季節はどんどん駆け足で過ぎて行って、
嵐と共に桜も散ってしまいました。
好天気の長く続いた4月のせいで、今年は何もかもが早くて、
二週間ほど前から雑木林の中は、ほんのりとブルーに染まり始めました。
あっという間に過ぎてしまうブルーベルの季節ですが、
幸いなことに、先週末からの雨と気温の低下で、少し足踏みをしていたようで、
うちの近辺では例年通り5月上旬の開花になったようです。
たぶん、この週末が見ごろだったかもしれません。
残念なのは、今年は秘密のブルーベルの森に行けそうにもないこと。
そこに辿り着くには傾斜のきつい地道を
かなりの距離登って行かなければならないのですが、
雨でも降ろうものなら、泥に足をとられて身動きできなくなってしまいますので、
今の私の脚では少々難しいのです。
人に見せるための森ではないので、森の中をゆっくり歩きながら、
遠くまで続くブルーのさざなみとそのやさしい香りを楽しんでいても、
聞こえて来るのは鳥たちのさえずりや栗鼠の駆け回る音だけで、
人に出会うことはめったにありません。
ブルーベルの花には、随分と思い入れがありますので、
改めて書くことになると思います。