春を告げる使者  ブラックソーンの花




3月になりましたね。
北半球の国では、今日3月1日から「気象学上の春」(meteorological spring)が始まります。

日本と同じように、イギリスでも3月1日はまだ寒さ厳しい年が多く、
三寒四温を繰り返しながら、少しずつ五感で感じる春に近づいて行きますが、
それでも「3月」というだけで、なんだか心が浮き立ちます。



イギリスの春の象徴はラッパ水仙だと思われていますが、
それより一足先に春を告げる使者がやって来ることを忘れてはなりません。

春を告げる使者---それは黒い枝に小さな純白の花を咲かせるブラックソーンです。


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この花がポツポツと開き始めるのを合図にして、
足元ではラッパ水仙やプリムラの蕾も頭を擡げ始めます。




先週、病院への行き帰りに、
牧場を囲む垣根に白い花を付け始めているブラックソーンをみつけました。
洪水が引かず、この辺りの牧場や畑もいまだに大きな池になったままですが、
それでも花を付け始めたブラックソーンを見ると、心が緩むのを感じました。
今年は例年より1週間ほど早く花を咲かせ始めたのではないかしらと思います。


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遠くから見ると霞がかかったように見えるブラックソーンの花が、
野も畑も、すべてを白く染めるのももうすぐです。

春は、すぐそこまで来ています。





学名: Prunus spinosa
英名: blackthorn
和名: スピノサスモモ



[追記]

*まだ体調が戻らず、車から降りて写真を撮ることができませんので、
 画像はlifesgrandeurとwikipediaから拝借しています。

*英国の四季、そして生活に密着しているこのプランツについては、
 また詳しく書き込むことがあると思います。



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by lapisland2 | 2014-03-02 04:42 | 散歩道の植物たち | Trackback | Comments(2)

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Commented by するめ at 2014-03-04 20:40 x
Lapisさんこんばんは。
春らしい写真ですね。ブラックソーンってリンゴかしら?PCで調べるとリンボクってなっていて花が違っていました。あまり日本では見ない花木でしょうか?可愛い花ですね。遠目に見る畑の 白梅のようにも見えますね。
和歌山も随分と春らしい光がいっぱい降り注いでいます。風は冷たいですけどね。今日は図書館まで借りていた本を返しにいってきました。小池真理子さん選の白州正子の随筆集を借りていたのでPCはしばらく休んで読書週間になっていました。
メールでお話した白州さんの本の題名を思い出しました。「雪月花」です。書斎から見る裏庭のシダの写真が印象的でした。
身体の痛みに耐えながらもブログを更新しつづけていられる(白州さんの文でははおられると書かずに必ずい・ら・れ・るとなっています。)Lapisさんに尊敬と感謝です。
Commented by lapis at 2014-03-05 01:08 x
するめさん、こんにちは♪
ブラックソーンのこと、何よりも早く春を告げてくれる木(もしくは潅木)なのに、長い間サンザシだと思い込んでいたんですよ。
と言うのも、今の季節から始まって、この花に引き続いて似たような白い小花をつけるサンザシの花へと引き続いて5月頃まで野も畑の回りも真っ白になるので、てっきり違う種類のサンザシが咲き続けているのだろうと思っていたのです。
(こちらは道路脇や畑の脇に車を止める事ができないので、たくさん生えてはいても近寄って見るのが難しいと言うこともあるのです。)

今年はどうしても、このブラックソーンのことを書いておきたいと思っていたので、
借り物の画像だけになってしまいました。
検索に引っ掛かってくる「リンボク」と言うのは、別物のようですね。

ご心配頂いていますが、昼間の痛みは少し間隔が空くようになってきています。
この一ヶ月間は、痛みを紛らわせるためにたくさん本が読めました。
今は、ヘッセの『庭仕事の愉しみ』を読み返しています。
するめさんに送って頂いた白州正子の本も懐かしく楽しく読ませて頂きましたよ。
ありがとう♪
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