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謎のユリ1号と2号



買ったはずのないユリの花が、今年も咲いています。
植えたのは、確かにこの私なのですが・・・。

こちらでは、ユリの鱗茎は大きな箱に入って売られているのを、
勝手に選んで袋に入れてレジに持って行くシステムを採っている
ガーデンセンターがよくありますが、
そんなやり方では鱗茎が入り混じってしまうことも多いようで、
思ってもみなかった花が咲くことになってしまいます。


謎のユリ1号。
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実際の色はもっと濃いローズ色に、
ダークマジェンタを加えたような色で、
私のコンデジでは撮るのがとても難しい色をしています。

3年間同じ鉢の中にいますが、
最初の年は驚きの巨大な花を咲かせました。
なんと直径が25cm!
皮細工といってもいいような感じの花で、
しかもその数の多さたるや、狭い庭を圧巻するような存在で、
よほど捨ててしまおうかと思ったほどでした。

2年目は背がぐんぐん伸びて、なんと2m50cm!
花は少し小さくなったものの、今度は高さで周りを圧巻。
下の写真は2m50cmの勇姿。
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でも、こうなると、好みではなくても、
なんとなく行く末を見届けたくなるのが、人情と言うもの。



厳寒の冬を越して、吹きさらしの階段の上で強風や雪に耐え、
今年も花を咲かせましたが、
花数が減り、花の大きさもほどほどに小さくなり、
背丈も1mほどに縮んで、そこはかとなく可憐さも漂わせています。
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じゃじゃ馬鳴らしに遭って、鳴りを潜めてしまった元お転婆娘のようです。
でも、こうなってみると、見上げるような高さで大きな顔をして
咲いていた皮細工の跳ねっ返り娘が懐かしくなるのは、
なんとも勝手な言い分かもしれませんね。

さて、来年はどんな風になっているものやら、
恐ろしくもあり、楽しみでもあり。。。


そして、謎のユリ2号。
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これも、植えたはずのユリとはまったく違うものが出てきました。
オリエンタル・ハイブリッドではありますが、
なんとも奇妙な色の変化をします。
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咲き初めは濃い目のピンクで、徐々にまだら模様が入ってきて、
咲き進むにつれて、サーモンピンクに変わる頃にはまだら模様は消え、
最後にはクリーム色に変化して、散っていきます。
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謎のユリたちの品種名を探ってはいるのですが、
まだ確定できないでいます。
でも、謎は謎のままの方がいいのかもしれませんね。



by lapisland2 | 2011-08-11 23:56 | Bulb/Corm/Tuber/Rhiz