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カテゴリ:Shrub( 47 )

初秋を告げるブルーの星 セラトスティグマ



今日は秋分の日。
中旬まで続いた熱波も、そのあとの嵐と共に過ぎて行ったのか、
ようやく涼しくなってきたイギリスです。


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初秋を感じる花はいくつかありますが、
このCeratostigmaもそのひとつ。


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目に染みるブルーの色は、澄み切った秋空を思わせます。


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そして、秋が深まるにつれて、葉も少しずつ色づいて秋色になってきます。


英名にはHardyが付きますが、実のところはそれほど耐寒性がなく、
冬越しできない年もありますが、
平年並みの冬であれば、春に強剪定をしてやれば、新芽が吹いてきます。
水はけがよく、日当たりのよいシェルターな場所を選んで植えるようにします。
いくつか品種がありますが、最も耐寒性のあるのはC.willmottianumになります。


学名:Ceratostigma willmottianum
英名:Hardy Plumbago
和名:アルタイルリマツリ






[追記]
来週から日本です。
8月の庭便りは、またのちほど日本滞在中に。
とは言うものの、
日本に帰るといつもイギリスのことはすっかり忘れてしまいますので、
まあ、覚えていればのことですけれど。



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by lapisland2 | 2016-09-22 23:45 | Shrub | Trackback | Comments(2)

夏の庭を彩る花 ファイジェリアス



ジャングル状態の夏の庭では、
放りっぱなしでも長く花を付けてくれるプランツはありがたいものです。




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6月初め頃からファイジェリアスが花を付け始めましたが、
7月に入ってからの気温上昇で、元気いっぱいに咲き続けています。




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「外がコーラルレッドで、中が黄色」と書き表すと
派手な色合いの花のように思いますが、
一輪一輪の花はそれほど大きくないので、たくさん咲いても暑苦しい感じにはならず、
私にとってはお気に入りの夏の花の一つになります。

南アフリカ原産のファイジェリアスには、
Phygelius capensisと Phygelius aequalisの2種類の原種があります。
Phygelius capensisは、花が茎の周り全面に付き、
Phygelius aequalisは、花が茎の片方にだけ付くので
すぐに見分けることができます。

どちらも1m以上の高さになりますが、
英国で作成された園芸種もいろいろ出回っていて、
色もローズ、赤、オレンジ、黄色、クリーム色などさまざまあり、
サイズも小さめのコンテナー向きのものもあります。



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拙庭に咲くファイジェリアスは、
Phygelius x rectus 'Winchester Fanfare'ではないかしらと思います。
'Winchester Fanfare'は60~90cm位の高さになるのが普通なのですが、
半日陰の拙庭では天候のよい夏には1.5~1.8mくらいまで延びます。
たぶん、日向ではもう少し低い高さをキープできるのではないでしょうか。
(ひょっとしたら別の品種なのかもしれませんが、
何種類ものファイジェリアスを植えて耐寒性を確かめたので、
残っているのが一体どれだったのかわからなくなってしまいました。)



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とても花期が長くて、うちでは6月頃から晩秋まで次々と咲き続けてくれます。
(南部やロンドンなど暖かい所では5月頃から11月まで咲き続けます。)



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花期が長い上にあまり土を選ばず、水はけがよく肥沃で、
日向でさえあれば、殆ど手の掛からないプランツです。
拙庭のように半日陰であっても、冷夏でない限りよく花を付けてくれます。
(自生地では川辺りや湿気た傾斜地に生えるとのことですので、
夏に水切れにならないように気をつけるといいでしょうね。)

ただ耐寒性はもう一つなので、南向きのシェルターな場所を選んで植えるようにします。
(耐寒性は、Phygelius capensisの方が少し強いようです。)
私の場合は、晩秋に根元をコンポストなどでマルチングして、フリースで覆うようにしています。

私の好きなのはレモンイェローのファイジェリアスで、
これはサイズも少し小さめで、狭い庭向きではあるのですが、
残念ながら、耐寒性がもう一つで、うちではなかなか冬が越せません。
取り込む場所のないうちでは、1年ぽっきりになることが多いですね。

Phygeliusは分類ではシュラブに入ると思いますが、
Phygelius capensis以外の園芸種は、
暖地では宿根草扱い、寒冷地では1年草扱いになります。
冬越しができるようなら、春に根元15~20cmくらいの所まで切り詰めて、
毎年新芽を更新します。

サイズの小さい園芸種のものは、冬場は温室や室内に取り込めますし、
1年草扱いの場合でも、簡単に挿し木で更新できます。
また、種からも簡単に育てることができます。
それと、サッカーがよく出るので、
それをレイヤードして増やすのも簡単です。

この花は古いウォールドガーデンで時々見かける程度で、
庭に植えられることは少ないのですが、
もっと見直されてもいいプランツではないかしらと思います。
ハミングバードのお気に入りの花のようですが、
蜂たちにもとても人気があっていつもブンブン群がっています。

英国では Cape Fuchsiaと呼ばれることが多いのですが、
花の形はハーディヒューシャ(耐寒性フクシア)に似ていますが、
ヒューシャ(フクシア)の仲間ではなく、
フォックスグローブやペンステモンの仲間になります。



学名: Phygelius x rectus 'Winchester Fanfare' (たぶん)
英名:  Cape Fuchsia


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by lapisland2 | 2015-08-16 02:03 | Shrub | Trackback | Comments(12)

冬でもあおあお サンダンス




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暗くて長い冬の間も、鮮やかなライムグリーンの葉を楽しませてくれるチョイシア(Choisya ternata Sundance)は、
イギリスの庭には欠かせない貴重なシュラブです。

4~5月に英名のMexican orangeが示すように、オレンジの香りのする白い花をたくさん付けますが、
夏にいい天候が続いた時には秋にも二番花を付けてくれます。
花だけでなく常緑の葉にも独特の強い芳香があります。
(この匂いは、好き嫌いがあるかもしれません。
 触った後は手を洗わないといつまでもきつい匂いが残ります。)

水はけさえよければあまり土を選ばず、
日向であれば Sundance の名が示すように、一年中艶々した黄金色の葉をつけますが、
拙庭では半日陰なので、黄金色ではなくライムグリーンになってしまいます。
でも、日向の場合は、夏に葉が日焼けする場合も多いので、
私自身はこのライムグリーンの色合いを楽しんでいます。

自生地は、北米南部(アリゾナ、ニューメキシコ、テキサス)からメキシコにかけてなので、
耐寒性はそれほど強くありませんので、シェルターな場所に植える必要があります。
寒い冬には枯れ込むことがありますが、枯れた枝を刈り込んでおけば、
いつの間にか他の部分が欠けた枝を補うように伸びてきます。
剪定はしなくてもドーム型に整いますが、
花後にトリミングしておけば、すぐに新葉が広がり程よい大きさを保つことができます。

属名のChoisya はスイスの植物学者Jacques Denis Choisyの名にちなんでいます。




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コンポストボックスの目隠しに植えてからかなり年数が経っていますので、
一部が枯れて、下の方の葉も無くなっていますが、
春になれば、足元はシダやグランドカバーのプランツがうまく隠してくれます。
1.5mX1.5m




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5月の花の頃。
強風の吹く当地では、冬を越す頃になると先端の葉が汚くなりますので、
うちの場合は春先にトリミングをすることにしています。
そのため花は少ないのですが、新緑が最も美しい季節です。




学名: Choisya ternata Sundance   AGM
英名: Mexican orange Sundance
流通名:チョイシア テルナータ サンダンス



[追記]
黄金葉でない普通のChoisya ternataは濃い緑色の葉をつけますが、
花の時期には、白い花がくっきりと映えてとてもきれいです。
またボーダーの後ろなどに植えると、前に植えた花を鮮やかに目立たせてくれます。



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by lapisland2 | 2015-03-26 08:30 | Shrub | Trackback | Comments(6)

アジサイの季節




今年は冬からずっと暖かい日が続いたせいか、
6月の中頃からアジサイの花が咲き始めました。
例年よりも1ヶ月以上早い開花です。

日本では紫陽花は6・7月の花で、梅雨の最中に爽やかな美しい色を見せてくれますが、
日本の暖地に比べると1ヶ月ほど花の遅れるイギリスでは
どちらかというと夏から初秋にかけての花になります。

アジサイは故郷の市花でもあり、子供の頃から親しんだ懐かしい花ですが、
残念ながら石灰岩の多いイギリスの地に咲くアジサイは、
日本のようにブルーの花は少なく、ピンクの濃淡や濃い赤系統の色になります。
たまにスコットランドなどの旅先でブルーのアジサイに出会った時には、
同行の英国人に不審に思われるくらいに感動の声をあげるほどです。

また、車で南西部を旅して西に走っていくと、
突如としてアジサイの花色がピンクからブルーに変わる地域があり、
ああ、コーンウォールに近づいて来たなとわかるような面白い体験もあります。

思い出の中にあるような青い紫陽花の花を咲かせるために、
こちらに来てから随分長い間、あらゆる苦労(!)を重ねてきました。
青い花が咲く品種の紫陽花をいったい何鉢買ったことでしょう!
(売られている鉢植えのアジサイは薬品処理で青い色にしてありますので、
翌年からの花はピンクに変わってしまうのですが・・・
わかっていながら、ついついきれいな青い色に惹かれて買ってしまっては、
あとでがっかりするのを何回繰り返したことか。。。)

水遣りはすべて溜めて置いた雨水を使い、
培養土は、酸性土好みの植物用に作られているエリカシアス・コンポストを、
年に一度は花色をブルーにしてくれると言う魔法の薬をふりかけて・・・、
いかに手立てを講じても、
紫陽花の花は頑固にピンクの色を保っています。

今では、ピンクや赤のアジサイも、
それはそれでいいじゃないかとすっかり諦めの境地に至りました。
それに、白い花ならば、土に関わらず白い花を咲かせてくれますものね。




と言うことで、まずは白いアジサイから。


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これは友人宅のアジサイから挿し木をとったもので、今年が始めての開花になります♪
自分で種まきや挿し木から育てて、
初めて花が咲いた時のうれしさは何ものにも代え難いものがありますね。

Hydrangea macrophylla  'Madame Emile Mouillere'  (たぶん)





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これくらいで止まってくれれば、ピンクの花も可愛いのですが・・・。





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日本で人気のあるアナベルは、
残念ながら日陰で雨の多いうちの庭には合わないアジサイです。
これくらいの時はいいのですが、
大きくなると細い茎は大きな花を支えきれず、四方八方にだらしなく広がって、
見苦しい姿になってしまいます。

Hydrangea arborescens 'Annabelle'





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これは比較的新しい品種ではないかしらと思いますが、
花のない時期も、黒紫色の茎はなかなか渋い感じです。





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そして、ウズアジサイは雨ばかりの秋や冬を越したせいか、
ピンクに少しブルーが掛かった微妙な色になっています。
でも、暑さが続いていますので、雨水だけでは足りなくて、
水道水を与えていますので、もうすぐピンクに戻ることでしょう。

大きくなり過ぎたので、春にばっさりと株の三分の一を伐採しました。

ウズアジサイの詳細については→



カシワバアジサイも今年は例年よりも早くから花を付けていますが、
それはまたの日に。


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by lapisland2 | 2014-07-20 03:43 | Shrub | Trackback | Comments(4)

ラベンダーを待ちながら





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ラベンダーは、小さなつぼみが上がってから、
花開くまでの長い長い待ち時間が何よりも楽しみです。

庭に出る度に、少しずつ強くなる香りを感じながら、
まだかしら、まだかしら。。。






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そして、あまりに長い間待ち過ぎて、
毎年切るタイミングを逃してしまいます。



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by lapisland2 | 2014-06-18 04:29 | Shrub | Trackback | Comments(2)

「リラ冷え」の季節に咲くライラックの花



樫の木も少しずつ小さな葉っぱを広げ始めています。
雨の日が続いているので、新緑の鮮やかな色がなおさら目にしみるようです。
朝晩はまだ冷え込む日も多く、「リラ冷え」の言葉を実感する季節ですが、
散歩の途中の家々の庭には、ライラックの花が溢れるように咲き誇り、
甘い香りが漂ってきます。


拙庭でも半月ほど前から白いライラックの花が一足早く咲いていますが、
先週辺りから紫色のライラックが咲き始めました。
蕾の時の濃い紫色が好きなのですが、
残念ながら花が開くにつれて、
その名の通り、ライラック色に変化してしまいます。



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三分咲きの頃。




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七~八分咲きの今は、こんな色に。
これが満開になると、もっと明るいライラック色になってしまいます。





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蕾の頃は、かなり濃い紫色。


いつものように、赤から青、紫に欠けての色はどうもうまく写ってくれませんね。
残念ながら、肉眼で見るような色は出てくれません。



学名:  Syringa vulgaris (品種名は不明)
英名:  Lilac
和名:  ムラサキハシドイ(紫丁香花)
流通名: ライラック、リラ




[追記]
この家に越して来た時、小さな庭にはなぜか8本ものライラックの木が生えていて、
しかもその殆どが大きくなる種類のライラックだったので、庭のかなりの部分を占めていたのですが、
白とライラック色を1本ずつ残して、後は伐採してもらったという経過があります。

そのあとに土を盛って、今は相方がJapanese Pateoの小山に作り変えていますが、
10年以上経っても伐採あとから毎年ひこばえ(蘖)がたくさん出てきます。
可憐な花からは想像もつかないほど、ライラックはタフな植物のようです。
よほどの広い庭でない限り、大きくなる種類のライラックを植えるべきではないでしょうね。


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by lapisland2 | 2014-05-09 21:09 | Shrub | Trackback | Comments(6)

春の香り  沈丁花




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関西人の私にとって、春になくてはならない花、それはもちろん沈丁花です。
街にも庭にも沈丁花のなんとも言えないあの芳しい香りが満ちると、
「ああ、春だなぁ」と実感したものです。

ところが、石灰分の多いイギリスの土に沈丁花は合わず、
何回トライしても結局は枯らしてしまいます。
枯れなくても、下葉が落ちたり葉色が冴えなかったり。
でも、春にはどうしても沈丁花の香りがほしくて、今は鉢植えで楽しんでいます。

エリカシアスコンポスト(酸性土)に植えて、水遣りは雨水のみにします。
(イギリス南東部の水道水は石灰がきついので、結局は枯らしてしまうことになりますので。)
耐寒性もそれほどないし、拙庭のような風のきつい庭では
冬は鉢を取り込んだり、フリースを掛けたりする必要があります。

根が弱いプランツなので、本来は植え替えの必要のない地植えがいいのですが、
鉢植えの場合は、植え替えの時は根を傷めないように細心の注意が必要になります。
それと、水はけのいい土を好むので、
地植えの場合でも、日本では少し土を盛り上げた所に植えていたのを思い出して、
鉢植えの場合もそれに近いような状態にしています。



日本の植物は、イギリスの土に合わないものが多いので、
日本では簡単に育つものでも、こちらでは栽培の難しいものがけっこうあります。




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これは葉っぱの縁にクリーム色が少し入る斑入りなので、
花のない時期にも楽しめます。

いきなりやって来た春に、急いでフリースをはずすと
最初の数輪が開き始めていました。
雨と強風の連続だった長い冬を乗り切ってくれたようです♪





学名: Daphne odora 'Aureomarginata'     AGM
英名: Variegated Winter Daphne
和名: フクリンジンチョウゲ(覆輪沈丁花)


[追記]

沈丁花は全草が有毒で、汁にかぶれることもあるので手袋をはめるなどの注意が必要です。


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by lapisland2 | 2014-03-16 21:05 | Shrub | Trackback | Comments(8)

初冬に輝く黄金の花



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このありふれたシュラブに「初冬に輝く黄金の花」なんて、
たいそうなタイトルを付けましたが、
これももっと見直されてもいいプランツではないかしらと思います。

イギリスの古い庭園には必ずと言っていいくらいに植えられていますが、
一般家庭の庭では、流行遅れのプランツだとみなされているのか、
年配の人の住む家の庭でたまに見かけるくらいでしょうか。

日本では和風の家の玄関先や街角に植えられて、
その存在に気づく人もいないようなありふれたプランツですよね。



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でも、花が少なくなる秋に咲き始め、年を越してもまだ咲き続ける黄色い花は、
暗いイギリスの冬の庭にお日さまに代わって輝く光を与えてくれます。

拙庭には10月の中旬から年明けにかけて花を付けるMahonia × media 'Charity'、
年が明けてから咲き始めるMahonia japonica、
そして春になってから咲き始める Mahonia aquifoliumと三種類のマホニアがありますが、
花のない時期も強靭で艶のある葉っぱには造形的な美しさがあると思うのは、
私だけなのでしょうか。

耐寒性が強く、場所を選ばず土を選ばず、鋭いギザギザの葉は害虫を寄せ付けず、
大きくなり過ぎたらばっさりと切リ詰めることもでき、
品種によっては見事な紅葉を見せてくれます。
花の少ない時期に虫や蜂に蜜を与え、黒紫のベリーは鳥たちの餌になり、
そして、冬の冷たい空気の中に甘い香りを漂わせます。
背の低いMahonia aquifoliumなどは、垣根に仕立てて泥棒除けにもなります。



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そして、この国でマホニアを育てて発見したもうひとつのボーナスは、
Blue titという小さな鳥がこの花の蜜を大好きだということ。
花が咲く頃には常に5・6羽が群れています。
寒くて凍えるような冬の日に窓の外を見ていると、
花や葉っぱが揺れている時は、必ずこの鳥たちが楽しげに蜜を吸っています。
小さな鳥がトゲトゲの葉っぱに飛び込んで行く姿は、
勇敢でもあり微笑ましくもあります。
他の大きい鳥にはきっと真似ができないことでしょうね。





学名: Mahonia × media 'Charity'
英名: Oregon grape 'Charity'
和名: ヒイラギナンテン(柊南天)




[追記]
Savill Gardenにはマホニアのナショナルコレクションがあり、
他では見られないような美しい葉っぱのマホニアも植わっています。
またいつか紹介できたらと思います。

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by lapisland2 | 2013-12-19 04:43 | Shrub | Trackback | Comments(10)

初冬に咲くまるいぼんぼりの花




初冬の庭に、ファツヘデラとヤツデの花が咲いています。
毎年木々の落葉が始まる頃に雪洞のようなちいさな丸い蕾をつけて、
霜が降りてもなんのその、冬の光を受けて元気いっぱいです。


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ファツヘデラの新葉は霜が降りると真っ黒になってしまいますが、
つぼみは寒さに耐えて、花を開きます。




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そして、ヤツデの花もファツヘデラと前後して、咲き始めます。
暖冬の年には春まで残った黒い実は鳥たちのご馳走になります。
(空に向かって伸びたつぼみは天を見上げて撮ったので、変な写真になりました。)



派手な花ではありませんが、冬の訪れと共に咲き始める花は、
人々の心の中にもちいさな雪洞を灯してくれます。
(私は開いた花よりも蕾の間が好きなのですけれどね。)




少し暖かい日にでも、この花を見かけたらじっくり観察をしてみてください。
不思議がいっぱいのこの花にきっと魅入られることと思います。


それにしてももっと不思議なのは、
こんなに寒い中、蜂も虫も冬眠に入ってしまったのに、
交配するのはいったい誰でしょう。





以前に書いた
ファツヘデラについての詳細は→
ヤツデについては→


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by lapisland2 | 2013-11-28 01:54 | Shrub | Trackback | Comments(10)

デビッドさんのビバーバム





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Viburnum davidiiの実が少しずつ色味を帯びて来ました。
もう少し秋が深まってくる頃には、メタリックなダークブルーに染まります。

一見、何の変哲もない濃い緑のゴワゴワした分厚い葉っぱのシュラブなのですが、
この深い皺を刻んだようなスジの入る葉っぱが、なんとも言えず渋いんですよねぇ。

暗いイギリスの庭に、地味なこのシュラブは重い感じがするかもしれませんが、
こういうしっかりしたテクスチャーのダークな背景があってこそ、
斑入りの葉やさまざまな花たちも引き立つと言うものです。
バラにクレマにクリローだけの庭なんて、それこそ深みも何にもないというものです。
(こういうことを書くと、日本の所謂イングリッシュ・ガーデン熱狂者の人々には総スカンを喰らいそうですが、
まあ、そういう方たちが覗きに来られるようなブログでもないので、良しとしましょう。)

常緑の背の低いこのシュラブは、日当たりから日陰まで場所を選ばず育つので、
グランドカバーにも向いていますが、極端に乾燥する場所は避けるようにします。
植え付けの時に、腐葉土やガーデンコンポストをたっぷり入れることと、
夏場の水切れに注意すれば、まったく手の掛からないプランツです。
何もしなくても自然にドーム型にまとまりますが、もし形が崩れた時の剪定にはご注意を!
他のシュラブのように、伸びた箇所をチョコチョコやると手に負えなくなってしまいますので。
伸び過ぎた枝は、根元からバッサリ切ってしまった方がいいようです。

メタリックなダークブルーのベリーは、秋から冬の間 鳥や人を楽しませてくれますが、
このプランツは dioecious(雌雄別種)ですので、ベリーを付けるためには雌雄二株が必要になります。
でも、葉っぱだけでも十分に植える価値はありますよ。

原産地は中国西部で、英名のDavid's Viburnumは発見者のJean Pierre Armand David に
ちなんでいます。


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            (5月頃に地味な白い花が咲きますが、これは4月に蕾が付き始めた頃に撮ったもの。)




学名: Viburnum davidii   AGM
英名: David's Viburnum


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by lapisland2 | 2013-10-11 22:51 | Shrub | Trackback | Comments(6)