春までもうしばらくの辛抱



思いがけない吹雪は大きな被害を残して去りましたが、
スコットランドではまだ雪が降り続いています。
全国的にまだ寒波は続いていますが、
日中は少しだけ気温が上がり、お日さまもほんの少し顔を出してくれたので、
3℃まで上がった今日は暖かく感じるほどでした。


この寒波のやって来る前日の庭の様子を少しだけ。


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昨年は3月上旬に開花していたこの水仙は、
あと数日で開花のはずだったのに、ここで足踏み状態に。


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あちらこちらで、アリウムが芽を出して。


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これは確か白いアリウム。


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へメロカリスもこんなに伸びています。


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いつのまにかフリティラリアFritillaria imperialisの芽も。


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ケマンソウも元気な芽を出していました。


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これはEryngiumかな。


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あら、少し色づき始めたヒヤシンスはあと一息なのに、
もう何者かに齧られています。


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ジャーマンアイリスもすでにナメ君にやられて惨憺な状態ですが、
毎年何とか生き残っているので、きっと大丈夫。




今はじっと息を潜めて、もうしばらくの辛抱。
寒波が行ってしまったら、みんな元気に花開いてくれることでしょう。



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by lapisland2 | 2013-03-28 08:55 | 四季の庭 | Trackback | Comments(4)

3月の猛吹雪と匂いスミレ




3月も終わりに近づいていると言うのに、
ここ数日スコットランドやイングランド北部、
カンブリア地方などは猛吹雪に襲われ、
私の住む南東部でも強風と供に雪の降る寒い日が続いています。
昨年の今頃は、20℃近くまで気温が上がっていたことを思うと、
今年はいつまでも寒さが続くようです。

でも、寒い中でも植物たちは少しずつ春への準備を始めています。
その中でも、寒波の数日前に花が咲き始めたニオイスミレは
とてもうれしい春の使者になりました。



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匂いスミレという名の示すように、
小さい花ながら独特のすばらしい香りを放ちます。
原産地はヨーロッパ、西アジア、北アフリカなどですが、
イギリスではビクトリア時代には
Violet mania と呼ばれる人たちがいたほど人気のある花でした。
街角ではスミレの花束が売られ、
女性たちはスミレのコサージを身につけました。


' Roses are red, Violets are blue,
        Sugar is sweet, And so are you. '

上の詩は、バレンタインデーのカードの決まり文句として
イギリスでは子供でも知っている有名なフレーズですが、
ニオイスミレは詩歌の中にもよく詠われます。

そして、香水に使われるだけでなく、
砂糖菓子にしてケーキの飾りに使われたり、
ヴァイオレットシロップやスコーン、マシュマロなどにも使われます。
古代ギリシャの時代から薬用植物として利用されてきましたが、
その辺りのことはまた改めて書くことがあるかもしれません。


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イギリスでは暖かい冬には2月の下旬から花を付け始め、
4月下旬ごろまで咲き続けます。
花色はふつう濃い紫色ですが、
他にライラック色やピンク、白などもあります。

庭では増えすぎて邪魔になることも多く、
拙庭のニオイスミレは種を飛ばして
隣近所の庭にも侵略を続けている様子です。




学名: Viola odorata
英名: sweet violet, English violet, wood violet
和名: ニオイスミレ(匂い菫)

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by lapisland2 | 2013-03-25 08:18 | Perennial | Trackback | Comments(4)

冬の最後を飾るサンゴミズキ



晩秋にきれいな紅葉を見せてくれたサンゴミズキでしたが→



「・・・いえいえ、
本当のお楽しみはそのあとにやってきます。」
と書いておきながら、ちっとも冬の姿を載せていませんでしたね。




庭の冬剪定はすべて終わりましたが、
サンゴミズキの剪定は
いつもギリギリの時期まで残しています。



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夏場に大きな葉っぱを茂らせるミズキは
狭い拙庭には向かないシュラブなのですが、
冬の鮮やかな枝を見たくて、
無理やり割り込ませて植えています。
そして、大きさを制限するために
夏の間も何回か剪定を繰り返すことになりますので、
冬になるといつも、ああもう少し大きく残して置けばよかったと
後悔するのですが、限られた場所では仕方がありません。


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真紅のサンゴミズキは、冬の間家の中からも見えるようにと
家に近い場所に植えています。
もう一株は前庭のこれも室内から見える場所に。



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雪の日の雰囲気もなかなかいいものです。



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止まり木にちょうどいい枝ぶりなのか、
鳥たちがよくやってきます。
バードテーブルに近いせいか、
餌の順番待ちの場所にも使われていますよ。



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こちらは、黄色とオレンジのグラデーションのきれいな
セイヨウミズキですが、写真ではよくわからないのが残念!


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狭い庭では、
広い庭園に作られたWinter gardenのような雰囲気はとても出せないので、
プランツたちには可哀想なのですけれど。。。

Winter gardenのすばらしさについては、
またいつかご紹介する時があると思います。



真紅の枝の方は
学名: Cornus alba 'Sibirica' 
英名:   Dogwood
和名:  サンゴミズキ

黄とオレンジのグラデーションの方は
学名: Cornus sanguinea  'Midwinter Fire'
英名:  Dogwood
和名: セイヨウミズキ

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by lapisland2 | 2013-03-15 02:44 | Shrub | Trackback | Comments(4)

あの日からニ年が過ぎて・・・





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あの日からニ年が過ぎました。








震災復興は進まず、
福島原発事故の収束の見通しも立っていないとのこと。




亡くなられた方や遺族の方、
そしてまだ避難生活を続けている方たちに思いを馳せながら
一日を過ごしました。








私の友人Yとその家族も、
いまだに行方がしれないままです。
どこかで生きていてくれることを祈りながら。。。












                   Camellia japonica 'Mrs.D.W.Davis'

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by lapisland2 | 2013-03-12 04:28 | Trackback | Comments(0)

啓蟄の日にクロッカス咲く





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例年ならば2月中旬から咲き始めるクロッカスが、
今年は半月遅れでやっと啓蟄に花開きました。

今年の冬は特別寒かったわけでもないのに、
なぜかスノードロップもヘレボルスも、
すべての花が遅いようです。
昨年の記録的な長雨が影響しているのかもしれません。


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今週は急に気温が上がって、おまけに2日続きで晴れたので、
遅れている花たちも慌てて冬眠から目覚めたようです。

スノードロップも満開になっています。


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これから三寒四温を繰り返しながら、
少しずつ春が近づいて来ることでしょう。
庭ではすでに鳥たちのさえずりが高まっています。

暖かい日が続いている短い間に、春先の剪定を急がなくては!

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by lapisland2 | 2013-03-07 21:21 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(6)

3月の庭仕事




待ち焦がれていた3月になりましたね。

まだまだ寒の戻りは何回もあるでしょうが、
毎日少しずつ日が長くなって、鳥たちのさえずりの声も高らかになって来ました。

さあ、いよいよガーデニングのシーズン到来ですよ~♪


雪国の方はもうしばらくの我慢ですね。
いざ春になってしまうと、百花繚乱で、
花のスピードについていけず
間に合わなくなってしまうことも多いでしょうから、
そろそろ心準備を!
(と、これは雪国に住んでいない者の推測なのですけれど)



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                        (Savill Gardenの温室から)




☆春先の剪定の時期ですよ~!

◎Cornus(dogwoodミズキの仲間)、Salix (willow ヤナギ)、
  hardy fuchsia(耐寒性フクシア)、Ceratoastiguma(ルリマツリモドキ)、
 Carypteris 、ブデリア(Buddleia davidii) などは、
 根元近く(約15cm)でバッサリ剪定する

◎伸び過ぎたクライマーの強剪定をする

◎花が終わったウィンタージャスミンの剪定
 花が咲いていた部分をすべて剪定する

◎ハイドレンジアの新芽が出ているのを確認したら、
 枯れた花を刈り取り、痛んだ枝や古い枝も剪定する

*イギリスの場合は花の時期が遅いので、3月から4月初めにかけて剪定をする

◎大きくなりすぎたマホニア(ヒイラギナンテン)の剪定
 バッサリやっても大丈夫、すぐに芽を吹いてくる

◎引き続き、夏咲き(6月以降)クレマティスの剪定をする
 一番下の芽のすぐ上で剪定する
 (C.orientalis, C.texensis, C.viticella, C.vitalba,
 大きい花の咲く品種)

◎バラの剪定をする
 枯れたり病気にかかっている枝を切る。
 枝の三分の一~半分まで、外側をむいている芽の上で剪定する

*剪定後、株周りをきれいにしてfish,blood & boneなどの肥料を蒔いておく

☆霜や雪の予報が出たら、
 新芽の出ている球根などにフリースをかける

☆柔らかい新芽をS&S(slug & snail)からコパーリングやグリットなどで守る
 暖かくなると同時にS&Sも活動を始めるので、準備を怠りなく!

☆ヒューシャ(フクシア)やパラゴニウムなどの苗や、
 ダリアやグラジオラスなどの球根を植える

☆1年草の種蒔き (3月から4月にかけて)
 カリフォルニア・ポピー、カレンジュラ(キンセンカ)、
 ヤグルマソウ、ニゲラ、ポピー、リナリア、poached egg plantなど

*できるだけハチやチョウの好む花を選ぶようにする
 一重でデイジーのような形の花や、筒型の花など

☆秋に宿根草の株分けをしなかった場合は、
 土が温かくなった春に株分けをして、すぐに植えつける

☆スノードロップの花が済んだらすぐに、株分けをして植えかえる

*というのが常識なのですが・・・、
 ウィズリーのガーデナーさんや
 数十年スノードロップを栽培しているナーサリーの人の話では、
 葉が黄色くなる頃まで待ってからやる方が、よく定着するとのこと

☆ラッパ水仙など春咲き球根の花が終わったら
 花がらを摘んで種が付かないようにする

*葉は自然に枯れるまでそのままにしておく
 (イギリス式は場所を取らないように枯れるまで葉っぱを結んでおく)

☆花の終わった春咲き球根に肥料を与える(お礼肥え)

☆ヘザーの花が終わりかけたらトリミングする

*トリミングしておかないとwoodyになってしまうので
 毎年必ず切るようにする

☆常緑樹の植え付けと移植

☆樹木やシュラブ、バラ、宿根草、クライマー、ヘッジなどの周りに肥料をばらまき、
 コンポストでマルチングする
 (コンポストの他、バーク、ココシェルなどでマルチングしてもよい)

☆芝生の苔をガンジキでかき出す

☆芝生に肥料を与え、枯れた部分に芝の種を蒔く

☆芝刈りを始める
 (初めの数回はブレードをhighに設定する)4~5cm

*暖かくなったら急に伸びるので、
 芝刈り機をすぐに使えるように準備しておく

☆新葉が展開し始める3月は、
 宿根雑草を取り除くのに最適の時期なので、
 根を残さないように掘るか引き抜いて
 ごみに出すか焼却する

*コンポストには入れないように注意!
 (一年草の雑草は入れてもよい)

☆室内で花が終わったヒヤシンスなどを外に植えつける

☆コチョウランは週に1~2回水遣りを始め、
 バークコンポストの場合は、同時にオーキッド用の液肥をやる

☆(室内や温室で)花の終わったアマリリスの花を切り取り、
 3~4ヶ月後に葉が自然に枯れるまで水遣りと施肥を続ける



★畑仕事については菜園日記の方に書き込んでいます。



*追加を書き込むことがあるので、時々見直してくださいね
 
(これはイギリス基準に書いていますので、
 日本とは少し違ったところもあります。
 内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。

 また、ご自分のお住まいの地域に合わせて、
 庭仕事の時期をずらしてくださいね。)



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by lapisland2 | 2013-03-03 03:54 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(3)