アガパンサスは夏には欠かせない爽やかな花ですね。
私にとってこの花は、
夏になるといつも庭にいっぱい咲いていた子供の頃の思い出に繋がる花です。
小さい頃、「アガパンサス」が発音できなくて、「アカパン」「アカパン」と呼んで、
それがいつしか我が家でのアガパンサスの呼び名になってしまいました。
今思うとそんなことも懐かしい思い出です。
さて、拙庭のアガパンサスも長い間爽やかな色を楽しませてくれましたが、
大きい方のは、すでに花が終わって種をつけていましたが、
先週末の強風のために重い頭が折れ曲がってしまったので、
花茎を切り取って、すっきりと葉っぱだけの姿になりました。
アガパンサスは、葉っぱだけでもなかなか見事なものです。
植え替えの時に使った鉢が大き過ぎたせいで、
今年も花茎は5本しか上がりませんでしたが、
ようやく鉢の三分の二まで広がって来たので、
来年はもっとたくさん花を付けてくれることでしょう。
同時に植え替えた小さい品種の方は、一回りだけ大きい鉢を選んだせいか、
すでに鉢いっぱいに広がって、今年は15輪の花を付けてくれました。
水色の大きなアガパンサスが終わる頃に、濃いマルベリー色の花が咲き始めますので、
随分長い間楽しませてくれます。
狭い庭なのでスペースがなく、
どちらも窮屈そうにしているのがちょっと可哀想なのですけれどね。
広い庭で、地植えで何株も密集させると、それは見事な風景になります。