カテゴリ:Shrub( 47 )

秋色のカシワバアジサイ


庭では、白樺やノルウェーメープルの葉が落葉し始めています。
長い間楽しませてくれた柏葉アジサイも少しずつ色づいて、
秋色になってきています。


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半日陰なので、日向ほどいい色にはなりませんが、
葉色も少しずつコパー色に変化しています。


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今年はどういうわけか、
一重の方は9月中旬ごろにはすでに枯れ色になってしまいました。

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by lapisland2 | 2013-10-07 03:47 | Shrub | Trackback | Comments(4)

イギリスのウズアジサイは「おたふく」ならぬ「おかめ」さん



日本で見るウズアジサイは、そのほとんどがきれいな水色ですが、
悲しいかな、石灰岩の多いイギリスの地では一部の地域を除いて
ピンク色になります。


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これはウズアジサイに限ったことではなく、すべてのアジサイに言えることで、
土の含む石灰の濃度によって、淡いピンクからショッキングな濃いピンクまで、
アジサイと言えば、白を除くとすべてピンクのオンパレードです。
ガーデンセンターやナーサリーで目の覚めるようなきれいなブルーのアジサイを購入しても、
それは酸性土に植えてあるか薬剤処理をしてブルーになっているだけなので、
ひと夏を越すとピンクに変わってしまいます。


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なんとかブルーのアジサイを咲かせようと、
こちらに来てから苦節十数年、おそらく数十株のアジサイを買い込み、
あれやらこれやらやってみましたが、今は諦めの境地です。
庭にはできる限りピンクの花を植えたくないと思っているのに、
夏になると大きな「どピンク」のアジサイがボコボコ出現してしまいます。



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このウズアジサイに関しては、
普通のモップヘッドのように目立ちすぎる花ではないので、
ピンクでも許容範囲に入るかなと思うようになりました。
と言うよりは、見慣れてしまったのかもしれませんね。




ウズアジサイは江戸時代に作出されたと言われる園芸品種のアジサイで、
別名「オタフクアジサイ」とも呼ばれています。
丸みのある装飾花が、渦を巻くように咲くことがウズアジサイの名前の由来のようですが、
萼片がスプーンやお皿の縁のように巻き上がっているのが特徴ですね。
(面白いのは日本では皿状と表現し、英語では カップとかスプーンと言う表現をします。)       
日本では 通常はブルーの花が咲きますが、
中性土で育てたピンク色の花は 「おかめ」とか「梅花咲き」と呼ばれて、
昔から愛好されてきたとのことです。

それでは、決してブルーにはならないうちのウズアジサイは、
差し詰め「おかめさん」というわけですね。





ところが、なぜか今年は異変が起こりました!
なぜか淡い水色の花が咲いたのです。


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春から初夏にかけての異常な雨量が、
土のアルカリ性を薄めてしまったせいではないかしらと思います。


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残念ながら、夢にまで見た水色のウズアジサイはつかの間のこと。
9月になってからの花は淡いピンク色に戻ってしまいました。


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さて、来年はどんな色になることやら・・・。
再び水色の花が咲く可能性も無きにしも非ず。
ちょっと楽しみになってきました。





学名:Hydrangea macrophylla 'Ayesha'
英名: Hydrangea 'Ayesha'
和名:ウズアジサイ(渦紫陽花) 別名:オタフクアジサイ(お多福紫陽花)





[追記]

*ウズアジサイの花期は、日本では5~6月ですが、
こちらでは8~9月になります。

*アジサイの葉は皮膚炎を起こすことがあるので注意。

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by lapisland2 | 2013-09-17 04:11 | Shrub | Trackback | Comments(11)

冬の最後を飾るサンゴミズキ



晩秋にきれいな紅葉を見せてくれたサンゴミズキでしたが→



「・・・いえいえ、
本当のお楽しみはそのあとにやってきます。」
と書いておきながら、ちっとも冬の姿を載せていませんでしたね。




庭の冬剪定はすべて終わりましたが、
サンゴミズキの剪定は
いつもギリギリの時期まで残しています。



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夏場に大きな葉っぱを茂らせるミズキは
狭い拙庭には向かないシュラブなのですが、
冬の鮮やかな枝を見たくて、
無理やり割り込ませて植えています。
そして、大きさを制限するために
夏の間も何回か剪定を繰り返すことになりますので、
冬になるといつも、ああもう少し大きく残して置けばよかったと
後悔するのですが、限られた場所では仕方がありません。


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真紅のサンゴミズキは、冬の間家の中からも見えるようにと
家に近い場所に植えています。
もう一株は前庭のこれも室内から見える場所に。



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雪の日の雰囲気もなかなかいいものです。



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止まり木にちょうどいい枝ぶりなのか、
鳥たちがよくやってきます。
バードテーブルに近いせいか、
餌の順番待ちの場所にも使われていますよ。



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こちらは、黄色とオレンジのグラデーションのきれいな
セイヨウミズキですが、写真ではよくわからないのが残念!


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狭い庭では、
広い庭園に作られたWinter gardenのような雰囲気はとても出せないので、
プランツたちには可哀想なのですけれど。。。

Winter gardenのすばらしさについては、
またいつかご紹介する時があると思います。



真紅の枝の方は
学名: Cornus alba 'Sibirica' 
英名:   Dogwood
和名:  サンゴミズキ

黄とオレンジのグラデーションの方は
学名: Cornus sanguinea  'Midwinter Fire'
英名:  Dogwood
和名: セイヨウミズキ

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by lapisland2 | 2013-03-15 02:44 | Shrub | Trackback | Comments(4)

冬庭に漂う香りはどこから?




10日間ほど降ったり止んだりしながら積もっていた雪が溶けて、
ようやく地面が顔を覗かせました。
久しぶりに庭に出てみると、甘い香りが漂ってきます。


雪の降り始める前に蕾が少し膨らみかけていたサルカコッカが、
雪の下で今か今かと出番を待っていたのでしょう。
一気に花を開いています。



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葉っぱも花も地味で目立たないこのプランツは、
冷気の中でしっとりと甘く、
それでいてどこか凛とした香りで人をふり返らせます。

植えた場所を忘れてしまっても、
目隠しをしていても、だいじょうぶ。
香りを辿って行けば、居場所がわかります。


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春から秋までの間、
世界からすっかり忘れられた存在のサルカコッカは、
日の当たらない庭の片隅で、
ひっそりと冬の訪れを待ち続けているのです。


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そして、季節は巡り、冬の到来です。

色の消えたさびしい庭に、
香りの彩りを与えてくれるこの花は、
暗くてうっとうしいイギリスの冬の庭に、
なくてはならないプランツになります。


玄関脇に植えておくと、
訪れる人を香りで迎えてくれる素敵なウェルカムフラワーになります。
「この香りはどこから?・・・」と、
周りを見回す人々にサプライズを与えてくれること請け合いです。
あるいは、暗いうちに家を出て、暗くなってから帰宅する人を
心に沁みる香りでそっと迎えてくれるそんな花かもしれません。

庭に続く出入り口の近くに植えておくと,
冬の間も庭に出る楽しみが増えます。

イギリスでは全国的にボックス(ツゲ)が病気にやられて
大きな被害にあっている昨今、
代わりに同じツゲ科のサルココッカを使うのはどうなのかしらと
思うのですが・・・、
個人の庭でこのプランツを植えているのは、
よほどの園芸好きかちょっぴり変人のみというのは、
なんとも悲しい事実です。



学名: Sarcococca hookeriana 'Digyna'   AGM
英名:  Christmas Box 、 Sweet box
和名:  サルココッカ(流通名)


Sarcococcaは、東アジア、東南アジア、中国からヒマラヤにかけての
湿潤な森や雑木林に約14種が自生していますが、
いずれも 雌雄同株(monoecious)のプランツなので、
雌花と雄花は同じ株に付きます。
花後には黒い艶やかな実が付きますが、
うちの庭では赤い実が黒く染まる頃には、
鳥たちのお腹に納まってしまうようです。

S.hookerianaは中国西部の自生種で、
種小名のhookerianaは、
有名な植物学者でありキューガーデンのディレクターであった
Sir William Jackson Hookerもしくは息子の Sir Joseph Dalton Hookerに
ちなんで名付けられたものです。

Sarcococcaと言うCが4つも入るおかしな名前は、
ギリシャ語の sarx(=flesh)と kokkos(=berry)から来ている
ようですね。



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S.hookerianaは少し紫がかったような細い葉ですが、
Sarcococca confusa(同じくAGMをもらっています) 
というつやのあるダークグリーンの葉のものもよく出回っています。


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by lapisland2 | 2013-02-02 19:22 | Shrub | Trackback | Comments(6)

南天のつぼみふくらむ




鳥たちのコーラスが消えて、静かになった夏の庭では
風に騒ぐ竹の葉の音だけがサワサワと聞こえてきます。



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そんな頃になると、小さなジャパニーズ・パティオでは、
南天のつぼみが膨らみ始めます。
風のきつい庭では、花がたくさん咲いても実が赤くなるまでに殆ど落ちてしまって、
なかなか冬まで実が残ってくれないのが残念なのですけれど。


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by lapisland2 | 2012-08-17 19:40 | Shrub | Trackback | Comments(4)

初夏から咲き始める 'Autumn Glory'



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昨年ご紹介したヒービー(日本ではへーベ)は、
かなり大きくなるタイプのものでしたが、→ 
これはサイズもほどほどで小さい庭にも適しています。
品種名はオータム・グローリーですが、花期が長く早い年には6月頃から咲き始めます。
咲き終わった花がらをきちんと摘んでおくと、次々と花を付けて、
霜の下りる頃まで長く咲き続けてくれます。

Hebeはどれもハチをたくさん呼んでくれるプランツですが、
特にこのオータム・グローリーは、花の少なくなる晩秋まで咲き続けるので、
ハチたちにとっては貴重な蜜源になりますね。

芽吹きの頃に、新芽がきれいな濃いコパー色になるのも、
葉っぱ好きにはうれしいものです。


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日当たりを好むプランツですが、
うちのように半日陰でもたくさん花を付けてくれます。
Hebeは、耐寒性がもう1つなのですが、
この品種は北アイルランドで作出されたせいもあるのか、
寒さにもかなり強いようです。
ただ、風当たりの強い場所は避けた方がよさそうです。

毎年春に軽くトリミングをし、
数年に一回くらいバッサリ根元から剪定をしておくと、
形が乱れるのを防げます。

学名: Hebe 'Autumn Glory'
英名: Hebe、Shrubby Veronica
和名:  ヘーベ(流通名)

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by lapisland2 | 2012-08-07 20:00 | Shrub | Trackback | Comments(0)

ツリバナの碧い実




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庭の片隅で、目立たない花を付けていたツリバナに、
いつの間にか碧い実がぶら下がっています。



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雨がすきなのか、今年は例年よりもずっと数が多いようです。



秋の熟した実と紅葉はこちらで 


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by lapisland2 | 2012-07-25 01:14 | Shrub | Trackback | Comments(0)

イングリッシュ・ラベンダー



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大好きなイングリッシュ・ラベンダーも、
今年はいつもより1ヶ月近く遅いようです。


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ドライフラワーにするには、
これくらいで切るといいのですが・・・
それがなかなかできないで迷っているうちに、
いつも開き切ってしまいます。

雨続きで、どのラベンダーも形が乱れに乱れています。
今年はそれを理由に、早めに刈り取ってしまった方がいいかもしれませんね。



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by lapisland2 | 2012-07-14 17:51 | Shrub | Trackback | Comments(2)

♪ 卯の花の匂う垣根に ♪




      ♪卯の花の匂う垣根に、ホトトギス早も来鳴きて、
                          忍音もらす 夏は来ぬ♪


卯の花(ウツギ)の咲く頃になると、
知らず知らずのうちにこの歌を口ずさみたくなりますね。


イギリスでは、どちらかというと、
卯の花でも八重の方に人気があるようで、
うちにあるのも八重のウツギです。


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♪卯の花の匂う垣根に♪ とは言うものの、
ウツギの花に香りはないと思いますが、
この花と同じ頃に咲くバイカウツギはとてもいい香りがしますので、
混同しているのかもしれませんね。
それとも、白い花が溢れるように咲き誇っているさまを
「匂う」と表現したのかもしれません。

残念ながら、こちらにはホトトギスはいませんが、
卯の花の咲く頃には、庭は子育てをする鳥たちのさえずりでいっぱいになり、
バイカウツギとともに短い夏の訪れを告げる花の一つです。


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名前の由来は「空木」(ウツギ)ですが、
その名が示すように枝の中が空洞になっています。
「空木」が旧暦の卯月(四月)頃に咲くことから、「卯木」になったようですね。


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この花も前住人から引き継いだもので、長い間放置されていたこともあって、
他の樹木やシュラブの間からひょろりと伸びた枝の先に花を付けていますが、
それはそれでまた風情があっていいかしらと思っています。



学名:  Deutzia crenata f. candidissima
英名:  Double deutzia
和名:  シロバナヤエウツギ(白花八重空木)



[追記]
同じ八重咲きでも、花弁の外側がピンク色に染まるものがありますが、
それはサラサウツギ(Deutzia crenata f. plena)です。

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by lapisland2 | 2012-06-28 23:06 | Shrub | Trackback | Comments(0)

可憐な枝垂れモックオレンジ


Philadelphus(バイカウツギの仲間)はイギリスの気候に合っているせいか、
種類も多くよく植えられています。
花後の剪定さえきちんとしておけば、耐寒性もありとても丈夫なシュラブで、
手が掛からないせいもあって、どこの庭にもあるといってもいいくらいです。
この花が咲く頃は、街を歩いていてもどこからか
オレンジの花に似た甘い香りが漂ってきます。



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うちの庭には、前住人から引き継いだバイカウツギが何種類かありますが、
その中でも一番好きなのは、この'Avalanche'という品種で、
花も葉も小ぶりで、緩やかにアーチを描いて枝垂れ咲く花は、
何とも言えない可憐な雰囲気があります。


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枝垂れ咲く姿を見たくて、ついついゆるい剪定になってしまうので、
狭い庭には少々大きくなり過ぎてしまって、
今年はかなりの強剪定が必要なようです。


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学名:   Philadelphus x lemoinei 'Avalanche'
英名:   Mock Orange
和名:  セイヨウバイカウツギ(西洋梅花空木)の一つ

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by lapisland2 | 2012-06-26 08:25 | Shrub | Trackback | Comments(11)