7月の庭仕事



6月は毎日雨+強風のひどい天候が続きましたが、
7月に入り少しずつ安定して来ています。
昨年の7月上旬は、ヒースローで37℃を超える猛暑になりましたが、
それと比べると今年は平年並みの20℃前後です。
雨続きだったせいで、庭は葉っぱばかりが茂り、すでにジャングル状態になっています。
緑の濃さに比べると、日照時間が少なかったせいかどの花も花付きが悪く、
あるいは雨の中で咲き急いでしまいました。

と、ここまで書いたのは上旬のこと。
中断している間に、いきなり天気は急変し、
中旬からミニヒートウェーブがやって来ました。
今日はうちの辺りでも32℃。
1年ぶりに日本の夏のような暑さです。

近頃は体調のこともあり、できるだけ手をかけない庭を志していますので、
植物たちは、勝手に勢力争いをして、
強いものは勢いを増し、弱いものは淘汰され、
あるいは消えたと思っていたものがまたサバイブしていたりと、
自然に近い状態になりつつあります。
不思議なことに、と言うかそれが当たり前のことではあるのですが、
人の目からは荒れた庭に見える庭の方が、
鳥たちや小動物たちには恵みあるやさしい場所になるようで、
一日中彼らの賑やかな姿やさえずりが途切れることはありません。
いかに人が手をかけた「庭」というものが、人工的なものであるかを
実感しているこの頃です。

取りあえず、忘れないために庭仕事のメモは入れておきますが、
この殆どの庭仕事をやらなくなっていることを白状しておきます。



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☆水遣りの工夫をする

◎特に毎日の水遣りが必要なもの
ハンギングバスケット・ポット・コンテナー植えのプランツ、
植えたばかりのプランツ(6月に移植したばかりの1年草も)、
ダリアやヒューシャなど

◎それ以外は、毎日だらだらと水をやるのではなく、
週のうち2・3回たっぷりやる方が効果的で、
植物に日照りに対する抵抗力もできる

◎ホリデーの間の水遣りの事を考えておく
(お隣りや友人に頼む、鉢植えやハンギングはまとめて日陰に移しておく、
自動水遣り装置を設置するetc.)

◎water butt(雨水の貯水タンク)を設置する

◎台所やお風呂の'grey water'の再利用をする
野菜を洗った水など、有毒な化学物質が使われていない限り、
庭の水遣りに再利用できる

◎マルチングが遅れている場合は、今からでもやっておくとよい

☆雑草抜きを定期的にして、同時に害虫もチェックする

☆引き続き、2年草の種まきをする
(寒い地方では中旬までに済ませる) 

 foxglove, honesty(Lunaria annua), evening primrose,
ワスレナグサ、ウォールフラワー、ダイアンサス(ナデシコやカーネーション)、
カンタベリーベルなど

☆引き続き、softwood と semi-ripeのcutting(挿し芽・挿し木)をする

 多年草ウォールフラワー、ペンステモン、カンパニュラ、バーバスカム、
Lamium maculatum、 diascia(ディアスシア)、pinks(ナデシコ類)、
perovskia、パラゴニウム、コリウス、 バーベナ、クレマティス、ラベンダー、シュラブ類など

☆耐寒性クライマーやシュラブのlayering(根伏せ)をする

 アケビ、アイビー、ウィンタージャスミン、ライラック、
クレマティス、campsis など

☆挿し芽・挿し木の根付いたものを、定植する

☆スィートピーの花を切る

(スィートピーは種を付けると、途端に花を咲かせるのを止めるので、
 花が咲いたら次々切り取って切花にする)

*ウドンコ病を防ぐために、朝早く根元にたっぷり水遣りをする

☆hedge(垣根)の刈り込み

 *遅くても9月初めまでには済ませること!

 *電動機具(electric trimmer)を使う時は、ゴーグルや手袋などの装備を忘れずに!

 *hedgeのすぐ傍にボーダープランツを植えないようにする(そこだけハゲになってしまう)

 *下に行くほど少し広がる感じで刈り込むと、根元までよく日が当たる

☆花が終わったベディングプランツを刈り取る

 *ルピナス、デルフィニウム、バーバスカムなどは二番花のために
  花茎を根元から切る

☆二番花の咲くものや、花期の長いものはカットバックして、
 水と肥料を与える

☆アルカミラモリス、ワスレナグサ、アクィリジア(西洋オダマキソウ)、
 スカビオサなど増えると困るものは、花が終わったらすぐに花茎を切って、
 種を飛ばさないようにする

☆ラベンダーの花が終わったら、すぐに花茎を刈り取って、
 コンパクトな形をキープする

*ドライフラワーやポプリを作る時は、花が色づいて開き切る前に、
 花茎の元の部分から切り取って、温室やシェッドに吊るして乾燥させる

☆晴れた日を選んで、種採りをする

 保存するものは、密封容器に入れて冷蔵庫に
 そうでないものは、すぐに蒔く

☆落葉性のマグノリアの剪定が必要な場合は今の時期にやるとよい

 *葉全体の25%以内に留めること!

☆春咲き球根の堀り上げと株分け

◎チューリップ、ヒヤシンス・・・毎年
 水仙・・・2~3年毎
 その他のものは混み合って来たら適当に

*ただし、私の経験ではイギリスでは原種などを除いて
 チューリップは1年限りで、
 毎秋新しい球根を植えるほうが良いように思います。

◎堀り上げて乾燥させた球根は、根をハサミで切り、
 痛んだ所を取り除いて浅い箱などに入れて、涼しい場所に保管する

*オフセット(分球した小さな球根)は、
 花が咲くまでに2~3年掛かるので、気長に待つ

☆混み合っているジャーマンアイリスの株分けをする

(古い真ん中の部分を捨てて、周りの若い部分だけを残す)

*根塊が地面から見えるように浅植えして、葉を半分の長さに切る

*クレイなど重い土の場合はグリットを混ぜてから植えつける

*bonemealをドレッシングしてやる

*イギリスでは、S&Sの被害に注意すること!

☆秋咲き球根を植える

 コルチカム、ネリネ、オータムクロッカスなど

☆ウィステリア(藤)の夏剪定をする

 (7月に20~25cm、冬に5cmほど剪定する)

 剪定後、カリ分の多い液肥を与える

*新しく植えたものは剪定しないこと!

☆樹木やシュラブのサッカー(ヒコバエ)を根元から切る

☆2週間毎にコンテナーやハンギングバスケットに肥料を与え、
 小まめに花がら摘みをし、伸びすぎたものは切り詰める

☆ダリアがグングン成長する時期なので、
 2週間毎の肥料と毎日の水遣りを欠かさずに

☆ダリア、ユリなど背の高いプランツに支柱を立てる

☆バラの花がら摘みを忘れずに!

 *2番花のために、花の咲いた3芽下で剪定する

 *6月にやらなかった場合は、hoeingとマルチングをする

 *肥料は7月末までに終えること!

 *黒点病とウドンコ病の発生に注意する

☆今の時期、カイガラムシが発生しやすいので注意する
 見つけた場合は、ブラシで擦り取って石鹸水を吹いておく

☆引き続き、リリービートルの成虫と幼虫を取り除く

☆ウドンコ病を防ぐため、バラ、クレマティス、ハニーサクルなどに
 十分な水やりをする

☆ホスタの周りにコパーテープを巻く

 地植えのものには、コパーリングやグリット、
 貝殻や卵の殻を砕いたものや、トラップなどでS&Sの被害に備える

*S&S(ナメクジとカタツムリ)の駆除剤については、
 前にも書きましたが、Metaldehydeが主成分のものは絶対に使用しないように!
 毒性がきついので、鳥や小動物、ペットに影響があります。

☆ハウスプランツの植え替え

☆ハウスプランツに毎週液肥を与える

☆定期的に芝刈りをする

 *日照りが続くようなら、短く刈り過ぎないようにして、
  刈る回数も減らす

  (草刈機の刃を40~50mmに設定する)

*エッジングも忘れないように!

(芝生のエッジをきちんと刈ると、グンと見栄えがよくなりますよ!)

☆コンポストの切り返しをする

 *コンポストが乾いていたら、水を掛けるのを忘れずに!



☆池の管理

◎水温が上昇する時期なので、スイレンやホテイアオイなどで、
 魚たちに日陰を作ってやる
 日陰を作ることで、algaeの増えるのを抑えることもできる

◎algaeを取り除く方法

 *薬品を使わないエコ的な方法としては、barley straw(大麦の藁)を丸めて
  ネットの袋に入れたものを池に浮かべる。

  4週間毎に新しいものに取り替える。

(ガーデンセンターなどで既製品も売られているが、
 材料が手に入る場合は簡単に作ることができる)

◎気温の上昇につれて、水中の酸素の量が少なくなって、
 魚が水面でパクパクし始めるので、水を補給する
 できればwater buttの水を使う

 *水道水の方がalgaeが発生し易いとのこと

 *小さな池の場合、噴水の設置や水の循環装置をつけて、
  水が動くようにするのもよい

◎魚の数、水生植物や水辺の植物などの
 バランスがとれているかどうか、常にチェックする

◎blanketweed や duckweedを取り除く(暑い時は週に1回)

 太陽光線の強くなるこの時期は、急激に増えるので注意する

◎スイレンに付くaphidに注意する

 ひどい害がある前に、ホースの水で洗い流す

 (水の中に落ちたaphidは、魚が食べてくれる)

◎spiral snail(タニシ)は、池の水を綺麗にしてくれるが、
 スイレンの葉も食べるので、数をコントロールする

 *キャベツの葉を水に浮かべておいて、翌朝チェックすると
  タニシがたくさん付いているので、処分するとよい

◎枯れたプランツが水中に落ちないように、気をつけて取る

◎ネットを張ってある池は、トンボの孵化に備えて外しておく

◎カエルの出入り口を作ってやる




★★畑仕事については菜園日記の方に書き込んでいます。

☆★これはイギリス南東部基準に書いていますので、
  日本とは少し違ったところもあります。
  お住まいの地域の気候に合わせて、作業を前後して下さい。
  内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。









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by lapisland2 | 2016-07-19 16:30 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(2)

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Commented by wilmslow at 2016-07-20 15:55
続けてコメント、失礼します(汗)
でも、lapisさんの書かれるこの毎月の庭仕事を見ないと、私、自分に喝がはいらないんですよ、って言いたくて(笑)。これがアップされると、さて今月もがんばろうって気になるんですよ~。

今年はこちら、powdery mildewの活動が早いんですよ~。
8月には日本に帰省するので、もう病気が広がりつつある豆とかは、抜いてから出発します。(どうせ主人は出張でいないだろうし)

あと、暖冬だったせいか虫がすごく多いです!
でも野鳥の訪問も多いので、助かってます~。
Commented by lapisland2 at 2016-07-20 19:05
wilmslowさん、おはようございます。
月初めにと思いながら、殆ど放置ブログになってしまっているので、
入れるのがいつも遅くなってしまいます。

こちらも先月は降らない時もどんより+強風だったので、
powdery mildewの発生は早かったです。うちの場合は一番最初にアジュガがやられるので、出たらすぐに刈り取ってしまうのですが、今年は2回目の発生が今来ています。
薬を使わないと、こういうのはどうしても毎年出てきますよね。
気を付けて出やすいものにはしっかり水やりをしてはいるのですけれど・・・。
今年は初めてスパイリアの葉に出て、先週丸刈りにしたところです。
こちらも雨続きのあとの高温で、虫たちは大喜びしていますよ。

豆類、そちらはrustは出ないですか?
夏の終わりに必ずやられるので、出たら終わりだと思って引き抜くことにしています。
スィトピーは花が最盛期の頃になるとすごいpowdery mildewで真っ白になってしまうので、花はまだまだ咲き続けていても引き抜くことになりますね。
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