし、コメントを付けて下さる方がいらっしゃいましたら、
お返事は日本からになります。

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by lapisland2 | 2013-04-06 18:21 | Perennial | Trackback | Comments(6)

4月の庭仕事



サマータイムに変わっても、毎日寒い日が続いているイギリスですが、
確実に春が近づいているのを感じます。
天気の変化や気温差が激しい月なので、毎日天気予報をチェックして、
大切な花や新芽を傷めないようにしましょうね。
今月から、庭仕事も忙しくなりそうです。



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☆春の剪定の時期ですよ~!

今の時期の剪定は株の形を整えたり、枝の成長を促進します

◎花が終わったレンギョウやFlowering currantsの剪定
 伸びている枝をすべて剪定する

◎ハイドレンジアの剪定は、
 新芽が出ているのを確かめてからやるとよい

*H.arborescensの品種(アナベルなど)は、
根元からばっさり強剪定する

◎Cornus(dogwood サンゴミズキなど)、Salix ( ヤナギの仲間)、
  耐寒性フクシア、Ceratoastiguma(ルリマツリモドキ)、Caryopteris(ダンギク) 、
 ブデリア 、スモークツリー などは、根元近くで剪定する

◎ Cape fuchsiaの枝の剪定、
  Jasminum nudiflorum (ウィンタージャスミン)の伸びすぎた枝を剪定して
  支柱やなどに結わえる

◎ヘザーの花が終わりかけたらトリミングする(株全体の上部三分の一くらい)

 *毎春これをやっておかないと、株が乱れ花つきも悪くなる

☆シダ類の新しい芽が出やすいように、古い葉を刈り取る

☆暖地では春植えの球根やチューバーを植えつける
 ダリア、グラジオラス、ネリネ、クリナム、アルストロメリア、
 アガパンサス、アシダンセラ、カラー、リリーなどなど

☆プリムラやパンジーなどの花がら摘みを忘れずに

☆花が終わったプリムラの株分け

☆ホスタの株分け

☆耐寒性宿根草の株分け
(フロックス、アスター、へメロカリスなど)

☆新しく宿根草を植えるのにも最適の時期

*植えつけたあと、たっぷり水遣りをしてから、
 ガーデンコンポストでマルチングしておく(約5cm)

☆スノードロップの花が済んだら、すぐに株分けをして植えかえる

☆ラッパ水仙など秋植え球根の花が終わったら花茎を切り取る
 葉は自然に枯れるまでそのままにしておく
 (イギリス式は場所を取らないように枯れるまで葉っぱを結んでおく)

☆花が終わったヘレボルスの花茎切り
 種を付けたままにしておくと、株が弱って翌年の花付きが悪くなるので、
 花茎を地際から切る

*有茎種は花茎が黄色くなってから切る事!

☆ヘレボルスの植え付けと植え替え
 落葉樹の下で、夏に明るい日陰になる水はけのよい場所を選ぶ
 株をやや深めに植えつける

☆デルフィニウムやルピナスの芽が出てきたら、さし芽をするとよい

☆耐寒性1年草の種まきをする

◎スィートピーの種まきも、この時期になると南部では直接直播できる

 *最初にウィグワムや支柱を立てておいてから根元に種まきをする方がやり易い

 *芽が10cmくらいになったら、指でピンチングをしておくと
  枝分かれして、たくさん花を付けてくれる

☆ヘレボルスやフォックスグローブ、アクィリジアなど株の周りに
 こぼれダネが芽をふいていたら、鉢上げして育て秋に地植えにする

☆暖かくなるとデルフィニウムなど急に成長するので、
 支柱の準備を早めにする

☆土の準備を始める   
 シュラブの間の土を耕して5月後半のsummer bedding の準備をする

☆木やシュラブの周りをコンポストやバークなどでマルチングをする

☆花の終わった秋植え球根へのお礼肥えを忘れずに

☆夏に花を付けるシュラブに肥料を与える

☆カメリア、アゼリアやシャクナゲ、ヘザーなど酸性土の好きな植物には、
 専用の肥料を与える

*私は、そのあと毎春ピートフリーのエリカシアス・コンポスト(酸性土)を
 根元にドレッシングしています
*これは、日本では必要なし(石灰分の多い地域だけ)
 マルチングする場合も普通のコンポストやバークでよい

☆秋から春の間の雨で流れ出てしまった栄養分を補うために、肥料を入れる
 ( blood fish and bone など)

☆ハウスプランツの植え替え


☆霜情報に注意し、手近にフリースなどを準備しておいて、
 半耐寒性のプランツにすぐにカバーが掛けられるようにしておく

☆リリービートルが活動し始めるので、見つけ次第手で獲って処理する

*ユリ科の植物は、すべて被害にあうので注意!!!

☆いよいよS&S軍団(slug & snail)の活躍する時期になるので、
 準備を怠らないようにして被害を少なくする
(トラップ、コパーリング、砂、grit、卵の殻、ワセリンなどなど)

*ホスタは鉢植えにする方が被害が少ない




☆芝生の手入れ

1.冬の間に芝生にはびこった苔や枯れた芝をガンジキでかき出す

2.その後、水はけを良くするためにフォークを入れる
 (水はけが悪い場合には、フォークを根元まで突き刺して、
 できた穴にグリットや砂を入れると良い)

3.タンポポなどの宿根雑草を抜き、芝の枯れた部分にローム土を入れて
  芝の種を蒔いて、たっぷり水遣りをする

4.芝生のエッジをきれいに刈り取る

5.4月から5月初めにかけて肥料を与える

6.芝刈りを始める
  (初めの数回はブレードをhighに設定する) 4~5cm

*暖かくなったら急に伸びるので、芝刈り機をすぐに使えるように準備を怠りなく!

*4月は新しく芝生を敷くにもいい時期です



☆温室作業

◎半耐寒性のプランツの種まき(温室のない場合は窓際で)
 発芽してある程度大きくなったら、それぞれポット植えにする

◎温室に取り込んでいた半耐寒性ヒューシャ(フクシア)が芽を吹いてきたら、
 古い枝を根元から剪定する→芽が伸びてきたらピンチング
(ピンチングをした部分は挿し芽に使える)

◎ヒューシャや非耐寒性植物の苗を植えて、
 ハンギングバスケットの準備をする

◎ eucomis (パインアップルリリー)やベゴニアなどをポット植えにする

◎カンナはヒーターを入れた温室でポット植えにして、6月に戸外に出す

◎鉢植えのシクラメンの水遣りを減らす




☆池の管理

◎池の水が汚いようであれば、水を替える
 ブランケットウィードや枯れた水草を取り除いて、
 池の三分の一の水を抜いて、水を足す

◎大きくなったスイレンの株分け

◎魚の餌は、4月に水温が5度以上になったら与え始める
(魚が水面に上がってくるのでわかる)
 初めは2日に1度の割りで、数分でなくなる分量を与え、徐々に増やす

◎使用する前にポンプやフィルターをきれいにして安全を確かめる




☆スプリング・クリーニング

◎芝刈り機の手入れ、その他の園芸用具の手入れ

◎pathやpatioなどの掃除

◎温室のガラスやフレームをきれいにする



★☆追加など書き込む可能性があるので、時々見直してくださいね
 
(これはイギリス南東部基準に書いていますので、
 日本とは少し違ったところもあります。
 ご自分の住まれている地域の気候に合わせて、作業を前後して下さい。
 内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい)



画像はRhododendron 'Saint Tudy' ウィズリーガーデンから


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by lapisland2 | 2013-04-05 23:02 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(2)

遅ればせながら、シクラメン・コウムも花盛りに♪



今日も強風と供に雪が舞う一日でした。
例年ならば2月中旬から咲き始め、
3月中旬には満開になるシクラメンコウムも、
遅まきながら、
数日前の日差しにようやくその存在を示してくれました。

2cmにも満たない小さな花ですが、
私にとっては春を告げる大切な花のひとつです♪


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(近くに越してきたネコ2匹がよく悪さをしにやって来て、土を掘り返すので、
↑この辺りのシクラメンも被害に合ったようです。)

秋に咲くシクラメン・へデリフォリウムとの大きな違いは、
コウムの葉っぱは丸い形をしていることですね。
へデリは、花が咲いてから葉が出てきますが、
コウムは葉っぱが出てから花を付けます。
どちらも耐寒性があるので、
寒い地方での地植えにはこの2種が向いていますよ。
最近ようやく日本でも人気が出てきたようですね。

「ガーデンシクラメン」と呼ばれているものとは
別物ですのでご注意を。



学名: Cyclamen coum
英名: round-leaved cyclamen
和名: シクラメン、カガリビバナ(篝火草) 




[追記]

原種シクラメンについての詳細は、改めて書き込むつもりをしています。

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by lapisland2 | 2013-04-05 00:53 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(0)

たった一日だけの春の日


今日は強風が吹いて、2月に戻ったかのような寒い一日でしたが、
昨日は寒いながらも久しぶりに一日中青空の見えるいいお天気になりました。

じっと耐えていた水仙やクロッカスも
春を感じて一気に開いてくれましたよ♪♪


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このミニのラッパ水仙は、いつも真っ先に花開きますが、
今年は昨年よりも3週間も遅れています。


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白いThaliaも♪


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ピンクのサロメもチラホラ咲き始めました。

いつもはもっと早いテテ・ア・テテもやっと一輪目が開いたところです。
遅咲きの水仙たちはまだ蕾も上がっていません。



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そして、第二弾のクロッカスがようやく開きました♪
これはもっと紺に近いような濃い紫色なのですが、写真ではその色が出てくれませんね。


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蕾だと濃い色がわかるでしょう。

植える場所によっては、
球根類はこんな風に網目のバスケットに入れたまま土に埋めています。
(いつもは、苔やバークでバスケットを隠しているのですが、
どうやら強風で吹き飛んでしまったようですね。)
花が終わったら、バスケットを引き上げて秋までひっそり休養です。
空いた場所には、代わりに夏に咲く1年草の苗を植え込みますが、
狭い庭を活用するための小さな工夫です。




たった一日だけの春日和でしたが、
確かに春はそこまで来ています。


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by lapisland2 | 2013-04-04 08:33 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(4)