デビッドさんのビバーバム





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Viburnum davidiiの実が少しずつ色味を帯びて来ました。
もう少し秋が深まってくる頃には、メタリックなダークブルーに染まります。

一見、何の変哲もない濃い緑のゴワゴワした分厚い葉っぱのシュラブなのですが、
この深い皺を刻んだようなスジの入る葉っぱが、なんとも言えず渋いんですよねぇ。

暗いイギリスの庭に、地味なこのシュラブは重い感じがするかもしれませんが、
こういうしっかりしたテクスチャーのダークな背景があってこそ、
斑入りの葉やさまざまな花たちも引き立つと言うものです。
バラにクレマにクリローだけの庭なんて、それこそ深みも何にもないというものです。
(こういうことを書くと、日本の所謂イングリッシュ・ガーデン熱狂者の人々には総スカンを喰らいそうですが、
まあ、そういう方たちが覗きに来られるようなブログでもないので、良しとしましょう。)

常緑の背の低いこのシュラブは、日当たりから日陰まで場所を選ばず育つので、
グランドカバーにも向いていますが、極端に乾燥する場所は避けるようにします。
植え付けの時に、腐葉土やガーデンコンポストをたっぷり入れることと、
夏場の水切れに注意すれば、まったく手の掛からないプランツです。
何もしなくても自然にドーム型にまとまりますが、もし形が崩れた時の剪定にはご注意を!
他のシュラブのように、伸びた箇所をチョコチョコやると手に負えなくなってしまいますので。
伸び過ぎた枝は、根元からバッサリ切ってしまった方がいいようです。

メタリックなダークブルーのベリーは、秋から冬の間 鳥や人を楽しませてくれますが、
このプランツは dioecious(雌雄別種)ですので、ベリーを付けるためには雌雄二株が必要になります。
でも、葉っぱだけでも十分に植える価値はありますよ。

原産地は中国西部で、英名のDavid's Viburnumは発見者のJean Pierre Armand David に
ちなんでいます。


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            (5月頃に地味な白い花が咲きますが、これは4月に蕾が付き始めた頃に撮ったもの。)




学名: Viburnum davidii   AGM
英名: David's Viburnum


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by lapisland2 | 2013-10-11 22:51 | Shrub | Trackback | Comments(6)

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Commented by wilmslow at 2013-10-14 10:33
こんにちは♪
います、います。
我が家の前庭に、半分ジャングル化したこの方が(笑)。
私、実は知らずに最初の頃「伸びた箇所をチョコチョコ」やっていたのですが、これをすると返ってすごく増えてくることに気がついて、根元からばっさり切るようになりました(笑)。
今日の記事を読んでいて、「あら~、私のことだわ。lapisさんっったら、どうしてご存知だったのかしら?」って思っちゃいましたよ。

>バラにクレマにクリローだけの庭なんて、それこそ深みも何にもないというものです。(こういうことを書くと、日本の所謂イングリッシュ・ガーデン熱狂者の人々には総スカンを喰らいそうですが

私、この文章に吹き出しましたよ(笑)。
Commented by するめ at 2013-10-14 20:01 x
こんばんは。
10年以上前に別冊「趣味の園芸」にヴィブルヌム・ダヴィデイーって載っていてなんとステキな植物なんでしょうと思っていました。スッキリした濃い緑の葉にブルーの実。いいですね~。庭に植わっているのは見たことがありません。
地味だけど美しい!私もこんなの大好きです。
Commented by lapis at 2013-10-15 01:10 x
wilmslowさん、こんにちは。
相変わらずの雨のイギリスです。

hahaha~、wilmslowさんもチョコチョコやってた口ですか~。
実は私も知らない間はそれやってたんですよ~。
形は崩れるワ、どんどん伸びるワ、で処置無しですよね。
イギリスでは園芸好きの人の庭には必ず樹木の下とかにありますよね。
こちらではサイズの割にはわりと高価なプランツですが、
アメリカでは安いので、街路樹の下や公園などどこにでも植えてあって、
ありふれたつまらないプランツになっていると言うのを読んだことがあるのですが、
どうなのでしょうか。
うまく使えば、いいグランドカバーなのですけれどもね。
Commented by lapis at 2013-10-15 01:11 x
するめさん、こんにちは。
「ヴィブルヌム・ダヴィデイー」って書いてあっても、私にはまったくどんなプランツなのか想像もつかないです。
「ビバーナム」もこちらでは「ヴァイバーナム」なんですよ。
だから「ヴァイバーナム・ディヴィディアイ」っていう発音になります。
最後にiiって来ると、いつも「アイ」って発音になるみたいです。
なんかね、英語式のラテン語発音に慣れてしまっているせいか、カタカナ表記にはとんと弱くなりました。

日本では見かけたことがありませんよね。
ホント、地味だけれどいい味のテクスチャーのプランツですよね。
よくするめさんが言われるように、植物の好みが似ていますよね。
たぶん、二人とも本来は山野草が好きだからでしょうか。
Commented by wilmslow at 2013-10-16 13:58
こんばんは、lapisさん。
>ありふれたつまらないプランツになっている
まさにその通りです。。。。
こちらのシアトル周辺では70年代後半から80年代のランドスケープで頻繁に使われたということで、それこそどのお宅のお庭にもこのヴァイバ―ナムがありますし、公共の建物のランドスケープにも見られます!多分丈夫でしかも安価だからなのでしょうね。
5ドルもだせば、1ガロンサイズのものが買えます。
時々saleでbuy one get one freeでも手に入ります(汗)。

そして勿論、我が家にも広がり続けたこの方がたくさん!(笑)
Commented by lapisland2 at 2013-10-18 21:24
wilmslowさん、こんにちは。
相変わらずうっとうしいイギリスです。
昨日は花友とウズリーに出かけたのに、晴れていたかと思うといきなりの雨で、
しかも何回も!
予報は晴れるとのことだったので、傘を持っていなかったため、
途中で切り上げてなんにも見られずがっかりでした。

>5ドルもだせば、1ガロンサイズのものが買えます。
びっくり!
イギリスだと、小さい鉢のが9ポンドから12ポンドくらいですものね。
鉢(それとも土の量?)をガロンで数えるのも、なんだか面白いですね。
>buy one get one free
これも、スーパーみたいな売り方で、笑えます。
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