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地味だけれど、印象的な花シシリンチウム・ストリアタム




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6月から8月に掛けて小さなクリーム色の花を付けるシシリンチウムは、
地味だけれども好きなプランツの一つです。
1年の殆どはなんの変哲もないアヤメ科そのものの
尖がった葉っぱを見せているだけで、
花が咲いてもその地味な色や姿は決して庭の主役にはなれっこありません。
世のガーデナーたちがバラやシャクヤクにうつつを抜かしている間に、
いつのまにかこっそり花茎を伸ばして、
小さな目立たない花をひっそりと咲かせています。

日本で野原に咲いていた小さな青いシシリンチウム(ニワセキショウ)は、
子供の頃の楽しい思い出に繋がる懐かしい花ですが、
こちらに来てから知ったこのシシリンチウムも、
なぜか私の心を捉える花になりました。



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本来ならば日当たりのよい場所に植えるべきプランツなので、
半日陰や日陰が殆どの拙庭には合わないのですが、
何とか隙間を見つけては、このプランツに場所を与えています。
日当たりが悪い上に冬は水浸しと悪条件の庭では、
耐寒性はあっても(ー15℃位までOK)冬を乗り越えるのが難しく、
春になると消えてしまっていることが多いのですが、
それにも懲りず植え続けています。
ここ2年比較的温暖な冬だったことや、春から暖かい日が続いたせいもあってか、
昨年・今年と続けて株が充実してなかなかいい状態を保っています。



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斑入りのSisyrinchium stratium 'Aunt May'は、
花のない時も存在感があるのですが、
うちの庭ではこちらの方がさらに短命なように思います。
(これ、斑入りの筈なのですが・・・斑が殆ど消えちゃってますねぇ。)



自生地はアルゼンチンとチリで、高山の草原や明るい森、牧草地などに生えるようです。
アヤメ科の中でも最も種類の多いシシリンチウムは、
北米で37種、南米では92もの種があるそうです。

地中海気候のような所では、こぼれダネからどんどん増えて、
庭を占領するくらいになるようですが、なんともうらやましい話です。





学名: Sisyrinchium striatum
英名: Pale Yellow-eyed-grass , Satin flower
和名: (流通名)シシリンチウム・ストリアタム




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by lapisland2 | 2015-07-11 07:24 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback(1) | Comments(2)

イングリッシュ・ブルーベルとスパニッシュ・ブルーベルの違いについて





雑木林ではブナの樹が葉を広げ始め、
ブルーベルの花も盛りを過ぎて、代わりにシダが葉っぱを広げつつあります。




2007年頃に、日本の某有名園芸サイト(有名無名の超熱狂的園芸家たちの集る掲示板)に、
イングリッシュブルーベルについて書いたことがありましたが、
その時に日本ではこの花のことがどの程度知られているのかしらとネットを検索してみたら、
これがまさにオドロキモモノキサンショノキでした。

日本で栽培されているブルーベルのほぼすべてがスパニッシュブルーベルかそのハイブリッドで、
ネット上ではそのスパニッシュあるいはハイブリッドを「イングリッシュブルーベル」と記載しているのです。
正しい記載のあったのは、唯一球根の趣味専門家のサイトに短い記述があったのみでした。
(恐らく、ウィキペディアの『イングリッシュブルーベル』の日本語版もなかったように思います。)


そんなわけで、
『日本のサイトで「イングリッシュ・ブルーベル」として記載されているものが、
殆どすべて明らかにスパニッシュかハイブリッドなので、
本当のイングリッシュ・ブルーベルについて知っていただきたいと思って、書いています。』
と言うような書き出しで、以下のような詳細情報を入れたのでした。




(前文略)
ところで、「ブルーベル」と一言で言っていますが、大きく分けると
イングリッシュ・ブルーベル( Hyacinthoides non-scripta) とスパニッシュ・ブルーベル( H.hispanica) 、
そしてこの二つを掛け合わせたハイブリッド(H. x massartiana)があるのをご存知でしょうか。

non-scripta「書かれていない」という変な種小名は、ヒヤシンスとの区別のためにつけられたのだとか。
(皆様ご存知のヒヤシンスの伝説にあるAiAiと言う文字が、
ブルーベルの花には「書かれていない」と言う意味のようですね)



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                        (イングリッシュ・ブルーベル)


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              (イングリッシュ・ブルーベル:乳白色の葯が見えますね)

イングリッシュ・ブルーベルの花は、筒状で、先端はくるりと反り返っています。
葯は乳白色で、花の殆どが茎の片方についているので、下垂した状態になります。
葉はスパニッシュと比べるとかなり細いです。
花には甘い香り(ヒヤシンスをもっとデリケートにしたような香り)があり、
群生している場所では一面に強い芳香が漂っています。





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                     (スパニッシュ・ブルーベル)

スパニッシュ・ブルーベルの花は、筒と言うよりはベル型で、
先端は少しカールしている程度です。
葯の色は、咲き初めの頃は青色をしています。
花は茎の周り全体に付き、花茎は直立します。
(咲き切ると花の重みで垂れ下がることもありますが。)
葉はかなり広めで、香りは殆どありません。


イングリッシュ・ブルーベルの自生地は、イギリスの他に
ベルギー、フランス、オランダ、アイルランド、スペイン、ポルトガルですが、
その70%はイギリスの地に生えています。
イギリスではブルーベルの群生によって、森が Ancient woodland かどうかを特定することがあるくらい
重要な指標生物(ancient woodland indicator species)だとも言えます。

ところが、イギリスの庭(都会を取り巻く周辺)で見かけるブルーベルは、
殆どがスパニッシュブルーベルかハイブリッドで、
イギリス人でさえもその区別を知らない人がけっこういるようです。
スパニッシュの方が、見た目が派手で花も大きく、繁殖力も旺盛で、イングリッシュとの自然交配が進み、
イングリッシュ・ブルーベルは法律で保護されてはいますが、
純粋なイングリッシュは減少の一途を辿っているようです。
私の庭でも、植えてもいないのにそこここからスパニッシュが顔を出し、
見つけ次第抜きまくっているのですが、
球根が深く潜っていて抜き切れず翌春には数を増やして出現してきます。

うちの周辺は、車で走ると行けども行けども雑木林の中はブルーの海という景色が続きますので、
そんなに緊迫しているとも思えないのですが、
専門家の中には、地方によってはもうすでに戦いは済んだと、
イングリッシュブルーベルの完全敗北を宣言する人もいるようです。
RHSも、田舎ではスパニッシュやハイブリッドを庭に植えないようにと忠告していますし、
ナーサリーにラベルの表示をはっきりさせるよう指示しているとのことです。

もう一つ、イングリッシュ・ブルーベルが激減している理由は、
woodland(主に落葉樹で成り立っています。いわば日本の里山みたいなもの)を
コニファーの単一植林に変えてしまったことや、
落葉樹のcoppicing(コピシング)をしなくなった事もあるようです。

イングリッシュ・ブルーベルは Wildlife and Countryside Act 1981(野生生物及び田園地帯保護法)と
言う法律で保護されている種になります。
土地所有者が所有地から球根を掘り出して売買する事は禁止されていて、
野生の球根を自生地から採取することも犯罪になります。
この法律は1998年に更に強化され、野生の球根または種子のいかなる商取引も違法となっています。
(後文略)

[新しく書き込みのための文を作成するつもりでいましたが、
    あえてそのまま再掲載することにします。]


上の書き込みをしたあと、掲示板に集う人たちのさまざまなコメントで、
2007年の時点では、日本ではホンモノのイングリッシュの球根が手に入らないこと、
「イングリッシュ」と明記のある球根を入手して植えてもスパニッシュが出てくること、
詳しい情報がないことなどが明らかになりました。




それから約8年が過ぎて、改めてブルーベルのことを検索してみると、
どうやらイングリッシュ・ブルーベルとスパニッシュ・ブルーベルの違いというのは
だんだん認識されつつあるように思われます。
(でも、まだスパニッシュの写真を貼って、堂々とイングリッシュと明記しているブログも多いようです。)

また、ここ数年英国からイングリッシュ・ブルーベルの球根を輸入して販売するナーサリーも
出てきているようですが、
すでにスパニッシュが氾濫している日本に、イングリッシュ・ブルーベルを導入したところで、
ハイブリッド化してしまうことは間違いないのにと余計な心配をしてしまいます。

まあ、自生地ではない日本でいくらスパニッシュやハイブリッドが増えようといっこうに構わないわけですが、
ここ英国においては、滅亡への道をひたすら進みつつある自生種のイングリッシュ・ブルーベルを守るために、
庭にスパニッシュを植えるのだけは自重したいものです。

とは言うものの、スパニッシュの蔓延る勢いは恐るべきもので、
私の住む周辺でも、この8年間で民家の周辺はすでにスパ+ハイに征服され、
雑木林の周辺にまで占領地を拡大しつつあります。
しかもハイブリッド化すると、限りなくイングリッシュに近いものまで出現するので、
見極めるには DNAを調べないことにはわからないものまであるとのことです。

約300年前にイギリスに持ち込まれたスパニッシュ・ブルーベルは、
ガーデナーたちの無神経な手によって、次第にその領域を広げ、
今では英国中のブルーベルの森の6分の1にはスパニッシュが存在するまでになっています。
今の状態で行くと、50年以内に自生種のブルーベルは姿を消してしまうことになるようです。



8年前の記述の中に、
>落葉樹のcoppicing(コピシング)をしなくなった事もあるようです。

と書きましたが、
もう少し説明を付け加えると、
コピシングとは、樹木の高さを調整するために、ある程度の高さの所で毎年伐採を続けることです。
そうすることで、新しい枝の更新を図ります。
かつてはコピシングした枝で家具や日常用具を作ったり、炭焼きに利用したので、
雑木林は人々の生活になくてはならないものだったのです。
日本でも、一昔前に養蚕のために桑の木を毎年伐採していたのと似ていますね。
そして、雑木林や里山が時代の流れと共に廃れてしまったのは、いずれの国でも同じことです。

かつては、伐採後の林床には日がよく当たり、ブルーベルの花が咲くのに適していました。
そして、花が咲き終わる頃になると、入れ替わりに樹木の若葉が広がり始め、ブルーベルは休眠期に入ります。
自然はうまく調和し合い、人々の営みもブルーベルを守る役割を果たしていたのですね。

また、コニファーなどの常緑樹の植林では、林床にまったく日が射さなくなり、
ブルーベルは生き延びることができなくなってしまいます。



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私の住む周辺の雑木林は殆どが私有地ですが、
土地の所有者たちは木々の伐採をして日当たりを良くしたり、
下草刈りをしてブルーベルを守っていると聞いてきます。
ブルーベルの海になるには何世紀もかかるそうですので、
やはり里山同様、人がきちんと世話をしていかないといけないようですね。




とは言うものの、そういう努力も時すでに遅しなのかもしれません。

今年(2015年)発行のオックスフォード・ジュニア辞典では、
すでに「キンポウゲ」や「ドングリ」と共にこの花の名は姿を消してしまいました。
代わりに登場したのは、 「ブロードバンド」 や 「切り取りと貼り付け」などのコンピューター用語です。

残念ながら、「ことば」だけでなく、
英国の雑木林からイングリッシュ・ブルーベルそのものが姿を消すのも、
もう時間の問題のようです。
次世代の人たちは、特殊な眼鏡を掛けて、
コンピューターの作り出す架空のブルーベルの森を手探りで歩きながら、
人工的に作り出されたブルーベルの香りを楽しむことになるのでしょうか。




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by lapisland2 | 2015-05-18 06:54 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(6)

冬でもあおあお イタリカム




早春の花が咲き始め、
あちらこちらから宿根草の小さな芽が顔を覗かせている庭ですが、
暗い冬の間もあおあおとした葉を広げて、
楽しませてくれた葉っぱたちをいくつか。



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まずは、以前にもご紹介したことのある Arum italicumですが、
秋から翌年の夏ごろまでヘビ模様の葉っぱが展開しますので、
寂しい冬の庭でちょっと目立つ存在になります。



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二年続きで比較的暖かい冬でしたので、
イタリカムも元気いっぱいでした。


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by lapisland2 | 2015-03-23 07:52 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(2)

こびとさんのアイリス再び



寒の戻りはありましたが、道路脇ではラッパ水仙の鮮やかな黄色い色が
目に沁みるようになって来ました。
ブラックソーンの小雪を散らしたような真っ白の花に続いて、
淡いピンクの彼岸桜も咲き始めています。


放りっぱなしになっている庭にも、少しずつ春の兆しが見えて来ました。


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昨年始めて鉢植えにして、夏に水を切って乾燥させたせいか、
インクブルーのこびとさんのアイリスは今年も元気に花を咲かせています。



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とは言うものの、相方が秋にまったく日の当たらない場所に取り込んでいたために、
3月になっても日陰の身で、危うくボツになりそうだったのを、危機一髪で救出。
日向に出した途端に葉っぱが伸びて、花を付けました。
長い日陰生活のせいか、花よりも先に葉っぱが長く伸びてしまいましたが、
株数は増えているようです。



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地植えの方は、2年続きの水浸しの天候のせいで、
なんとか生き残ってはいますが、数は随分減ってしまいました。
こちらは、3月初めから咲いています。


昨年の様子は→


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by lapisland2 | 2015-03-18 06:14 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(2)

春の訪れを告げる希望の花  ウィンター・アコナイト




啓蟄とともに、イギリス南東部も急に暖かくなって来ました。

昨年10月以来、家から殆ど出ることもなく、
二階の窓から庭を見下ろすだけの毎日が続いていましたが、
ようやく5ヶ月ぶりで庭に出ることができました。

鳥たちのコーラスが高らかに響き渡り、
眩しい光の中で、スノードロップやクロッカス、シクラメン・コウムなどが満開になっています。
その中でも、際立って鮮やかな輝きを見せているのが Eranthis、
こちらではウィンター・アコナイトと呼ばれるキンポウゲ科の小さい花です。



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残念ながら、南東部ではもう花の時期は過ぎつつあるのですが、
一箇所だけ出遅れた花が咲き始めていましたので、急いで写真を撮りました。
時間帯が写真を撮るのにいい時間ではなかったので、
光りの当たり方がスポットライトのようになってしまいましたけれど・・・。



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イギリスの庭で見かけるウィンター・アコナイトは、
たいていがEranthis hyemalisという
バルカン半島、イタリア、南フランスの落葉樹林に自生する種になります。  

日本のセツブンソウの仲間ですが、セツブンソウより少し大きく、
花も葉も艶やかな光沢があります。
(年が明けるとスノードロップに先駆けて真っ先に蕾を付けてくれるので、
私は福寿草を連想してしまいます。)
10cmほどの茎の上に3cmほどの黄色い花を付けますが、
花びらのように見える部分は萼片で、
その萼片を取り巻くように切れ込みの深い苞状葉をつけます。
開花の頃になると根元に根生葉が出てきます。



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自生地の環境から見て、庭でも落葉樹やシュラブの下が最適の植え場所になります。
石灰質の土が最適ではありますが、それほど土を選ばないように思います。
日向でも半日陰でも育ちますが、水はけのよい土に植える必要があります。
スノードロップと同じく、tuber(塊茎)が乾燥するのを嫌うので、
こちらでは 'in the green' と言うのですが、
葉っぱの付いている状態の間(春先)に植えつけるのが
一番よく定着するように思います。
(私の経験では、秋に乾燥したtuberを植えても余りうまく育ちませんでした。)


太陽が顔を見せることの少ない英国の冬の庭では、
スノードロップと共に春への希望の光りを与えてくれる花です。




学名: Eranthis hyemalis     AGM
英名: Winter aconite
和名: キバナセツブンソウ (黄花節分草)





[追記]
☆地中海東部原産の Eranthis cilicicaを キバナセツブンソウ、
 そしてこのEranthis hyemalis をオオバナキバナセツブンソウというのですが、
 日本でよく出回っているものはこの二つの交雑種のようですね。

 最新の分類では、この二つは同一種として扱われることになり、
 学名は E. h. Cilicica Groupと表記するのが正しいとのことですので、
 ここでは一応和名は キバナセツブンソウとしておきます。

☆ウィンター・アコナイトのaconiteはAconitum(トリカブト)に含まれる毒のことで、
 ウィンター・アコナイトも有毒植物です。
 


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by lapisland2 | 2015-03-09 05:14 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(6)

冬の楽しみはアマリリス



イギリスでは厳しい寒さが続いています。
中部や北部では雪の日が多く、南東部でも雪がちらつき零下になる日が増えています。

庭仕事のできない冬の間の楽しみの一つは、
ハウスプランツ(日本のインドアプランツのこと)を育てることですね。
1年を通じてけっこうたくさんのハウスプランツを育てていますが、
日本の明るい冬(「日本」というと私の場合は関西基準になってしまいます)と違って、
こちらの冬は日が射さない暗い日が多いので、
冬に栽培できる植物も限られてきます。

でも、そんな悪条件の中でも、アマリリスは短期間で花を咲かせてくれる
なんとも貴重なプランツです。

数年前に友人からクリスマスプレゼントにもらったアマリリス→以来
毎冬、アマリリスを植えるようになりました。
自分で選ぶ時には少し繊細で地味なスパイダー系の花を選ぶことが多いのですが、
暗いイギリスの冬には気分を明るくしてくれる大きな花の方がいいかもしれません。
英国人からのプレゼントの場合は、いつも派手で大きな八重の花になります。
(こちらでは、アマリリスはクリスマスプレゼントに使われることが多いので、
促成球根が晩秋から冬にかけて出回ります。)


そんなわけで今年のアマリリスは、大輪の白い八重 'Ice Queen'。
こちらの花友からのプレゼントです



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鉢と、ココヤシのタブレット、そして球根がセットになっています。
このタブレットに水をかけてふやかし、培養土を作ります。



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こんな風に球根の首を1/3~1/4くらい出して植えつければ、それでOK。

あとはできるだけ明るくて、夜間も10℃以上を保てる場所に置きます。
水遣りは土の表面が乾いたらやる程度ですが、
こんなキットは鉢底に穴の開かないポットの場合が多いので、
水のやりすぎに気をつけるようにします。


今年の植え付けは、1月12日でした。




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植え付けから2週間後の2月1日に芽が出始めて、6日現在はこんな感じです。
どうやら花茎が2本伸びそうです。

(たくさん鉢を置いているので、水遣りの時によく水をこぼすので
カバーを掛けているため光が反射して見苦しいのですが、お許しを。)

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by lapisland2 | 2015-02-07 05:56 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(7)

秋を告げる小さな使者 シクラメン・ヘデリフォリウム  '14



9月にしては珍しく雨が降らず、気温の高めの日がまだ続いています。 (最高気温18~20℃)

でも、8月上旬から3週間ほど、秋が来たかのような肌寒い日が続いたせいか、
今年は例年よりも早く原種シクラメン・ヘデリフォリウムが咲き始めました。


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へーゼルの根元にあるこの株は、毎年一番乗りで花をつけます。
今年の開花は例年よりぐんと早く、8月初め頃でした。

あとは、あちらこちらからポツリポツリと小さな顔を覗かせています。
狭い庭なのに植えた場所をすぐに忘れてしまうので、
毎年どこから顔を出すかと、宝探しをするような楽しみがあります。



本当に小さな花ですが、
この花が咲き始め、大きなトンボが飛び廻る頃になると、
鳥たちも再びさえずりを初め、
季節が少しずつ秋へと移って行くのを感じます。




Cyclamen hederifolium


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by lapisland2 | 2014-09-15 04:02 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(4)

涼を呼ぶアガパンサスの花



アガパンサスは夏には欠かせない爽やかな花ですね。

私にとってこの花は、
夏になるといつも庭にいっぱい咲いていた子供の頃の思い出に繋がる花です。
小さい頃、「アガパンサス」が発音できなくて、「アカパン」「アカパン」と呼んで、
それがいつしか我が家でのアガパンサスの呼び名になってしまいました。
今思うとそんなことも懐かしい思い出です。

さて、拙庭のアガパンサスも長い間爽やかな色を楽しませてくれましたが、
大きい方のは、すでに花が終わって種をつけていましたが、
先週末の強風のために重い頭が折れ曲がってしまったので、
花茎を切り取って、すっきりと葉っぱだけの姿になりました。
アガパンサスは、葉っぱだけでもなかなか見事なものです。


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植え替えの時に使った鉢が大き過ぎたせいで、
今年も花茎は5本しか上がりませんでしたが、
ようやく鉢の三分の二まで広がって来たので、
来年はもっとたくさん花を付けてくれることでしょう。





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同時に植え替えた小さい品種の方は、一回りだけ大きい鉢を選んだせいか、
すでに鉢いっぱいに広がって、今年は15輪の花を付けてくれました。



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水色の大きなアガパンサスが終わる頃に、濃いマルベリー色の花が咲き始めますので、
随分長い間楽しませてくれます。

狭い庭なのでスペースがなく、
どちらも窮屈そうにしているのがちょっと可哀想なのですけれどね。
広い庭で、地植えで何株も密集させると、それは見事な風景になります。


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by lapisland2 | 2014-08-15 00:48 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(6)

ユリの季節も過ぎ去って



週末はアメリカのハリケーンBerth嬢が、熱帯低気圧に姿を変えてイギリスに上陸。
各地にさまざまな被害をもたらしたようですが、
うちの辺りでは雷を伴う豪雨と強風くらいで済みました。 
でも、その影響なのか急に気温が下がり、
このところ明け方は11℃~12℃といったところで、
初秋の気配が漂い始めました。

長めの夏が続いたせいで、
庭の花たちも駆け足で過ぎて行きます。
ユリの花もすでに最後の花を終えようとしています。

とっくに花は終わってしまいましたが、
リーガルリリーとキコマユリは今年もきれいに咲いてくれました。



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そして、第二弾のユリも例年より半月ほど早く、7月上旬から咲き始めました。


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二年目になるダークレッドのスカシユリは、今年は2mの長身になって、
上向きの花は写真を撮るのも一苦労です。
おまけにこの色は写真ではうまく出てくれませんので、
もっとダークな色だと思いながら見てくださいね。



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同じ頃に、鉢植えよりも半月遅れで、地植えのリーガルリリーが咲いています。
地植えにするとどのユリもひっそりとした本来の姿に戻るようです。






そして、アフリカン・クィーン。



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今年は色が少し淡いように思います。

これは1本の茎に14輪の花を付けました。



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背の高いもので2m20cmくらいでしょうか。
威風堂々とした姿と、濃厚で妖艶な香りはまさに女王の風格です。



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この花にはいつもホーバーフライがたくさん群がっています。



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咲き進んで色褪せ始める頃になると、少々豊満さが過ぎて嫌になりますけれどもね。




今年はアフリカン・クィーンを追いかけるように、
タイガーリリー( Lilium henryi)も7月中旬過ぎから咲き始めました。



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例年よりも1ヶ月も早い開花は、いいお天気が続いたことと、
この場所にあった大きなシュラブが2株、
余りにも長く続いた雨のせいで根腐れを起こしたのか枯れてしまったために、
日がよく当たるようになったせいかもしれません。



そして、今年は咲く順序がタイガーリリーと入れ替わってしまった謎のユリ。
随分と背が低くおとなしくなりましたが、今だ健在です。

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例年ならば、最後のタイガーリリーが咲き終わる頃に夏も終わり、
庭には初秋の風が吹き始めるのですが、
今年はハリケーンのしっぽの影響で、
このまま秋に突入するのかもしれません。
今週末にはもっと気温が下がるとの予報が出ています。





[追記]
そうそう、写真は撮れなかったのですが、
今年は久しぶりにマルタゴンリリーが咲いてくれました♪

マルタゴンリリーは好きなユリの一つで、以前はたくさん植えていたのですが、
リリービートルの出現以来、繊細な葉っぱも小さな蕾もすべて餌食になり、
ここ数年は花をつけることがありませんでした。
でも、今年は一株だけがリリービートルに見つからずにひっそりと花を付けてくれました。
カシワバアジサイの大きな葉の陰で、隠れるように咲いているのを見つけた時は、
うれしくて心躍る思いでした。


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by lapisland2 | 2014-08-14 07:36 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(4)

今年もユリの季節が始まっていますが。。。





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リーガルリリーは、早々と咲き急ぎ、



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タイガーリリーや,



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ダークな色のユリもつぼみが大きくなって来ました。




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これは確かアフリカン・クィーン。



春からずっと暖かく、6月にいいお天気が続いたので、
今年はどのユリも開花時期が早いようです。

鉢植えのリーガルリリーは、
1本の茎に20輪以上の花が咲く帯化現象が3年ほど続いていましたが、
今年は普通に戻っているようです。



ここ数年のリリービートルとの戦いに疲れて、
ピンクパーフェクションやイースターリリーは姿を消しました。
私自身も体力的にリリービートルに対処するエネルギーを失くしてしまいましたので、
ユリは今年限りにするつもりです。
来年以降は生き延びているものだけにして、増やさないつもりです。

同じプランツをたくさん植えてはいけないという証明のようなものですね。
ユリたちに別れを告げるのは寂しいですが、
おかげでリリービートルという
英国では新参者の昆虫(ガーデナーから見れば害虫ですけれども)の
生態を知ることができて、興味深い観察ができました。



以前にも何回か触れたと思いますが、
リリービートルが日本に侵入しないように、植物検疫の徹底が必要でしょうし、
園芸者はうっかり海外からユリの球根を持ち帰ったり、
個人輸入したりしないように気をつけてほしいものです。
日本の原種のユリの素晴らしさは、何ものにも代え難いものなのですから。

そしてイギリスのようにすでにリリービートルが侵入してしまった国では、
球根はきちんと消毒してあるものを確かな所から入手し、
決してすでに鉢植えにしてあるものを購入したり、
友人・知人から譲り受けることをしないように注意してほしいものです。
(拙庭での繁殖の原因は、友人から贈られた鉢植えに潜んでいたものと思われます。)

今のところ、この虫には天敵はみつかっていないようで、
仮に(オーガニックの)薬品を使ったとしてもそれほど効き目はないとの事です。
被害の大きさが顕著になってきたせいか、
この夏はリリービートルに関するアンケート調査が行われるようですが、
時すでに遅しのような気がします。



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by lapisland2 | 2014-07-10 18:35 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz | Trackback | Comments(4)