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ちょっぴり神秘的なクレマティス



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朝晩の気温が10℃を下回り、秋の気配の深まって来ているイギリスですが、
7月頃から咲き始めたこの白いクレマティスはまだ咲き続けています。
直径5~6cm程の小さめの花ですが、なかなか優雅なクレマティスで、
最盛期にはオベリスク全体が花を散りばめたようになります。

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優雅ではあるけれどタフなプランツで、
拙庭のような日陰で、風のきつい場所でも元気に育ってくれます。
3~4m位まで伸びるので、クライミングローズに組み合わせたり、
樹木に駆け上らせてもいい感じになりますね。

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白い花は花弁の先端に緑色が入り、時には紫っぽい色がかかりますが、
花の形が一定せず、いろいろ出てくるのも面白いところです。
真夏の暑い時には白花が多くなり、気温が低い時には緑の部分が多くなるように思います。

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花芯が黒っぽい紫色なので、すっきりと白さが際立つようです。
そして、フレッシュな葉をいっぱい茂らせるこのクレマティスは、
花がない時にも楽しめるプランツでもあります。
その上、他のviticella group のクレマティス同様、
clematis wiltに抵抗力があることも大きな長所になっています。

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学名:  Clematis 'Alba Luxurians'、
      Clematis viticella 'Alba Luxurians'      AGM
英名:  Alba Luxurians Clematis



剪定は グループ 3

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by lapisland2 | 2012-09-23 00:35 | Climber | Trackback | Comments(8)

スペイン国旗のミナロバータ



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オリンピックが始まってからパラリンピックが終わるまでの間、
イギリスとしてはまあまあのお天気が続いたせいか、
なんとミナロバータが咲きました♪
スペイン国旗のような元気な色合いの花です。

この花、この国ではかなり気難しいプランツなんですよね。
まずは種蒔きの頃に気温が低過ぎるので、非常に発芽率が悪いし、
何とか発芽しても、日照不足と低気温でなかなか開花まで至らないのが普通です。


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ところがところが、なんとしたことでしょう。
この国に来て以来十数年のうちで最悪の天候が続いた今年に限って、
見事に開花したのです。
二つ発芽はしたものの、春から3ヵ月半以上降り続いた雨の中で
うんともすんとも言わず、じっと小さな苗のままで生長を止めたままだったのに・・・
8月下旬のある日、気が付くといつのまにやら蔓が延びて花が咲き始めていました♪
9月になってから丸1週間青空の見えるいいお天気が続いたこともあって、
この写真を撮ってからあともぐんぐん伸びて、花をたくさん付けてくれました。

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場所はとてもミナロバータに適しているとは言えない半日陰の、
台所の外にあるパイプを隠すために置いてあるコンテナーの中で、
いつもならば、もっと丈夫なナスタチウムや西洋アサガオなどの
蔓性植物を植えている場所です。

わからないものですねぇ。
なにがミナロバータ嬢の気に入ったのか。。。

植物を育てているつもりでいても、
本当は植物の方で、勝手に育っているのでしょうね。
何年ガーデニングをやっていても、
植物との付き合いは不思議なことばかりです。


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オリンピックとパラリンピックで、
しばし不景気も忘れて盛り上がったイギリスでしたが、
このきまぐれミナロバータからも、元気をもらいましたよ。




学名: Ipomoea lobata
英 名: Spanish flag
和名: (流通名)ミナロバータ



[追記]
*英名はSpanish flag(スペイン国旗)ですが、
自生地はスペインではなくてメキシコのようですね。

半日陰に咲くミナロバータは、少し色合いも淡く、
斜陽のスペインを表しているかのようです。

*日本の中部以西では11月頃まで花が続くことが多いのですが、
9月以降気温が急に低くなるこの国ではとても無理です。
昨日の朝は3℃まで下がりましたので、
いつまで咲いてくれるのかしらと思いながら見ています。

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by lapisland2 | 2012-09-14 23:41 | Climber | Trackback | Comments(2)

福園さんの親はデュランディさん





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クレマティス福園のことを書いたので、親のデュランディのこともちょっぴり。

ね、福園さんはこのClematis x durandiiと比べると、
花びらが波打っていてずっと優雅な感じでしょう。

デュランディは、フランスでClematis x jackmanii とClematis integrifoliaを交配して作られ、
1874年から流通しているようですから、かなり古い園芸種ですよね。
デュランディという名は、ベルギー人の植物学者Théophile Alexis Durandにちなんで
付けられたとのことですが、作成者の名前もDurand Frères(フランス人)らしくて、
どちらも名前にDurand が入っているのは偶然なのでしょうが、ちょっと面白いですよね。


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デュランディも花期が長く、6月から9月まで咲き続けてくれます。
この花はあのMartha Stewart の一番のお気に入りのクレマティスだとのことですが、
プラクティカルな方のようにお見受けする彼女のお墨付きということは、
それだけパフォーマンスのいいクレマティスだということなのでしょうね。

切花にしてもとても花持ちがいいので、(アルストロメリアと同じくらいに!)、
夏場のフラワーアレンジにも向いていると思うのですが、
残念ながら、切花に使う人はあまりいないようです。




学名:  Clematis x durandii   AGM
英名:  Durand's Clematis、 Clematis ‘Durandii’



剪定はグループ3

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by lapisland2 | 2012-09-13 00:50 | Climber | Trackback | Comments(2)

クレマティスの福園さん



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クレマティス福園はintegrifolia groupのクレマティスですが、
インテグリフォリアにしては、かなり背が高くなり(うちでは、2m近くになります)、
花も直径10cmほどの大きな花を咲かせます。
色は濃い青紫色ですが、いつものように私のコンデジではうまく出ないのが残念です。
日陰だとかなり淡い色になって、ラベンダー色っぽくなります。


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花びらは4~7枚といろいろ出ますが、
私はなぜか花片4枚のクレマが好きなんですよねぇ。

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日本のクレマティス育種家として知られている広田哲也さんの作出(1997年もしくは 1998年)ですが、
こちらのBritish Clematis Societyで、
2011年にInternational Trials Commended Certificateを受賞しています。

私が入手したのは4年前なので、イギリスで出回り始めた最初の年ではないかと思います。
'Fukuzono'という名前の響きから、
「日本のクレマティスではないか?」と、同居人が買って来てくれたものです。
植物にはまったく無知で、いつも邪魔ばかりする人ですが、
たまには思いがけない発見をしてくれます♪

広田氏についての英文紹介ページ。 →■

アマチュアでここまでやれるなんて、「すごい!」の一言ですよね。




学名: Clematis 'Fukuzono'


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たまに、こんな面白いのも。
葉っぱではなく、花の変化したものでしょうか。



[追記]

C.'Fukuzono'はdurandiiの実生、もしくは何かとの掛けあわせだとのことです。
福園さんは、親のx durandiiに比べると、花びらが波打って
より優雅な感じがします。




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by lapisland2 | 2012-09-12 07:49 | Climber | Trackback | Comments(14)