9月の庭仕事


9月になりましたが、日本はまだまだ残暑が続きそうですね。
こちらイギリスは、今年もまた夏らしい夏が来ないまま過ぎて行くのかしら
と思っていたのに、思いがけずいい夏になりました。

8月以降は雨も多くなりましたが、青空の見える日も多く、
植物だけでなく、動物や鳥や虫たちも久しぶりの夏を謳歌したようです。
気象庁の発表によると、2006年以来のすばらしい夏だったとか。

そして、9月に入ってからも2日間だけでしたが
真夏日が戻って来て気温が30度を超えました。
でも今日は雨になり、気温も昨日の半分以下に下がっています。
鳥たちも再び庭に姿を現し、初秋の訪れのようです。



ガーデニングのカレンダーでは、
秋から新しい年が始まると言ってもいいかもしれませんね。
そして、9月はその仕事始めの月でもあります。
これからやって来る暗くて長い冬のあとに巡ってくる春の庭を思い描きながら、
少しずつ準備をして行きたいものです。

コンポスト作りをやってみようと思っていらっしゃる方は、
秋は最適のスタート時期になりますよ。
コンポスト容器や麻袋など必要なものを、
木々の落葉が始まる前にそろえておくといいでしょうね。

まだコンポストや腐葉土作りをしたことのない方は、
ぜひこの秋こそチャレンジしてみて下さいね。
コンポストや腐葉土作りをしてみると、
自然界の循環する営みを実感することができると思います。

*できるだけ早い時期に、
イギリス式コンポストの作り方について書き込みたいと思っています。
(土作りに関しては、『菜園日記』の方への書き込みになります。)



a0208116_548582.jpg

                                    (Savill Gardenの晩夏のボーダーから)



☆冬までに定着するように、
 できるだけ早く耐寒性1年草の種まきをする
 (必要ならば、フリースやクローシェで保護する)
 キンセンカやニゲラ、poached egg plant(Limnanthes)など

☆ウォールフラワーやワスレナグサなどの2年草の苗を定植する

☆コルチカムの球根植え付け

☆秋植え球根を植えつける
 特にダフォディルやFritillaria imperialis などは早めに

*ただし、チューリップは11月まで待つこと!

☆芝生に小さい球根(クロッカスやフリティラリアなど)を植え込む

*リスが掘り返すのを防ぐために、
 植えた球根の上からワイヤーネットをかぶせるのを忘れずに!
 (普通のネットでは喰いちぎってしまう)

☆クリスマス用の水仙やヒヤシンスを植える
(preparedと書いてある球根を買うこと)

☆引き続きbedding plants の花がら摘み・水遣り・施肥を
 定期的にして、花期が秋まで続くようにする
   ↓
ボーダーの花が終わった所に多年草の鉢を置いたり、
プリムラやパンジーなどを植えて秋から冬までの間も
花が続くようにする

☆引き続き、種取りをする

☆花が終わった宿根草は、根元から刈り取って、コンポストに

*ゲラニウム、プルモナリア、ユーホビア、ぺオニーetc.

☆カメリアに水遣りと施肥を忘れずに

*イギリスの場合は、石灰分の多い水道水よりも
 溜めておいた雨水をやる方がよい

☆秋の嵐に備えて、支柱の点検をしておく

☆クライマーを植えつけるのに最適の月なので、
 植えつける場所を選び、土の準備をする。

☆ダリアも今月は最盛期になるので、花がら摘みを忘れず、
 支柱がしっかりしているかどうか確かめる
 毎週の施肥も忘れずに

☆クライミング・ローズ、ランブリング・ローズの花後の剪定をする
(剪定した茎を挿し木にも使える)

☆バラの黒点病やさび病の兆候のある葉は、
 すべて市町村の収集するグリーンビンに入れるか焼却し、
 下に落ちた葉もすべて拾って同じように処分する

*家庭のコンポストは温度がそれほど上がらないので、入れないこと!

☆植えてから3~4年経った宿根草は勢いがなくなるので、
 今の時期に株分けをする
 (ただし、粘土質の土なら春に株分けする方がよい)

☆ミクルマスデージー(アスター)はウドンコ病が発生しやすいので
 水遣りを忘れないようにする

*どうしても必要な場合は、2週間おきにオーガニックの薬剤を散布するが、
 ウドンコ病に耐性のある品種を選ぶようにした方がいい

☆挿し木やさし芽はまだできるので、早めにする

*耐寒性のない宿根草などのさし芽も今のうちに 
  ヒューシャ、パラゴニウム、ペンステモン、バーベナ、マーガレットetc.

☆外に出していたハウスプランツを室内に取り込む

☆ヘッジ(垣根)の刈り込みをする最後の月なので、
 寒くなる前にトリミングをしておく

☆夏の間にできた芝生のはげた部分に種を蒔く
 (今なら数週間で新しい芝が生えてくる)

☆冬までにコンポストの上下を入れ替える

☆クリスマスに使うホリーの実などにネットを掛けて、鳥から守る




☆池の管理

◎引き続き blanketweedやduckweedを取り除く

◎ホテイアオイやウォーターレタスなど、
 水面を覆っているプランツを間引いて数を減らす

◎増えすぎた水草も引き上げて量を減らす

◎枯れたプランツが水中に沈まないように、刈り取る

◎落葉樹の落ち葉が池に落ちるのを防ぐために、ネットを張る

*カエルなどの出入り口を確保するのを忘れないように!

◎冬に備えて、水温が低くなる前に魚に高タンパク質の餌を与えて、
 病気に対する抵抗力をつける

*隔日にフレークまたはペレットを、20分以内に無くなる程度の量を与える
 気温が下がり始めたら、餌の量を減らす

◎もし、新しく池を作る予定なら、今の時期に準備を始めるとよい 



☆Wildlife

◎8月下旬から鳥たちが庭に戻って来ているのと、
日が短くなり気温が下がってくるに従って、
北からの渡り鳥の数も増えて来るので餌の補給に気をつける

冬に備えてこの時期は高エネルギーの餌を用意する
ピーナツやナッツケーキ(いろんなナッツをラードで固めたもの)
、ヒマワリの種など。

*ピーナツはそのまま与えると喉に詰めて死ぬことがあるので、
必ずワイヤーネットのバードフィーダーに入れて与えること

◎ヘジホグ(ハリネズミ)も冬眠までに栄養補給が必要なので、
餌を準備する

◎ハチの数が異常に減ってしまったイギリスです。
どんなプランツがハチに喜ばれるかを考慮に入れて、
植えるプランツを考えるのも大切なことだと思います。

◎バードテーブルやバードバスをいつも清潔に保つ

◎バードバスや水飲み場の水を毎日取り替える





(これはイギリス基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
質問のある時は、どうぞお尋ね下さい。

また、ご自分のお住まいの地域に合わせて、
庭仕事の時期をずらしてくださいね。)

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by lapisland2 | 2013-09-07 05:55 | 今月の庭仕事 | Trackback | Comments(5)

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Commented by wilmslow at 2013-09-08 04:27
こんにちは♪
いつもこの「今月の庭仕事」を楽しみにしています。
まるで、お気に入りの雑誌の発売日を待っているような気分なんですよ(笑)。

lapisさんのこのポストを読んでから、「さぁ今月も庭仕事がんばらなくっちゃ」って腕まくりの気分になりました♪
>9月はその仕事始めの月
しかもこの気合いがはいる言葉!(笑)

株分けの時期ですね~。
昨年は色々株分けして大変だったので、今年はのんびりしようかなぁって思っていましたが、ディジーとかもう何年もそのままにしている場所もあるので、何とかしたほうがいいですよねぇ。
がんばって重い腰をあげます~(^^;)

ひとつ質問があるのですが、大きくなりすぎた柏葉アジサイを小さくまとめて、古い大きな枝は剪定したいと思っているのですが、いつくらいがいいでしょうか?
Commented by lapis at 2013-09-09 03:40 x
wilmslowさん、こんばんは♪
ワァ~、大変だ~!
毎月遅れないようにしないといけませんねぇ。

すべてできるわけではないのですが、備忘録がわりと、まあ書いておけばやり残していることなども分かるかしらと思っています。
書き込みが終わったら、庭仕事も終えたような気分になっていたりして。。。

柏葉アジサイの剪定ですが、イギリスのような寒冷地では普通は春にやります。(芽が動き始める前)
だから、シアトルでもイギリスと同じ時期でいいと思いますよ。
もし大きくなりすぎて、株そのものを若返らせるためにはパニキュラータ(ノリウツギの仲間)と同じような剪定でいいと思いますので、
根元の、前の年に延びた箇所のペアになっている部分の上でハードプルーニングをするといいだろうと思いますが、
柏葉アジサイは、パニキュラータに比べると少し耐寒性が弱いように思いますので、ほどほどに古い枝を選んで間引くやり方をされてはいかがですか。
(続く)
Commented by lapis at 2013-09-09 03:41 x
(続き)

確かwilmslowさんの所のカシワバは一重でしたよね。
一重の方が八重よりは強いらしいのですけれど、実は、私は2年前の厳寒の冬の後に一重のカシワバを根元からすべて強剪定して枯らしてしまいました。
幸い挿し木をしていましたので、よかったのですけれど。
そんなわけで、八重の方は恐る恐る花の下で切る程度にしています。

春先の気温やお天気を見計らいながら、やってくださいね。

念のために、挿し木をしておかれるのなら、今月中がいいですよ。
Commented by wilmslow at 2013-09-09 08:47
ありがとうございます、lapisさん!
「春先に気温や天気を見計らいながら」と、忘れないようにノートにメモしておきます。

念のための挿し木。。。
確かに仰る通り、しておくほうがいいかもしれませんね。
昨年は冬が完全に終わり春だなぁと思う頃、どかんと雪が降りましたし。。。。
挿し木は今月中なんですね。メモメモ。

ご丁寧にお答えくださってありがとうございました♪
あぁ、本当にlapisさんに実際お会いして、勉強会を開いてほしいくらいです!!
Commented by lapisland2 at 2013-09-12 07:08
wilmslowさん、こんばんは。
カシワバの剪定、うまくいくといいですね。

私も来春スモークツリーを強剪定しようかどうかで迷っているところです。
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